【週刊遊戯王考察ラボ】24年4月環境2週目
お世話になっております。ライト(@rai_10y)です。
今回は週刊遊戯王考察ラボの第2回です。
前回の記事はこちら↓
前回の記事を読むことで理解を深めることができます。よければご覧ください。
本noteでは
・毎週出しているtier表の徹底解説版
・先週の結果を受けた今週の環境予想tier表&考察
・“新型”【純スネークアイ】ざっくり解説
・注目展開系デッキ【幻奏覇王】対策
について書きます。
反響頂いた【純スネークアイ】の解説もあるのでお楽しみに。
本noteを読む事で勝率UPの手助けになるでしょう!
読めば99%勝率が上がります!
(ライトの体感です)
今後開催されるDUELIST KINGCIP、Yu-Gi-Oh! CHAMPIONSHIP SERIES JAPANで勝ちたい方には特におすすめです。
[tier表”徹底解説版”]
新環境2週目は【炎王スネークアイ】【罪宝R-ACE】【粛声】が好成績を残し、3強環境になりました。
1週目では“tier A”評価だった【炎王スネークアイ】は
・流行の〈禁じられた一滴〉に対して、手札の〈炎王神獣キリン〉や前盤面の〈マスカレーナ〉〈アポロウーサ〉、墓地に〈聖炎王ガルドニクス〉〈賜炎の咎姫〉と妨害が散っていることから、〈禁じられた一滴〉では捲られない先行展開を行えること。
・環境上位の【罪宝R-ACE】【粛声】に対して微有利を取ること。
・〈スネークアイエクセル〉〈罪宝狩りの悪魔〉〈炎王神獣キリン〉が規制され、他デッキに比べ制限改訂の影響を大きく受けたものの、〈炎王妃 ウルカニクス〉を採用した構築が開拓され、上手くリペアを行えたこと。
の3点で再評価され、“tier S”評価になりました。
それらに続くデッキとしては、
・不利対面の【神碑】が減少し、【ユベル】に対しては〈鬼動武者〉の採用によって相性差を覆した【天盃龍】。
・[展開系のPデッキ]でありながら、強力な1枚初動の〈オスティナート〉を携え、メインデッキから12枚程度の“手札誘発”を採用するデッキスロットがある為、メイン戦の後攻も戦える【幻奏覇王】。
・[ユベルギミック]を採用することで先攻も強い【天盃龍ユベル】。
の入賞が見られました。
【神碑】【ユベル】に関しては、分布の減少、勝率の低下が見られました。
上位デッキの構築に注目すると
【炎王スネークアイ】
従来の【炎王スネークアイ】に〈炎王妃 ウルカニクス〉+〈炎王神獣 ガルドニクス〉を採用し[炎王ギミック]を厚くした“ハイブリッド型”の構築です。
〈炎王妃 ウルカニクス〉は召喚権としても優秀ですが、〈聖炎王 ガルドニクス〉の破壊先としても優秀で、
〈炎王の孤島〉+《炎属性モンスター》から、
・孤島で《炎属性モンスター》破壊、〈聖炎王 ガルドニクス〉サーチ
・手札の〈聖炎王 ガルドニクス〉発動、特殊召喚
・特殊召喚時の効果で〈炎王妃 ウルカニクス〉を破壊
・〈炎王妃 ウルカニクス〉破壊時効果でデッキから〈炎王神獣 ガルドニクス〉を特殊召喚
・[聖炎王ガルドニクス+炎王神獣ガルドニクス]で〈銀河眼の光子卿〉をX召喚
こうすることで召喚権を使わずに〈銀河眼の光子卿〉を登場させることができ、手札誘発をケアしながら〈スネークアイエクセル〉や〈黒魔嬢 ディアベルスター〉、〈篝火〉を起点に[スネークアイ展開]を行えます。
【天盃龍】対策に〈クリフォトン〉の採用もおすすめです。
〈銀河眼の光子卿〉の③の効果でサーチできる為、サイドデッキに1枚忍ばせておくだけで仕事を期待できます。
〈炎王妃 ウルカニクス〉を採用した【炎王スネークアイ】は要注目です!
【罪宝R-ACE】
・メインデッキからの採用が多く見られる〈禁じられた一滴〉はサイドデッキでの採用。
・ギミックとして〈R-ACEインパルス〉3枚+〈R-ACEファイアアタッカー〉+〈R-ACEファイアアエンジン〉を合計5枚の採用。加えてメインデッキから〈REINFORCE!〉を採用しており、ギミック厚めの構築が特徴的です。
【R-ACE】はギミックでの後手捲り性能も高く、〈R-ACEインパルス〉はテーマを使う理由にもなるカードなので、中途半端に手札誘発などを採用せずにギミックをフルで搭載するプランはとても強力です。
たけっしー選手は全文無料で【R-ACE】のnoteを投稿しています。こちらも必見の内容なのでご覧ください。
【粛声】
メインデッキは所謂“強欲で金満な壺型”のテンプレ40枚。
環境によって〈エフェクトヴェーラー〉を〈ドロール&ロックバード〉などに変更する可能性はありますが、現状完成された40枚です。
エクストラデッキには〈ヴァレルロードドラゴン〉が採用されています。
主な仮想敵としては【粛声】ミラーで突破が困難な“祝福による戦闘耐性付”〈ローガーディアン〉です。
比較対象としては〈閉ザサレシ世界ノ冥神〉。
“戦闘耐性付”〈ローガーディアン〉以外に、5素材以上の〈エクスピュアリィノアール〉を処理できる点などで〈閉ザサレシ世界ノ冥神〉の利点もありますが、
【粛声】ミラーにおいては、コントロール奪取をした〈ローガーディアン〉がそのまま妨害として機能するため、ミラーマッチに重きを置いた〈ヴァレルロードドラゴン〉の採用だと考察できます。
【天盃龍】
メインデッキの手札誘発として〈ドロール&ロックバード〉が3枚採用されています。
〈ドロール&ロックバード〉は僕も注目しているカードで、環境上位の【炎王スネークアイ】【罪宝R-ACE】【粛声】に一定の効力を発揮し、“tier A”の【幻奏覇王】、流行が予想される“チキンレース型”【純スネークアイ】に対しても強力な手札誘発です。
エクストラデッキには〈鬼動武者〉の採用が特徴的です。
仮想敵としては、
・【ユベル】の〈ファントムオブユベル〉の“戦闘耐性”を無効化
・【粛声】の〈ローガーディアン〉の打点上昇効果を無効化
です。
バトルフェイズでの展開、戦闘での処理を得意とする【天盃龍】では対処しづらいカードたちの対処が楽になる〈鬼動武者〉は、今後採用がメジャーになると思われます。
【幻奏覇王】
“展開系“[ペンデュラム(P)デッキ]でありながら、メインデッキで12枚前後の手札誘発や〈禁じられた一滴〉〈三戦の才〉を採用できるデッキスロットを持ち、
強力な1枚初動の〈オスティナート〉を要することから注目が集まっているデッキです。
[Pデッキ]である為、採用を検討できる”ギミック“や”カード“も多く使用者によって構築に特色が出やすいデッキです。
【幻奏覇王】については使用者のはくや選手監修の下、本note後半部分にて詳しい考察をします。相手にして厄介なデッキなので、使用者だけではなく対策方法を知りたい方もぜひご覧ください。
【純スネークアイ】
〈スネークアイエクセル〉〈罪宝狩りの悪魔〉の規制による弱体化を受けた【純スネークアイ】ですが、新たに〈チキンレース〉、〈マジシャンズソウルズ〉を採用しリペアした構築が開拓されました。
”質の良い1枚初動“からなる強力な盤面を展開が可能で、豊富なデッキスロットの採用カード次第でどんな環境にも対応できる【純スネークアイ】は今期も要注目です。
【純スネークアイ】に関しては、本note後半部分で使用者の僕自身がデッキ構築/プランを”ざっくり解説“します。【純スネークアイ】に興味あるが方、今期の”デッキ選択“に悩んでいる方は特におすすめです。是非ご覧ください。
【天盃龍ユベル】
【天盃龍】をベースに【ユベル】を組み合わせた”先攻も強い“【天盃龍ユベル】、新たなデッキタイプです。
使用者のカッサー選手と話しましたが、
・【天盃龍】の7シンクロの動きから自然と【ユベル】に繋がる〈エンシェントフェアリードラゴン〉
・【ユベル】によるリンク値を生かし、先行盤面に添えやすく強力な妨害となる〈マスカレーナ〉
・強力なカードが多い7シンクロに繋げやすく、〈盃満ちる燦幻荘〉の手札コストとしても優秀な〈デストルド〉
の採用は検討したいです。
従来の【天盃龍】と比較しても、サイドチェンジ後に”【天盃龍ユベル】側に選択権“がある状況での先攻or後攻が読み辛く、相手にすると厄介なデッキタイプです。
今後分布が増加する可能性も高いと思います。純構築の【天盃龍】、【ユベル】使用プレイヤーも研究してみてください!
[今週の環境予想tier表&考察]
先週の結果を受け考察した今週の環境予想tier表がこちらです。
ここから先は
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?