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福音

映画館で映画を観る時、最近は何を観るか決めずに行き、
入り口のポスターと題名だけで決めるロシアン映画方式をとって、
楽しんでいたのだけれど、
この映画は絶対に初日に行くと決めていた。

「Amazing grace」

初めてアレサフランクリンの歌声を聴いたのは
5歳の時にみた
ブルースブラザーズ

レイ・チャールズやJB、ジョン・リー・フッカーとか
いろんなミュージシャンをかっこいいなぁと観ていた中で出てきた
この食堂の奥さんはなんなんだ!と
稲妻に打たれたくらいの衝撃を受けた幼稚園児の私は
たくさんのソウルミュージックに出会い
ゴスペルを知り
そこから40年以上ずっと大好きで
彼女は私の神様。

アレサのルーツであるゴスペルのアルバムを、
実はドキュメントとして撮影していたけれど、
当時の技術では編集できず公開できなかった1972年の教会でのライブ。
今の技術の進歩のおかげで50年経って作品になって公開されることになった映画。
技術の進歩バンザイ!

彼女の歌声はもちろん、
ジェームスクリーヴランド師の語りとピアノ、
聖歌隊の素晴らしい歌声、最高のバンド、
この教会に着飾って集う人々、
アレサのお父様とクララウォードの存在感、
この日のこの場所の時間と空気がもうただただすごすぎて、
最初からずっと涙がとまらず、
最後までずっと指先までしびれていたた90分

映画館で映画をみてるのだけれど
50年前のここにいざなわれたような
不思議な感覚でした。

圧巻の
アメイジング・グレイス
大好きな
Old Landmark

全部全部全部素晴らしく、
静かに興奮しており、
いまだ冷めやらず。

映画と音楽、私の人生には絶対に必要なもの。
映画館で観ること、
音楽を浴びること、
大切にしたい。


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