見出し画像

English Debate

いつかの記事で言っていた、ディベートですが、もうすでに活動は終わっています(笑)
今月初めに福岡県の枠でディベートの大会が行われました。
活動が終わっているということは、その大会では惨敗したわけです、、(笑)
結果は負けてしまいましたが、しかし実際私が受け取ったものはそれ以上のものでした。

そもそもディベートとは、、、と思っている人もいるでしょう。
ここから簡単に説明していきたいと思います。
(以下の説明は今回の大会で使用されてるルールに基づいています)


ディベートとは
シンプルにいうと、与えられた議題について、肯定と否定に分かれて、どちらの主張が優れているかを競うものです。
なので、肯定だから勝ち、否定だから負けということは絶対に起こらないのです。

それぞれのチームは
Constructive speaker (立論)
Attack speaker
(アタック)
Defense speaker
(ディフェンス)
Summary speaker
(要約)
の4人で構成されます。

それぞれとっても重要な役割を果たします。

審査基準は、
1, Probability(実現可能か)
2, Value/Impact(価値はあるか/インパクトはあるか)
3, Strength(=1×2)
の三つです。
与えられた時間の中で、相手の主張を壊し、自分の主張を立てられるかが重要になってきます。


ディベートの説明はこんなもんでしょうか。
これを私たちは英語で全てを行うのです。
最初は本当にこんなこと高校生にできるのかと思ってました笑笑
でも、準備はしっかりやっていきました。


私は夏に復学してから準備に参加させてもらいました。
チームのみんなは5月くらいから始めていたらしいです。
大会は10月なのに、半年も前から準備なんてすごいですよね、、、


そしてそして問題の議題は、、、
「That the Japanese government should limit the weekly maximum avalage working hours, including overtime, to 48 hours (following the E.U.).」
「日本国は、残業も含めた週当たりの最長労働時間を、(E.U.にならい)48時間に制限すべきである。是か非か。」
です。

これを最初に見たとき、
いや無理やろ、こんなの日本語でも無理だわ
と思ってしまいました。

ですが、決まっているからには仕方がないと、さっそく準備に取り掛かります。


はじめは今の現状から知る必要があります。
労働時間に関することはすべて調べ上げました。

労働時間に伴う生産性の話、
長時間労働による健康被害、
労災は?、
時間制限があるとどうなるか、
どの人たちを対象にすればいいのか、

などなど、それ直接関係ないやん!!と思えることも、気になったこと、必要なことはすべて調べ上げました。

次は立論です。
本番は肯定か否定かどちら側になるかわかりません。
なので、肯定としての主張も、否定側としての主張も考えなければなりません。

立論を立ててはアタックして崩し、立てては崩しと何回も繰り返し、それぞれの主張を深く固めていきました。

最後は練習試合。
肯定と否定に分かれて実際にディベートを行います。
初めてやった時は、とても試合とは言えないほど散々でした(笑)
しかし、練習すればするほど、みんなの技術は上がっていき、本当に希望が見えてきました。


とここまで偉そうに、頑張ってきた風に書き散らしてますが、実際の試合には一度も出たことがありません。
二年生を優先的に試合に出させていたので、私の出る幕はなかったということです(笑)

そんなこんなで私は二年生のサポートをしながら、ついに本番当日!!
県内の高校生が集まってきて、みんなが強そうに見えて、私ですら緊張していました(笑)

驚いたのは、開会式から諸注意まですべて英語で話されたことです(笑)
英語を使って戦うのだから、それくらい当然だということですかね(笑)

結果は冒頭にも書いたように惨敗でした、、。
最後には二年生も涙を流していました。
それだけ本気でディベートに向き合っていたということだろうと思います。


結果はこのような形になったけど、ディベートを通して学んだとこはとても価値のあることだなあと感じます。

まずは何より、知識がたくさんつきました。
それは決して偏った知識ではありません。みんなでたくさん調べて、否定し合って積んできた知識です。

そして、疑うということも学びました。
相手が出してきた立論、証拠を真っ先に疑い、なんとしてでも欠点を見つけて潰すということをしていたので、疑うことが身に付きました。

また、自分が持っている知識と新しい知識を結びつける力もついたと思います。
相手が出してきたことが、初見でも、自分の知識から問題解決に導くということです。

そして、英語力です。
話し言葉の英語ではなく、人前に出てしゃべるときの英語の言い回し、フォーマルな単語、実践型で学べてめちゃお得でした(笑)

今考えてきただけでも、これだけのことが出てきました。
きっともっと多くのことが身についたと思います。


最初はいやいや行っていた練習も、こんなに多くのものを生み出してくれているなんて、思いもしませんでした。

最初は本当にいやで、嫌すぎて泣いてしまうほどでした(笑)
でも今は価値のある時間だったなと思えるようにまでなりました。
とてもうれしいです。


来年もまた参加するかわかりませんが、今年よりも頑張ってやっていきたいと思います。

ではでは


今回のヘッダーは立論の一部、、、


読んでくださったついでにそこのハートボタンをポチッと押してください!!それだけで私はハッピーです\( ´˘`)/