小夜

エッセイ 小説 詩 心理学 名越式性格分類ゼミ(体癖 初段認定)心理学や体癖を背景とし…

小夜

エッセイ 小説 詩 心理学 名越式性格分類ゼミ(体癖 初段認定)心理学や体癖を背景とした小説、ちょっとホラーな小説、詩、散文のような小説 難病(クローン病とストーマ)体験談 いろいろ書いていけたらなぁと思います。*詩・小説はフィクションです*もしよかったらフォローしてください。

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記事一覧

体癖小説「雨宿り」⑨

 飲み会に行く前は、  今日は、ニシナさんが、みんなとたくさん話せるように、悩み事なんかも打ち明けられるように、もっていくんだ!  なんて決めていたのに。まあ、…

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小夜
7時間前

体癖小説「雨宿り」⑧

 結局、どこにも寄らずに、帰宅した。  なんだか、あたしの部屋って、色が多すぎる!なのにカラフルハッピー!って感じじゃない!……そっか、片付けてないからだ…。い…

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小夜
1日前
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初めての映画館

 ものごころが付く前、家族みんなで初めて映画館に行った時のことを書こうと思う。  鑑賞した映画は、「ハチ公物語」である。  その頃、短い間ではあったが犬を飼って…

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小夜
2日前
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体癖小説「雨宿り」⑦

 やっぱ「名刺といえば、こういうカンジですよね。シンプルだけど、マークとか、かっこいいです。ありがとうございますっ!」  「わたしも趣味で作っているものがあるか…

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小夜
4日前
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体癖小説「雨宿り」⑥

 「ニシナさんみたいに、滅多にミスをしなくて、いつもきっちり仕事してくれる人がいるから、あたしも助かってるし、会社もそうだと思います、ニシナさんがいることで、み…

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小夜
6日前

体癖小説「雨宿り」⑤

 「文房具集めが趣味の一つなんですよね~」  ニシナさんは、少し恥ずかしそうに言った。  「だからカレンダーも3つ貼ってあるんだあ」    あたしは、もう一度カレン…

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小夜
8日前

体癖小説「雨宿り」④

 「はい、座って座って」  と言いながらニシナさんが先にソファーに座ってくれたので、あたしも座った。  「すっごくキレーな部屋ですね・・・カレンダーも、おしゃれ…

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小夜
10日前

体癖小説「雨宿り」③

 2人で階段をのぼる足音だけが、しばらく響いていた。  ニシナさんのテンポとあたしのテンポは全く合わず、不思議なリズムが刻まれていた。  正直、ニシナさんは毎日こ…

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小夜
2週間前
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体癖小説「雨宿り」②

 その瞬間、手に大粒の雨が落ちてきて、あたしは空を見上げた。雨粒は、みるみるうちに、たくさん降ってきた。  「これきっとゲリラ豪雨」  とニシナさんが言った。  …

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小夜
2週間前
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体癖小説 「雨宿り」①

 会社を出たら、少し前をニシナさんが歩いている。  どうしよう…追いついて、話しかけてみようか…?それでどうする?一緒に帰る?えっ、仕事の用件以外ほとんど話した…

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小夜
2週間前

春の訪れ

 家族でお出かけしてきました🌸  まずは、娘の希望で、モスバーガーとスタバへ。娘が修学旅行で気に入ったキャラメルフラペチーノを、私も買い求めて飲んでみました。 …

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小夜
3週間前

オッペンハイマーを観て

 昨日、夫と映画館に行き、「オッペンハイマー」を観てきました。  最初の1時間くらいは、いろんなシーンを切り取った予告編を観ているような感じがして、映画はもう始…

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小夜
4週間前
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ひさびさに

 しばらく更新していませんでしたが、久しぶりに投稿してみます。  とりあえず、ファーニヤはこんなに大きくなりました😻  娘も受験の年で、なんだか、母親のわたしも…

小夜
1か月前

ファーニャ、自動車に乗る、の巻⑤

それから、これはゴールデンウィーク中の出来事ではないのですが、先日、ファーニャが自分の部屋(ゲージ)にいる時に、蜘蛛を見つけたのです。    私はその時、ゲージ…

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小夜
6か月前
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日記 2020年2月5日編

 2020年(令和2年)の日記を紹介します。誹謗中傷についてです。  SNSの中傷について  最近は取り締まるようになってきたり、訴える人も多くなってきた。何故、訴…

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小夜
10か月前
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ファーニャ、自動車に乗る、の巻④

③の続きです  「猫」も、「ファーニャ」も、名前といえば名前。  どっちにしても名前で呼んでいるにゃー🐈今後も「猫」と呼んでしまう時は、来るのか?そしてそれはい…

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小夜
10か月前
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体癖小説「雨宿り」⑨

体癖小説「雨宿り」⑨

 飲み会に行く前は、

 今日は、ニシナさんが、みんなとたくさん話せるように、悩み事なんかも打ち明けられるように、もっていくんだ!

 なんて決めていたのに。まあ、あたしらしいと言えばあたしらしい……。

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体癖小説「雨宿り」⑧

体癖小説「雨宿り」⑧

 結局、どこにも寄らずに、帰宅した。
 なんだか、あたしの部屋って、色が多すぎる!なのにカラフルハッピー!って感じじゃない!……そっか、片付けてないからだ…。いろんなものが散らばってるもんね。あーあ、でもこれがあたしの部屋だ。昨日まで、これで当たり前だったのに。
 そうだ!冷蔵庫の中に、ふわふわチーズケーキがあるんだった!食ーべよっと!

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初めての映画館

初めての映画館

 ものごころが付く前、家族みんなで初めて映画館に行った時のことを書こうと思う。

 鑑賞した映画は、「ハチ公物語」である。

 その頃、短い間ではあったが犬を飼っていたことも、「ハチ公物語」を観る理由になったのだろう。外に犬小屋を置いて飼っていたと、両親から聞いた。鳴き声がうるさいと、時折、苦情もあったらしい。

 映画館というのは、あらためて思い出している今、単に、「暗い」というより、「闇」とか

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体癖小説「雨宿り」⑦

体癖小説「雨宿り」⑦

 やっぱ「名刺といえば、こういうカンジですよね。シンプルだけど、マークとか、かっこいいです。ありがとうございますっ!」
 「わたしも趣味で作っているものがあるから、そっちを渡しましたけど、名前も、電話番号も、メールアドレスも書いてあるので、どうぞよろしくお願いします。雨、すっかり止みましたね~!」
 あたしは窓の外を見た。

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体癖小説「雨宿り」⑥

体癖小説「雨宿り」⑥

 「ニシナさんみたいに、滅多にミスをしなくて、いつもきっちり仕事してくれる人がいるから、あたしも助かってるし、会社もそうだと思います、ニシナさんがいることで、みんな安心して仕事できるんじゃないかな。さっきだって、電話来てたし!」

 と言ったら、すごく納得したような、その場でパッと思いついたことを言っただけなのに、あたしの話をすごく受け止めてくれたように感じた。そんなに有休も取ってないから、胃が痛

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体癖小説「雨宿り」⑤

体癖小説「雨宿り」⑤

 「文房具集めが趣味の一つなんですよね~」
 ニシナさんは、少し恥ずかしそうに言った。
 「だからカレンダーも3つ貼ってあるんだあ」
 
 あたしは、もう一度カレンダーを見たくて、首にタオルをかけて部屋を歩いた。するとニシナさんが机の引き出しをもう一度開けてくれたので、あたしもニシナさんの隣に立った。

 そこは引き出しの中というより、文房具の住処のようだった。

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体癖小説「雨宿り」④

体癖小説「雨宿り」④

 「はい、座って座って」
 と言いながらニシナさんが先にソファーに座ってくれたので、あたしも座った。

 「すっごくキレーな部屋ですね・・・カレンダーも、おしゃれっていうか、ポスターみたいで」
 ・・・カレンダーが好き?・・・あたしは一瞬、何て返していいかわからず、きょとんとしていた。すると着信音が聞こえてきた。
 「うわ、電話だ、ちょっとすいません」

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体癖小説「雨宿り」③

体癖小説「雨宿り」③

 2人で階段をのぼる足音だけが、しばらく響いていた。
 ニシナさんのテンポとあたしのテンポは全く合わず、不思議なリズムが刻まれていた。

 正直、ニシナさんは毎日この階段をのぼっているとは思えないくらい、遅く感じた。というか、全く焦っていない、っていうのかな。

 さっき走ったから、やっぱり疲れてるのかもしれない。あたしは一段跳びでものぼれるって思ったりしたけど、さすがにやめておいた。

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体癖小説「雨宿り」②

体癖小説「雨宿り」②

 その瞬間、手に大粒の雨が落ちてきて、あたしは空を見上げた。雨粒は、みるみるうちに、たくさん降ってきた。

 「これきっとゲリラ豪雨」
 とニシナさんが言った。
 「私のマンション、もうすぐだから雨宿りしてって!」
 確かに雨はさっきよりも激しくなってきて、バッグを頭に乗せて、とにかくニシナさんの後を走った。

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体癖小説 「雨宿り」①

体癖小説 「雨宿り」①

 会社を出たら、少し前をニシナさんが歩いている。
 どうしよう…追いついて、話しかけてみようか…?それでどうする?一緒に帰る?えっ、仕事の用件以外ほとんど話したことないのに?
 
 ニシナさんって、あたしとは大違いに仕事ができる。だから何となく近寄りがたい…。でもこの距離。今のままじゃ、ニシナさんのストーカーみたくなっちゃう気がする!…なんか、いろいろ考えすぎ!
 あたしは小走りにニシナさんに追い

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春の訪れ

春の訪れ

 家族でお出かけしてきました🌸

 まずは、娘の希望で、モスバーガーとスタバへ。娘が修学旅行で気に入ったキャラメルフラペチーノを、私も買い求めて飲んでみました。

 めちゃ美味しかったです✨

 飲むのに忙しく、写真を取り忘れました…

 モスバーガーでは、チキンバーガーのセットを頼み、宇治抹茶シェイクを飲みました。こちらも、ほんのり苦く香ばしく、美味しかったです✨

 食べるのと飲むのに夢中で

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オッペンハイマーを観て

オッペンハイマーを観て

 昨日、夫と映画館に行き、「オッペンハイマー」を観てきました。

 最初の1時間くらいは、いろんなシーンを切り取った予告編を観ているような感じがして、映画はもう始まっているのに、「いつ始まるんだろう?」と思いながら観ているという、不思議な感じがしました。

 オッペンハイマーを演じていた俳優の方の表情、とくに瞳が印象的でした。普通の状態より、瞳孔が開いているような目。天才ゆえの狂気が宿った瞳とは、

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ひさびさに

ひさびさに

 しばらく更新していませんでしたが、久しぶりに投稿してみます。

 とりあえず、ファーニヤはこんなに大きくなりました😻

 娘も受験の年で、なんだか、母親のわたしも、落ち着かないです……。

 2月〜3月にかけては、精神科に3週間ほど入院していました。

 主治医の医師の先生をはじめ、看護師さん、同部屋の患者さん、たくさんの方にお世話になりました。

 退院して1が月ほど経ちました。先日は、仲良

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ファーニャ、自動車に乗る、の巻⑤

ファーニャ、自動車に乗る、の巻⑤

それから、これはゴールデンウィーク中の出来事ではないのですが、先日、ファーニャが自分の部屋(ゲージ)にいる時に、蜘蛛を見つけたのです。
 
 私はその時、ゲージから少し離れた場所で、スマホをいじっていました。けれどもファーニャがいつもと違う鳴き方をしたため、様子をうかがうと、「にゃあ!にゃにゃっ、にゃーっ!!」みたいな感じで鳴き、手を伸ばしながら、とても焦ったような動きをしていたのです。近づいて

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日記 2020年2月5日編

日記 2020年2月5日編

 2020年(令和2年)の日記を紹介します。誹謗中傷についてです。

 SNSの中傷について
 最近は取り締まるようになってきたり、訴える人も多くなってきた。何故、訴えるのか?やめてと言ってもやめないからだろう。何故やめてと言われても続けるのか?それは中傷することが必要だから。
傷つけるためにはまず「見る、読む」ことが、必要なのだ。
「相手は嫌がっているし、やめてと言っている。でも自分は見る。読む

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ファーニャ、自動車に乗る、の巻④

ファーニャ、自動車に乗る、の巻④

③の続きです

 「猫」も、「ファーニャ」も、名前といえば名前。
 どっちにしても名前で呼んでいるにゃー🐈今後も「猫」と呼んでしまう時は、来るのか?そしてそれはいつなのか?時期も気になるところではありますが、まずは、ちょっと考えてみました。
 
 その1
  夫に対しては、猫と言ってしまう説。
 
その2
  「私は人間だけど、おまえは猫だ」という気持ちがどこかにあるため。
 
その3
  「猫

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