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マーケティングの本質

どうすればモノが売れるのか…というのが
あまりピンときていません。らるです。

今日は、マーケティングのお話です。

マーケティング…という言葉は
少なくともどこかで聞いたことが
あると思います。

マーケティングがうまくできれば
きっと物がよく売れるんだろうな…

漠然としたイメージを持っている人も
多いでしょう。

しかし、実際のところ
マーケティングがどういうものなのか?
というのは、わからない人も
多いのではないでしょうか?

私も、それがよくわからない人間の一人です。

今日は、そんなマーケティングについて
こちらの本から紹介します。


マーケティングの本質

マーケティングの本質というのは
とてもシンプルで

マーケティングの本質とは「売れる仕組みを作ること」です。

森岡 毅. USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門 (角川書店単行本) (p.74). 株式会社KADOKAWA. Kindle 版.

「売れる仕組みを作る」
それがマーケティングだというわけです。

確かに、言われてみればその通りですね。

じゃあ、次に気になるのは
「どうやって作るの?」という話ですが
それは…

どうやって売れるようにするのかと言うと、消費者と商品の接点を制する(コントロールする)ことで売れるようにするのです。
 コントロールすべき消費者との接点は主に3つあります。

(1)消費者の頭の中を制する。
(2)店頭(買う場所)を制する。
(3)商品の使用体験を制する。

森岡 毅. USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門 (角川書店単行本) (p.74). 株式会社KADOKAWA. Kindle 版.

消費者の頭の中
買う場所
使用体験

この3つを制せば、
マーケティングはうまくいく…
というわけです。

特に、最も大切なのが
「消費者の頭の中」だということで

今日はここを簡単に紹介していきます。


認知率とブランドエクイティー

「消費者の頭の中」を
制するために必要なポイントは
2点です。

1つ目は認知率

これは、わかりやすいですね。

人は「知らないものは買いにくい」
という話です。

まず、知っている人の率を上げていくことが
大切だということですね。

昔ながらのTVCMもこのための一つですし
店頭での認知…という場合もありますし
SNSでの口コミ…というのもあります。

手段はさまざまにありますが
これらをどう組み合わせて使っていくかが
マーケターの腕の見せ所
というわけですね。

2つ目がブランド・エクイティー

横文字が出てきました。
こちらの意味は

消費者の頭の中にある
ブランドに対する一定のイメージ
 のことです。

このブランドイメージを作り
消費者の頭の中に「選ばれる必然」を
作ることが、マーケティングの
最大の仕事
といえるわけです。

具体的にはどういうものなのか

本書には、このブランド・エクイティーの例が
紹介されていますので引用します。

 例えば、「メルセデス・ベンツ」というブランドを思い浮かべて下さい。どのようなイメージが想起されるでしょうか?高級車、ドイツの技術力、三ツ星のエンブレム、黒い色、お金持ちが乗っていそう、ちょっと怖い人も乗っていそう……。それらは全てメルセデス・ベンツのブランド・エクイティーです。「吉野家」はどうでしょうか?牛丼、オレンジの看板、はやい・うまい・やすい……。思い浮かんだ全てがあなたの頭の中にある「吉野家」のブランド・エクイティーです。

森岡 毅. USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門 (角川書店単行本) (p.76). 株式会社KADOKAWA. Kindle 版.

ベンツと吉野家の例を
紹介しました。

たしかに、
高級車と言えばベンツ
牛丼と言えば吉野家

…と、私も自然に頭に浮かんできます。

これが、ブランド・エクイティーが
しっかりと築かれているということ
なんだな…と
実感できますね。


まとめ

マーケティングでは

(1)消費者の頭の中を制する。
(2)店頭(買う場所)を制する。
(3)商品の使用体験を制する。

この3点が大切。

特に大事なのは

(1)消費者の頭の中を制する。

であり、
・認知率の向上
・ブランドエクイティーの確立

この2点が重要ポイントである。



こうして、マーケティングの
本を読んでいると
「私たちの購買行動って
こんな風にコントロールされているんだな…」と
しみじみ感じさせられます。

売る側を目指すにしても、
売られる側であり続けるにしても
こうしたカラクリはきっちり理解して
おきたいものですね。

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