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OVER THE SUNのおかげで自分を認められるようになった話

私は6年前(20代前半)に小嶋陽菜さんに救われた話を書いたのですが、
30代目前の現在の私は「OVER THE SUN」というコンテンツのおかげで自分を許せるようになり、生きやすくなった話を綴ろうと思います。
(ちなみに現在も小嶋陽菜さんのファンであり、彼女が手掛けるブランド「Herlipto」は大好きでよく着用しております)

「OVER THE SUN」に出会ったきっかけ

私が「OVER THE SUN」に出会ったのは、立ち読みしていた雑誌の記事でポッドキャストが取り上げられており、著名人たちが自分の好きな番組を紹介していたときのこと。その中で元TBSアナウンサーの宇垣美里さんが「OVER THE SUN」を紹介していたことがきっかけです。
私は宇垣さんのさっぱりした性格がとても魅力的に感じており、彼女のことを認識していましたが、そもそも当時の私はポッドキャストの存在も知りませんでしたし、もし宇垣さんの存在を知らなければ、きっとスルーしていたかと思います。宇垣さんには頭を向けて寝ることが出来ません。

とりあえず聞いてみる

上記で述べたように、私はポッドキャストの存在も知らなかった人間なのでどうやって「OVER THE SUN」を聴いたら良いかも分かりませんでした。「ラジオのようなもの?それじゃあリアルタイムで聴かないとだし、とりあえず聴きたい時はどうしたら良いの?」と令和で生きる人間とは思えないほど何も知りませんでした。
その為まずはYoutubeで検索。(良いか悪いか別として)「OVER THE SUN」の過去回をYoutubeに投稿している方がいたため、試しに聴いてみることが出来ました。
(きっと雑誌に「ポッドキャストとは」など説明があっただろうに、まったく確認していない辺りに性格で出る)

で、本編を聞くわけですが視聴したのは確かEp82。とある企業の方は眉毛の形を上司の一言がきっかけでハの字にしている話でした。誰かに言われた一言ってずっと刺さることがあってそれが言われた本人にはずっと影響したり、頭に残るよねと言う話だったのですが(そう解釈している)、この時自分も経験があるなと共感をしました。加えて共感するだけじゃなくて、当時の嫌な記憶も蘇ってきました。
「嫌な記憶が蘇る」と観ると一見良くないように感じますが、これが必要だったのです。
嫌な言葉、意地悪な言葉ををかけられたときって相手が悪いことが殆どなのに、そういう時こそ特に「自分が○○だから」と自責にしちゃうことが多いじゃないですか。でもスーさんと美香さんは「あなたは悪くないんだよ」「そんな言葉をかける相手が悪いんだよ」と寄りそってくれるのです。(ちょっと宗教チックな表現になりますが)
スーさんはこのエピソードのなかで「若い子たちの棘をピンセットで抜く仕事がしたい」と話しているのですが、本当にその通りで自分の中に眠っていた棘をあえて表に出して抜いてくれる、そんな番組です。

全部聴く

そんなわけで、すっかり「OVER THE SUN」にハマってしまった私はこの時すでにEp100以上ありましたが、Ep1から全て聴くと言うことをはじめます。ハマったコンテンツが「聴いても聴いても終わらない」「最新回は毎週更新される」と言う環境。控えめに言っても最高でした。「何言ってるんだ」と一人でゲラゲラ笑ったり、時には互助会員さん(OVER THE SUNリスナー)のメールを聴いて一緒に泣いたり、自分以外の誰かも悩んだり苦しんだりしているんだと分かると自分も頑張ろう、挑戦してみようと感じさせてくれます。

また、スーさんと美香さんは私より20個ほど先輩なのですがその年齢になっても何かに楽しんだり、ワクワクしたりできるんだと思うとこの先の人生もずっっと楽しいものだと感じさせてくれるのもこの番組の魅力です。
無敵だった20代前半「私以外全員クズ!」くらいの精神で生きており(最低)20代後半になることに怯えていたこともありましたが、変なプライドも捨てて諦めることを覚えた今の方がずっと楽しいし、「OVER THE SUN」に出会った今、これからの人生もずっと楽しみに思っています。

自分を認めて許してあげることでグッと生きやすくなる

私は今まで過去の失敗や悲しかったことは心の奥に蓋をして閉まっていました。その方が生きやすかったので。たまに怖いもの見たさで蓋を開けるんですが「なんであんな風に言ってしまったんだ」とか「こんな言い方しなくてよかったのに」とか、思い出すと自分を責めることしかできないんです。
ただ、スーさんと美香さんが寄りそってくれること、互助会員の方もどこかで失敗したり悩んだりしていることが分かると「当時は仕方なかったよね」と「あの経験があるから今活かせたよね」など、蓋を開けて傷を表に出して治療をすることができるようになりました。少しずつ自分で自分を許せるようになったんです。私の絶対的味方で居てくれるのは私しかいないんだから、私は私の背中をさすってあげられるようになろうと。
傷の治療ができるとあの時やりきった自分を好きになったり自信が持てるようになり、生きやすくなります。
20代私なりに頑張って走ってきましたが「OVER THE SUN」に出会ってきちんとクールダウンをして30代を迎えられそうです。


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