健康法にすがる前に(その1)

本日からしばらくはタイトルの通り、健康法についてです。健康の分野は、様々なアプローチがあると思いますので、こん選択肢もあるんだ?ぐらいにとどめておいていただくのが一番かと思います。まずは、その健康法以前の話から

人の心身は個性的

今はSNSで様々なノウハウが気軽に手に入るようになりましたよね。一昔前ならば、有料セミナーや高額商材になっていたようなものもあります。
私も当初は○○という成分が○○という症状に効く!とかに振り回されていました。クリニック勤務時も「○○症によい体操は?」とか「食べ物は?」とか色々質問されたんですけれど、正直短時間の接点では難しい・・・と自分は思っていました。

考えてみてください!日々の生活、既往歴、病名はなくとも昔あった自覚症状、食生活、人間関係、性格、感じ方、運動歴、睡眠・・・など誰一人と同じ人間っていないんです。同じ人生をたどっていません。

さらに日々、時間の経過とともに変化するのが心身です。その「個々の差異=個性」を自覚するというのが大事かと思います。

闘病中の人や重篤な人は、恐怖・不安は大きいので思考が働かなくなったり、そもそも考えられない状態だったりするかもしれません。「そーいった人はどうするの?」「とはいっても答えが欲しい」のも人間です。

個々の差異を自覚したら、次は人生観ではなかろうかと、最近は思うのです。不安や恐怖で頭が働かなくなる時もあります。そんな時に人生観は立ち戻る指標です。それがあると他責の健康観から抜け出せるのかもしれません。

本日もありがとうございました。







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