見出し画像

COVID-19と植物ベースの食事の関係性についての最新研究

植物性の食事を取り入れることで、COVID-19の発症率や症状の重さを軽減する可能性が示されています。特に、植物ベースの食事には抗酸化物質やポリフェノールが豊富に含まれており、これらが免疫システムを強化する一因と考えられます。

この結果は健康的な食生活が私たちの病気への抵抗力を高めることを示唆しています。私自身、食事は単なる栄養摂取にとどまらず、健康状態や病気の予防にも大きな影響を与えると考えます。もしCOVID-19を含む病気のリスクを減らすために何か一つ改善できるとすれば、それは「食生活」もおおきなウェイトを占めると強く思います。植物中心の食事を取り入れることは、自分自身の健康だけでなく、地球環境にも良い影響を与える重要な一歩であると考えます。

以下、参照です。

この研究は2022年3月から7月にかけて行われ、成人702人が参加しました。参加者は食生活やライフスタイル、COVID-19ワクチンの接種状況などについて回答しました。その結果、肉をあまり食べない植物性群278人と、肉をよく食べる雑食性群424人に分けられ、それぞれのCOVID-19の発症率と症状の重さが比較されました。

分析の結果、植物性群の方がCOVID-19の発症率が明らかに低く(39.9%)、また、中~重度の症状を経験した人の割合も少なかったことが分かりました(11.2%)。一方で雑食性群では、発症率が51.6%、重症率が17.7%と報告されています。

この差はなぜ生じるのでしょうか? 研究チームは、植物ベースの食事が心臓の健康を向上させ、血圧を下げる効果があり、これが免疫システムを強化し感染症に対する抵抗力を高める一因となっている可能性を指摘しています。植物ベースの食事には、抗酸化物質、フィトステロール(植物ステロール)、ポリフェノールなどが豊富に含まれており、これらの成分が免疫機能にプラスの影響を与えると考えられています。

また、植物性群には高学歴の人が多く、肥満率が低いこと、身体活動が活発であることも、健康的なライフスタイルが感染リスクを減らす要因として影響している可能性もあるとの事です。

この研究はあくまで相関関係を示しており、植物ベースの食事が直接COVID-19のリスクを減らす因果関係を証明したわけではありませんが、肉や他の動物性食品の摂取を控えることが、新型コロナウイルスへの抵抗力を高める可能性を示唆しています。

この研究から、私たちは日々の食生活がどれほど重要かを改めて認識することができます。食事はただの栄養摂取以上の意味を持ち、病気への抵抗力や全体的な健康状態に大きな影響を与えるのです。もしCOVID-19を含めた病気のリスクを少しでも減らすために、何か一つ改善できることがあるとすれば、その一つは「食生活」かもしれません。植物中心の食事を取り入れることは、私たち自身の健康はもちろん、地球の健康にも貢献する一歩となるでしょう。
(参照)
2024年01月12日 06時00分サイエンス 
ベジタリアンや植物ベースの食事をとる人は新型コロナを発症するリスクが低いという研究結果

#健康
#健康管理
#コロナウイルス
#ヴィーガン
#ベジタリアン
#食生活
#抗酸化物質
#プラントベース
#ビーガン


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?