見出し画像

立腰教育の根拠について

個人的見解


今日は教育面と健康面で期待される「立腰」について少し書いてみたいと思います。
人によっては「座禅」となると何かとっつきにくい、イメージを持っている方でも、腰骨を立てる座り方=「立腰」となると、座禅の前段階としてとてもポジティブに捉えられるように感じます。
 
私は今一度、健康増進法としても期待される、この立腰教育の価値を現代でも見直すべきだと考えます。この教育法は、単なる姿勢の正しさを超えて、人格形成や精神的成長に深く関わると考えます。立腰を通じて内面的な自制心や責任感を育み、日常の簡単な行動の積み重ねで子どもたちに根本的な人間性や社会で生きていく上で必要な基本的な行動を身につける土台になると考えます。
 
特に、人間としての根幹を育てるためには、このような伝統的ながらも実践的な教育方法が今一度、考えられるべきなのかもしれません。
 

以下参照


現代教育の中でしばしば忘れ去られがちな、しかし極めて重要な教育法が存在します。それは「立腰教育」と呼ばれるもので、古い時代から伝わる教育方法ですが、その真価は今日でも十分に発揮されうるものです。立腰教育に対する誤解がありますが、この方法は単に外見や形式に重きを置くものではなく、むしろ内面の育成に主眼を置いています。
 
立腰教育は、腰骨を正しく立てることから始まり、挨拶や返事、靴の整頓、時間の厳守といった日常の小さな行動を通じて、目に見えない心の成長を促します。九州大学名誉教授である池見酉次郎氏によれば、この教育方法は体と心が一体となるセルフコントロール法としても非常に有効であるとのこと。池見教授は森信三先生の立腰道に大きな感銘を受け、現代人にも容易に取り入れられる健康増進法として推奨しています。
 
さらに、森信三先生自身は立腰教育が根性や我慢、主体性を養うための極秘伝であると説いています。この教育法を通じて、性格がしっかりとした子どもを育てることが可能であるとされています。その効果は、青森県の相内小学校で実践され、健康優良校日本一にも輝いた実績があります。
 
相内小学校の大庭茂校長は自著で、体育、知育、徳育を一体化させる教育の重要性を説き、それが真の人間教育につながると述べています。「心身を調和させる」という考え方は、ゲーテや日本の文豪たちも同様のことを説いており、思考と身体活動の一致がいかに重要かを教えています。
 
このような伝統的ながら革新的な教育アプローチは、現代教育が直面している多くの課題に対する一つの解答となり得ます。立腰教育は、形式にとらわれず、その精神を理解し実践することで、子どもたちの内面的成長を促し、強くてたくましい次世代を育て上げることができるのです。この教育法の本質を理解し、適切に取り入れることが求められています。
 
参照
仁愛保育園
立腰教育について 立腰教育の根拠について
2022-06-04


 
#健康管理
#健康法
#座禅
#保育
#教育
#健康
#姿勢

 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?