見出し画像

不要

5月の半ばに出展予定だったクラフトフェアの中止が決まり、
ご連絡を頂いた。
去年も直前で中止になり、今年こそはと準備を進めていただけに
ある程度覚悟はしていたとはいえ、やっぱり残念で悲しい。

大きなイベントには準備がいる。
今日明日で簡単にどうこうできるものでもない。
主催の皆さん、準備に尽力くださっている皆さんのご苦労を思うと
本当につらい

私は木々があって、雰囲気も空気も時間もゆったり流れるような場所で開催されているクラフトイベントが好きで、
出展申し込みをする時に一番重きをおいている所。

風や日差し、そこで感じたことを大切にして刺す刺繍が好きなのだ。

今は衣食住以外は不要不急と言われ
昨年とあんまり変わらない状況がつづく。
イベント、ライブやアート、
美術、演劇、映画、音楽やダンスなど
人が集い、心豊かになる
大切な場所をいとも簡単に奪われる事の悲しさ

私はその場所に出向き、それらに直接触れて感じること、
楽しむ事が生きる上で1番大事なんだと
去年、全部目の前で取り上げられた時に強く思い、
少なくとも私には不要なものではない

それから私の気持ちを奪われぬ様、形は変われど死守しているので、
なかなか思い切れず歯がゆい気持ちはもちろんありますが、
なんだか負けずにいけそうです。

いらないものと言われても
私は刺繍をする。

また空の下、木々の中、テントを広げ
古いものを置いて
ゆるりと作品を見ていただける日が来ることを願い、
頭の中を整理しながら手仕事を続ける
そしてLIFE is LIVEでありたい。 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?