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30周年お祝いラーメン「誕生、そして生きる」

今回、新横浜ラーメン博物館が30周年を迎えるにあたり、一風堂 創業者 河原成美さんがお祝いラーメンを作っていただけることになりました。本当にありがとうございます。

最初はOBの方が集結しコラボラーメンを作るという話から始まったのですが、このお祝いラーメンがもの凄いことになっているのです。

このラーメンを作ろうと思った経緯を河原さんに伺ったところ、私たちは感動しましたし、心から感謝しました。本当にありがたいことに、河原さんはこの30年間の想いを丼一杯に魂を注ぎ込んでいただいているのです。

この想いをお客様にも是非知っていただきたく、河原さんの想いを書き起こした”ごあいさつ”をご紹介させていただきます。


・開催のごあいさつ

※画像が見にくいかと思いますので文章でも書かせていただきます。

僕はラーメン博物館がオープンする1年前から携わっていますが、あの出会いがあって、新しい一風堂、新しい河原成美が生み出され、今があると思っています。

僕の考えるラーメン博物館は、岩岡館長を筆頭に当時の若い人たちのラーメンに対する情熱、夢や希望、そして愛、そのピュアな気持ちが博物館を創り出したのだと思います。この30年間、波乱万丈色々な事がありましたが、30年続いているのは、そのピュアな気持ちが今もなお輝き続けているからです。

今回のラーメンは、僕の原点でもあるラーメン博物館の30周年を祝福するために創りました。

 タイトルは「誕生、そして生きる」

「誕生」は夢と希望に向かって情熱を注いだピュアな気持ちを、「生きる」は、この30年間の一蓮托生、そして31年目が始まる未来へのエールを一杯の丼に込めて創りました。

僕もこれまで色々なラーメンを創作しましたが、今回のラーメンは僕自身初心に帰り、94年の頃の情熱とピュアな気持ちをもって30年間の感謝を込めて創りました。そしてラーメン博物館時代を共に過ごした弟子たちもこの想いに共感してくれて、今考え得る最高の1杯が出来上がりました。この想いと共に味わっていただければと思います。

新横浜ラーメン博物館よ、永遠なれ!

一風堂 創業者 河原成美

・30周年お祝いラーメンが出来るまで

私たちは、まだそのラーメンを口にしていませんが、日々ブラッシュアップしていく状況を河原さんから伺っています。

ある日、スープと麺に使用する水は「天然の温泉水を使いたい!」と言われ、その日の最終便で大分の久住まで行かれ、温泉水をくみあげ、翌日試作をされていました。その日「温泉水でとったスープはまろやかな味わいになった!この温泉水を使ってスープを取る」と連絡をいただきました。

温泉水の源泉がある、大分県竹田市久住町
くみあげた温泉水でスープを作る河原さん

また、ある日は「30周年のお祝いだから、玉子はめでたいピンク色にしたい。」河原さんは東奔西走し、玖珠農業高校生徒によるオーガニックビーツピューレを手に入れ、完成した煮玉子の写真を送ってきてくれました。
これほどまで手間のかかった煮玉子はお目にかかれないかもしれません。

お祝い煮玉子

そして麺。「最初から30周年なので、30番の切刃(極細)を使うことに決めていたんだけど、これが難しくて。温泉水を使うとガラッと変わるし、麺は何度試作したかわからないほど作りました」とのこと。

30番の麺

気づいたら全国の厳選食材が集まり、とてつもないラーメンが出来上がりました。河原さん曰く「当日提供するまで、より良いラーメンを目指して、まだまだ改良を重ねます。食材がさらに増えるかもしれないし、変更するかもしれないけど、最高の一杯になることだけはお約束します」とのこと。

「誕生、そして生きる」に使用されている厳選食材リスト
※食材リストは予告なく変更する場合がございます。

これ以上の説明をすると当日の楽しみがなくなってしまいますので、ここまでとさせていただきます。
昨日の夜、現段階のラーメンの写真が送られてきました。この写真を見ながら想像を膨らませて、当日を楽しみにしています。

30周年お祝いラーメン 「誕生、そして生きる」

・開催概要

【商品名」
30周年お祝いラーメン 「誕生、そして生きる」

【開催日】
◎30周年前夜祭
3月5日(火)15:00~ 333食限定 ラー博倶楽部会員限定
◎30周年祭
3月6日(水)11:00~ 333食限定 全てのお客様

【開催場所】
新横浜ラーメン博物館 地下1階 博多「一風堂1994」

【価格】
3,000円(税込)

詳細は下記ページをご参照くださいませ。



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