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話してくれない相談者との辛いロープレ

ロープレで相手に話して貰えない、何を聴いたらいいのか分からない、こんな経験があると、とても苦痛で、克服するのも大変だったりしますよね。
実務だとある程度の方向性があり、意外と対処できたり辛抱できたりする、、けどロープレだとなぜか苦しいものです。
キャリアコンサルティングを学んでいるとこんな経験がある人は多いのでは。

話して貰えないロープレの経験
私自身、国家資格キャリコンの養成講座を終え、自主勉強に入った最初のロープレで「何を質問したらいいのか」「どう進めたらいいのか」そんなことを考えていて、話が続かない…、話してもらえない…、質問攻めで関係崩壊…、格好悪い…がっくりな経験をしました。力不足でしたね。
そして何年も経験を積んでいるはずの1級技能士の勉強会のロープレで同じ失敗をします。この時も「何を質問したらいいのか」「どう言えば納得してもらえるのか」ということを考えて、話をしてもらえない、話が続かないロープレでスランプになりました。
意地悪か?いやいや、こんな失敗はたいてい相手より自分に意識が向いて自分本位の時に起きます。

どうやって克服するか
そんなロープレの苦しみを経験すると悩みますし、引きずりますし、何かを変えないと克服できなかったりします。だからこそ成長できるチャンスです。
私の経験談ですが、国家資格キャリアコンサルタント受験前は「こちら主導で質問しない」で「伝え返ししかしない」を意識して練習して克服しました。ペーシングであり、基本的傾聴の連鎖ですね。おかげで今でもほとんど伝え返しで、質や深みは成長できたのではないかと思います。
で、1級技能士受験前の失敗の時は「粗探しをしない」「説得しない」で「分かってあげよう」に意識を変えました。ワンダウンポジションであり、支持的機能ですね。
いずれも、えっ!?と感じる人はいるでしょうが、私なりにスランプを克服したポイントですので、迷ってる人は試してみてください。

知識やスキルより意識 
共感的理解をしなさい、ペーシングしなさい、感情を捉えなさい、受け止めなさい、などなど王道で正しいと思えることほど体現するのは簡単ではないです。標準・熟練・指導のレベルの違いはここにあると言っても過言ではないです。 
スランプやプラトーを克服して成長実感を得らるかどうかの第一歩は課題を認識すること。
そして課題に気づいたら思い切って止める、変える、足すの意識を持ちましょう。意識していないと折角の知識とスキルが台無しですから。

1級キャリアコンサルティング技能士 河口忠夫https://rapport-yamaguchi.jimdosite.com


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