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だけの景色

ライブを観ている時って、目の前のステージのことだけ考えていますか?

わたしはわりとそうじゃなくて、なぜか昔のこと思い出したり、勝手にその時の自分の感情とか境遇とか思い出したりしがちかも。
集中しろって感じですが。

でもそれも悪いことじゃないのかなって思うんですよね。
それぞれの心象風景を呼び起こす、触発させるものがあるってことじゃないですか?

だいたい何をしていても余計なことばっかり考えています。


わたしはよくライブに行っていたけど、だいたいひとりだったし、
たまに仲良くなって一緒にライブに行ってくれてた音楽好きのお友達の中でまだ縁が続いている人は誰もいなくて、でも、あの時たしかに同じ音楽に救われて分かち合ってたんだよなあとふと思い出す。

約束してなくても音楽に会いに行くときっと会えて、笑顔で迎え入れてくれる人たちもいた。特別仲が良かったわけではないけど安心できた。

最近ね、人のことを 思い出す ようになったんです。忘れちゃったからだと思います。
仲良くしてくれてた人の苗字とかもう覚えてないんだよ。薄情だよね。
きっと今すれ違ってもわからないかも。

わたしとあなたは同じものを見てても、同じじゃないんだよね〜。

わたしは、別に好きなものを他人と共有したいとかあんまり思わなくて、自分が好きなら良くない?って思う方なんだけど、ちがう視点があるからこそ他人の好きを聞くのも楽しくて意味があるのかもね。案外ディスカッションとか好きだし。

みんな好き→左右ギターが向かい合って弾いてる時、ギタリストのエフェクターの踏み変え、ベーシストの指弾き、コーラスするドラマー、(蓮尾理之が髪を振り乱してキーボードを弾き狂いながら手でエフェクターを押している)

開演前ひとりでスマホをいじって、このバンドはしもて!かみて!みたいに必死に場所取りして、モッシュから彼女守るぞみたいな体勢の男なんなんとか思って、まわりが友達同士で喋ってたり、「このバンドは〇〇が〇〇なんだよ〜」とか通ぶってウンチク垂れ流してたりするの聞き流してハーンとか思って、もうそれすら今はすべて懐かしくて愛おしい。

ひとりもいいぞ。雑念はいらない。わたしは音楽だけを摂取しに来た。居場所はチケット代を払えば誰にだって平等に与えられるんだもの。


何を見てたかなあ。わたし。

でもなんだかんだライブハウスに居続けてるってことは結構好きなのかもしれませんね。

ライブハウスの場所わかんなくてもライブに行きそうな人たちに着いて行ったら辿り着けるようなぎゅうぎゅうのライブも、お目当て2、3人しかいないようなライブも、全部楽しかったな。
行かなきゃ良かったなんて思ったことないかもな。


そんな日まだまだ作っていきたいです。
よろしくお願いします。
マナー守って楽しくやろう。


なんだか好きなものの話も嫌いなものの話もうまく書けなくなってたけど、こうして継ぎ接ぎしてみたら案外楽しい気持ちになったので書いてみるかも。書かないかも。


來世

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