見出し画像

見返したい名試合 -2005年F1日本グランプリ-

今年の人生ビンゴの目標で毎月一本noteを投稿するというのをやっています。
一年を折り返して早々,ちょっとネタ切れ感…
事前に書くネタは色々挙げてるんですが,まだ準備ができてなかったり気持ちが乗らなかったり…
どうしようかなと思ってるところにnoteのトップで”#見返したい名試合”というタグを見つけました。
今回はこのタグに乗っかっていきたいと思います。

チームスポーツを観る方には大体贔屓のチームがあると思います。
僕の場合,そこそこ色んなスポーツのニュースとかにはチェックを入れるんですが,贔屓のチームというのが存在しません。
チームよりも,突出した個人にばかり注目してしまうという感じです。
テニスならフェデラー,ナダル,ジョコ,サッカーならメッシ,ロナウド,イブラ,バスケならレブロン,カリー,ドンチッチ,MotoGPならロッシ,マルケス,最近なら野球でオオタニサンとか,すごい個人のスーパープレーを見るのが好きで,大概のスポーツで”にわか”です。
なので広島人ですがカープには興味がなかったりします。

じゃあ好きなチームが無いなら好きな好きな選手は誰かと言われれば色々いるんですが,一番を選ぶならF1のキミ・ライコネンです。
F1,地上波での放送も無くなっちゃって根強いファンはいるけど,日本ではメジャーなスポーツって感じはないし知らない人の方が多いですよね多分…
クールでイケメンでとにかくバカっ速で,だけどマシンがよく壊れて勝ちきれない不運さ,表彰台でシャンパンファイト前に必ずごっくんするところ,無線での口の悪さ,モニョモニョ喋るインタビュー,モナコでリタイアしたと思ったら自分のクルーザーで酒呑んでるとこをすっぱ抜かれた挙げ句足を滑らせて海に落ちたり(笑),どんな一面も大好きでした。

僕がF1を観始めたのは2005年のシーズンです。
ちょうどシューマッハ王朝が終わりを告げた年で,アロンソとチャンピオンを争ったのですが,不運も多く残念ながら敗れてしまいました。
2位に終わったものの,チャンピオンになったアロンソではなくとにかく速くてドラマチックなレースをするライコネンに夢中になったものです。
特にこの年の日本グランプリは劇的な展開で,今でも伝説として語り継がれているレースです。

予選

F1を知らない方のために一応説明をすると,いきなりレースをするのではなく,予選をしてどの位置からスタートするのかを決めます。
この予選のやり方は時代によっても違うんですが,当時は一台ずつ順番に一周走ってそのタイムが速い順というかなり分かりやすいルールでした。
この年,ライコネンは惜しくもチャンピオンを逃すものの,間違いなく一番速いドライバーでしたが,天候に恵まれず20台中17番手からのスタートに…
(YouTubeにダイジェストがありましたが,アスペクト比で時代を感じる…)
というかレース展開が劇的すぎて全く覚えてなかったんですが,トヨタ&ホンダが母国グランプリでフロントロー(1番グリッドと2番グリッド)独占っていう,日本人としてはかなり熱い状況だったんですね。

レース

鈴鹿は抜きにくいことで有名なサーキットということもあり,17番手スタートということでいくらライコネンが速くても流石に今回はだめだと思いました。
その予想を覆し,一周目で5つポジションを上げると,その後もファステストラップを連発して一人だけ全然違うレベルの速さでガンガン追い上げていきました。
他のドライバーよりラップタイムが2秒とか速かったと思います。
ピンと来ない方のために補足すると,コンマ数秒で結構な差があるっていう世界で2秒速い状態です。
そしてついに…
この先は動画でどうぞ!
(note上では再生できないようなのでYouTubeで…)
青いマシンを追いかけてるグレーのマシンがライコネンです。

Kiitos(ありがとう) Kimi!

このレースでF1に夢中になってその後もF1を観続けていたといっても過言ではないと思います。
2014年以降は観なくなってしまったんですが…
V6エンジンの音に萎えたのが一番だけど,ライコネンがラリーに行ったり,帰ってきてもレッドブル王朝時代で勝てなかったりっていうのも観なくなった一因だと思います。
めちゃくちゃ速いレッドブルとベッテルも嫌いじゃなかったんですけどね。
ブロウンディフューザーとか技術的な部分も面白かったし。

ライコネンですが,昨年限りで引退しました。
ニュースで聞いた時にはとても寂しい気持ちになりました。
キャリアの終盤は観てなかったので知らなかったんですが,最多出走記録を保持しているようです。
ファステストラップ獲得数も歴代3位と,まさに記憶にも記録にも残るドライバーでした。
Kiitos Kimi!


この記事が参加している募集

見返したい名試合

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?