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シティリーグS4優勝 パオジアンex備忘録(全文無料)

*はじめに

山口県でポケモンカードを嗜んでおります伊藤と申します。2024/4/27にカードキングダムイオンタウン周南店で開催されたシティリーグS4にて優勝することが出来ましたので、当記事を作成した次第です。
気づいたことがあれば今後も追記していこうと思います。

*デッキ選択経緯

現環境、どのデッキに対しても不利な対面が存在すると考えております。その中で、パオジアンのみパワーでゴリ押すことが可能だと考えパオジアンを使用しました。

*デッキ解説

○ポケモン
・パオジアンex 2
下記の強みがあるため、3枚採用も検討できます。
①スタートしやすくなるので、わななくれいきによって、デッキの圧縮を序盤から行える
②セグレイブを作れなくても、手張り2回で120ダメージを出せる(サイドを先行したい対面で有効)

・セビエ(HP60-70) 2-1
こいつとの出会いは少し前です。ロストマイン60-60でセビエ-ビッパが狩られるのが嫌で主にロストバレットのメタカードとして採用しておりました。シティリーグ当日の段階では、ドラパルトがここまで増加するとは思っていなかったためこの2-1の配分ですが、今なら全員70セビエというのも理にかなっていると思います。70セビエを採用しない方は逃げエネ2を毛嫌いしすぎな傾向にあると思っていて、パオジアンというデッキは"早めに攻撃出来なかったこと"よりも、"面を展開せずに慌てて攻撃した結果負ける"パターンが多いと思っています。また、ゲーム中盤以降は逃げ2のセグレイブやビーダルができる為、70セビエは縛られる対象にならなくなる上、面に逃げ1の輝くゲッコウガがいる場合、逃げ1のセビエが必要な場面はほとんど無いと考えています。

・セグレイブ 3
4枚は多い。

・ビッパ 2
3枚の構築もたまに見かけますが、3体をベンチに置く機会がほとんど無いため2枚採用です。ヒスイのヘビーボールによってビッパをサイドから回収出来るため、ほとんどの試合でビーダル2体をベンチに置く事ができます。
(また、現在はドラパルトの数が多いため70ビッパの採用も検討すべきです。)

・ビーダル 3
引き込みやすくする為。ビーダルが早めに着地することにより、序盤からハイパーボールやスーパーエネルギー回収のコストに困らなくなります。
また、ビーダルはビッパと異なりサイドを取得することでしかサイドから回収できないという理由もあります。

・輝くゲッコウガ 1
最強カード。抜く理由無し。

・テツノカイナex 1
サイドを2-2-2と進めるのが理想の為、最初の2を刻むために使います。
対ロストにおいてテツノカイナを起動させると、こちらがごっつあんプリファイした後相手はロストマインをすると、ごっつあんプリファイで再びサイドを2取られてしまうためロストマインを宣言されなくなります。(ビッパがビーダルに進化できていない時に有効)

○グッズ
・ネスト-ハイパー-ポフィン(4-4-4)
パオジアンというデッキはハイパーボールに加え、スーパーエネルギー回収を使用する関係上、常にトラッシュするコストが必要です。4-4-4採用によって序盤の安定感を向上させられる上、常にハンドにコストがあるという状態が強いと考えたためこの枠は譲れません。

・ふしぎなアメ 4
拘りポイントです。
①単純にセグレイブに乗りやすくなる
②デヴォリューションが致命傷では無くなる
③若干ビワに対しての恐怖心が軽減される
という利点があります。

・スーパーエネルギー回収 4
攻撃に必要なので抜けません。

・すごいつりざお 2
スーパーエネルギー回収で4エネ+竿でエネを2枚山に戻す→わななくれいきで2エネ 計6エネで360出す という動きを頭に入れておきましょう。

・大地の器 2
ごっつあんプリファイを宣言しやすいように、山から雷エネを持ってくる役割を担っています。序盤に雷エネルギーに触れた場合、腐ってしまうのが玉に瑕。

・ヒスイのヘビーボール 1
ゲッコウガやテツノカイナの救出、ビーダルを2体ベンチに置きたい関係上必須。

・キャンセルコロン 1
初動のノイズ札である事は否めないが、カイのおかげでサーチしやすく、相手の面にマナフィがいたとしてもキャッチャーと併用してサイドを2枚取れる(且つシステムを破壊してイージーウィンを狙える)、ハバタクカミの特性を無視できる、ミミッキュを処理しやすくなる等、いぶし銀な1枚。

・プライムキャッチャー 1
他のエーススペックがパオジアンというデッキに適していない。

・カウンターキャッチャー 1
最もノイズ札になりやすいと感じる1枚だが、捲りのプランを取る際と、出遅れを誤魔化すために採用。
ボスの指令での代用を検討できるが、グッズなのでカイによってサーチできるという事と、ポケストップで引ける点を評価。

○サポート
・カイ 4
必須

・暗号マニアの解読 2
単体では強い札とは言えないが、隠し札、ポケストップ、ビーダルとの相性が非常に良く、いずれかと組み合わせると好きなカードを2枚サーチできる強力な札となる。

○スタジアム
・ポケストップ 2
中~終盤以降山にある欲しいグッズを引きに行く札。また、崩れたスタジアムのストレスが大きい為、最低限割れるように2枚採用。

○エネルギー
・基本水エネルギー 8
ここの枚数は人による好みの違いだと思います。

・基本雷エネルギー 1
ごっつあんプリファイを宣言する用。月光手裏剣や、セビエのたいあたり、逃げるを使用する時は無理やり手張りして使うことで、水エネを+1枚できるので意識する。常にごっつあんプリファイできるように、早めにトラッシュに落としておく必要がある。

*各対面についての立ち回り

○ドラパルト
前提として、セグレイブライン(セグレイブ、セビエ)を枯らされない事が最も大切です。
なので、下記のいずれかの状況を常に作っておくことを意識します。

①セグレイブ&70セビエという形でベンチに置く
ボスの指令でセグレイブを呼び出されたとしても、ルチャブルがいなかった場合ファントムダイブでセグレイブラインが枯れるのを防ぐことが出来る。

②セグレイブを2匹置く(アメ4が山にあるか確認する必要がある)
セグレイブを2体作るとデッキの残りアメの枚数が2枚。←のアメ2枚使用した段階でサイドを2取っておけば、デヴォリューションを喰らったとしても残りのアメ2枚でサイドを2-2で取って勝てる。

③セビエを3匹置く
ベンチが狭くなってしまう(ドロソであるビーダルを置けなくなってしまう)ので、終盤の手札干渉に対して弱い面になってしまうが、中盤でセグレイブラインが枯れることを最も危惧すべきことなので、対ドラパルトにおいては有効なプラン。

○リザードン
1枚目のサイドを取る<ビーダルを2体用意する くらいビーダルの育成が重要となってくる。サイドを2枚先行されたとしても、面のポケモンを非エクのみにし、月光手裏剣でサイドを2進められれば、相手はサイドを2枚取れないターンを作ることができるため、サイド差2枚までは許容できる。↓が詳細です。

○ルギア
月光手裏剣で90をルギアに乗せる→ごっつあんによって、サイド差が2付いても追いつける。ごっつあんプリファイを打ってくるレガシールギアにおいても、サイド差1から捲れる。その上、ルギアVのかぜよみやチラーミィのなかまをよぶから展開してくるケースもあるため、気持ち有利という印象。序盤にゲッコウガ、セビエ、セビエの面を作ってしまうと、相手のミュウexに月光手裏剣をコピーされてセビエが枯れるというのはケアしたい。

○ロストバレット
序盤はパオジアンやセグレイブでサイドを取り進め、中盤以降はビッパ、ビーダルがロストマインで倒されやすい為、積極的にごっつあんプリファイを宣言したい。(テツノカイナの採用理由で記載した通り)また、セグレイブの160というHPを乗り越えにくい為、最序盤or最終盤はセグレイブを押し付けるプランも有効。
カウンターキャッチャーを駆使して、バスターテールをテツノカイナ、トドロクツキ等に当て、カウンターキャッチャー→ごっつあんでサイド3を取得して捲るプランもある。

○ロストギラティナ
月光手裏剣を打たれてゲームが終わる展開が多いため、打たれる前に片方のセビエをセグレイブに進化させるorセビエを3匹置く のどちらかを行う必要がある。ロストギラティナは序盤にHP220のパオジアンを倒す事が難しいため、最序盤に押し付けて行きたい。また、ロストバレット同様ロストマインを打たせないようにテツノカイナを押し付けるプランが有効。

○おわりに

パオジアンはカードの使用する順番やプランニングが少し複雑なデッキとなっており、一朝一夕で扱えるようになるデッキではないと思います。パオジアンで勝ちたいのなら、多少練習時間を確保する必要があると思います。
記事の内容に関わらず、質問等ございましたらXのDMまでご連絡ください。

みなさま良いポケカライフを!

2024.05.03

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