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地は続いて/それなりに光ってる

先日、プロデューサーたちの運転で関西まで行きました。

場所が存在しているなら、そこまで進んでいけば辿り着けるのですね。
そこにいる人たちにあって会話をすることができるのですね。

へんてこなことしか言えないんだけど、道って繋がっているんだなあって感動します。
思い合っていたらいつか会えるのかな。


ずっと遠くから想ってくれていた人、遅くなってごめんね。
いつか会えたらいいねなんて言ってふらっと遊びに来てたくさん褒めてくれた人、
みんな今日来て良かったって言ってくれたね。

本当にありがとうございました。伝わってるかわからないから言葉として残します。
本当に本当に嬉しいです。


少し前に通販でチェキを買ってくれた方が、
自分は(わたしと)会ったことがないから思い出がなくて悲しいって言ってくれてたんです。

そんなこと思ってもらえるような人でいられてたかな。
そして、悲しいって思わせちゃってごめんなさい。

それから1年くらい経つのに、ちゃんと会いに来てくれたね。


人と会うのって、約束して待ち合わせしないとできないことだもん。
偶然の出会いももちろん奇跡で素晴らしいけど。

予定を決めて、時間を使って、お金を払って選んでくれてること本当に当たり前じゃなくて、感謝しなくちゃいけないよね。


わたしは無責任なことは言いたくない主義で、
守れない約束は口走りたくないけど、
遠い場所でライブをすることは絶対に叶えたいことのひとつだったから本当になれー!と思って絶対会いに行くよって何回も言ってたんだ。言霊にしたかった。有言実行したかった。叶えられてよかった。

それに応えてくれてありがとう。


わたしは場所を選ぶのが下手だから、
忘れたい・忘れちゃった過去もたくさんあって、
いろんなもの捨ててきたつもりだったけど、結局切り離せないものばっかりでした。

どんなに消したいなって思っても自分は自分しかいなくて、全部が自分にしか見ることができない景色だったんですよね。

時間の無駄だったなんてことひとつもないといつか思えたらいいな。


ちょっと悔しいけど、結局今わたしが好きなものってまるで両親の影響ばっかりだわ。
絵を描いていた父と、服屋をやっていた母と。
趣味なんかまるでちがうのにな。
全部繋がっちゃってるんだよね。

何一つ無下にできないし、したくない。


最近じゃ世の中にも自分にもいい意味か悪い意味かわからないけど諦めがついてしまって、
これはもう以前の気持ちには戻れないかもしれないって思っていたんだけど、
こんなわたしのことだってまだ待っててくれる人がいるんですね。


遠くから会いに来てくれる人、大変だよね。
ライブって相当待つ時間が長いし、退屈だよね。
でも、それでも選んで来てくれて、同じ時間を共有してくれてるんだよね。


わたしはずっとライブを観に行くことが大好きで、
学校終わりにダッシュで電車とか高速バスに乗り込んで終電で帰ってきたりとか、
たまに夜行バスとか飛行機で遠くまでライブを観に行ってそのついでに旅行したりとか、
そういう日常が大好きでした。

そして、心の中どこかでは眩しいステージにずっと憧れていたけど、そっち側に立つことはないだろうって思ってた。諦めたふりをしてた。凡人だから。


最近、ライブを観ているとふとフロアって暗いんだなあと思って。
こんなに暗かったっけって。
ステージに立ってると忘れちゃうんだよね。
だって、ステージから見たフロアって暗くないもん。

それなりに光ってるよ。お客さんたちも。
だからちゃんと見えてるよ。


ステージがどうしても眩しくて遠くて、フロアにいたわたしとはどうしても埋められない途方もない距離があると思い込んで苦しくなっていたけど、案外そんなこともないかも。
居てくれてありがとう。
一人ひとりが大事な存在です。


今日はよく行ってたライブハウスに出演した!
嬉しかった。

こういう日々を大事に積み重ねて忘れないでいたいと思いました。


まっすぐ進み続けていたら目的地に辿り着けるかな。

導いてくれようとしてくれている人たちもいるし、励まし合いながら支え合いながら一緒に歩いてくれる人も、道中を応援してくれる人まで揃ってる。

安全運転で!また会う日まで。



來世

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