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阿佐ヶ谷駅イルミネーション

ぼっちクリスマスです。

一日中独りというわけではなくて、
友人の食堂で昼ごはんを食べて、
知人の治療院で施術を受けて、
そして自院で新しい患者さんの施術をして、
なにかしらひとと居て、話をして。

ていねいな焼き菓子をつくる店で
大好きなケーキも買って。

看板も出していない治療院を
ネット検索でたどり着いて
さらに調べ上げて予約して
来てくださった新しい方に
他では治らなかった症状に
どれだけのことができただろう
もしかしたら帰ってから
増悪することもあるかもしれない
もしかしたら別の施術がよかったかもしれない

会えないでいる方に
もっと効果的なアプローチができたかもしれない
もっと希望を届けることができたのかもしれない


この仕事は果てしないです。
ただ、自分の力で何かができると思い過ぎるのも強欲でしょう。
人の力の及ぶ、そのときにできる、うそのないひとつの仕事をして
思いあがらず、その人自身のちからに委ねる、手放すことも
この仕事の要素なのでしょう。

温かく
と書いてクリスマスのメッセージを送りました。

クレクレちゃんはできないけれど
受け取ってくれるとは限らないけれど
せめて
送り出すことばは温かく
送り出す気配は温かく

だれかに、私を温かくしてよと要求することはできないけれど
自分を温かくする少しのことは
できるかもしれない。

寒くて泣きそうなときは
泣いてしばらくやり過ごしているのも
ありだと思う。

あきらめたら
ときがきたら
ごはんからでも、うごくことからでも、
だれかと関わること(あるいは関わらないこと)からでも
自分を温かくする少しのことは
できるから。

だれかに届いても
届かなくても
温かく
と祈るばかり。

raji


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