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私を癒してくれたホイアン

ダナンで地獄の目覚めを迎えた当日、ホイアンへ
今回でこの旅行記は完結になります


2023年3月にアラサー女がラオスとベトナムを3週間一人旅した記録です。執筆までタイムラグがあるため記憶が曖昧な部分もございます…
何卒ご容赦くださいませ


【ホイアン到着】

Grabでホイアンに命からがら移動。
このころから寒気がして、何も食べていないのにピーピー

広いベット最高
エアコン使いたくなかったから
この天井ファンがありがたかった


一旦寝て、お腹が空いて夜に起きた。日本から持ってきた粉末タイプの味噌汁を恐る恐る飲んでみる。

奇跡的に化粧ポーチに入れてた

半分も飲み終わらないうちにトイレに駆け込む。
まじかよ。これもだめなんかよ。
整腸剤も飲んでいたけど悲鳴を上げている腸には気休め程度。

水分を求め彷徨い
近くのスーパーで命の水に出会う

命の水
スーパーにあるほとんどのポカリは私が頂いた。

胃腸の回復食みたいな物は売っていなかったので、翌日はポカリオンリーで過ごすことに。ポカリしかお腹に優しそうなものが見つけられなかった。旅先で食事がとれないことほど悲しいことはない。

【世界一のバインミーとホイアングルメ】

世界一のバインミーはホイアンにある。
相変わらずピーピーだったけど、体のだるさは取れたため、本場のしかも世界一といわれるバインミーを買いに行ってみた。

バインミーフーン
※なんと現在は閉店してしまったよう。
お姉さん達がせっせと作ってくれる

店内で食べるとすぐトイレに行けないので
テイクアウトしてホテル部屋のベランダで食べることに。

どでかい!

日本でも数えるくらいしかバインミーは食べたことがなかったけど、うん全然違う。まずパンがカリカリで美味しい。肉も香ばしく焼かれていて、塗っているパテ?がガツンと濃い味でパンチが効いている。そこにパクチーとなますの爽やかさが加わり、色んな味がして美味しい。

すぐにトイレに行くことになったけど、幸い腹痛はなかった。下してもいいから好きなものを食べようと心に決めた。

ホテルのチャリは
後輪がゴリゴリにパンクしてた


カオラウ

うどんに似たもちもちの麺は軽く油通ししてあるのか、表面はザラっとした食感。濃いめのスープがよく絡む。

優しい油そば的な

フォー

ベトナムといったらフォー。ハノイが有名かな。優しい味で回復期にピッタリで、パクチー狂にはたまらない。

薬味の量を我々も見習うべき
かわいい店内

新鮮フルーツに感動

スーパーには食べやすくカットされたフルーツが
濃くて甘くて酸っぱくて本当に美味しい

全部で180円程安い!!
ドラゴンフルーツもちゃんと味する
丸かじり最高


【ホイアンナイト】

ルアンパバーンと同じく街並みが世界遺産に認定されているホイアン。

夜のホイアン旧市街は至る所にランタンが。
幻想的な雰囲気で、まるでディズニーの世界にいるみたいな気がした。
ランタンが灯る街の統一感が、テーマパークに来たみたいな世界感。

テラス席が気持ちよさそう
この椅子に座る勇気は無かった

ホテルから10分も歩くと川沿いに出た。
ランタンを船主につけた手漕ぎ船が往来している。

最終日には船にも乗ってみた
うっとりする美しさ


音楽を愛す街ホイアン

夜ホイアンの街を散策すると、いたる所にミュージックバーがある。
どの店も扉や窓が開け放たれているため、外を歩いているだけで生演奏が聴こえてくる。

これが最高だった。幻想的な街並みに生演奏や生歌が響き、飲んでない(※ピーピーで飲めない)けど心地よい気分になれる。皆気に入った店先で足を止めて音楽を聞き入っている。

Alicia Keys の If I Ain't Got Youをハスキーな女性ボーカルが繊細に歌い上げ、雪の華をギターソロの男性が気持ち良さそうに弾いている。
それらを聴きながら川沿いのベンチに腰をかけボーっとする。
あぁ今ビールが飲めたら。
きっとこの街はお酒を片手にふらふらするだけで幸福になれる。
音楽のパワーってすごい。音楽の素晴らしさを文章に落とし込める技術はないから、うまく伝わらないけど、毎日これを聴くために夜散歩した。

謎の旨ドリンクを持って闊歩
レモングラスと生姜香る甘くてすっきりした味


【ビーチまでのサイクリング】

ホイアンの街からビーチまでは自転車で25分。
天気が良い午後にサイクリングがてら行ってみた。

ラオスで買った服とバッグでいざビーチへ
この頃にはガングロになっていた
ただ街からこの道を直進すれば
そのまま海へ行ける
途中の田園ゾーン
観光客に水牛に乗せてあげる商売をしてた
ビーチ着

意外と波が高い

ビーチベッドで本を読んだり、春の甲子園を見たり。気ままに過ごす。

藁のパラソルがいい感じ
目が離せない展開

途中物売りのおばちゃんがやってきて
竹製のトンボが面白くて買ってみた。

指に乗せてバランスをとる
面白くて30分くらい遊ぶ


タマヌオイル

ビーチに行くついでに友人から頼まれていたタマヌオイルを買いに行った

目的地までの道
花が降ってきて綺麗


タマヌオイルとは南国のナッツの木からとれる抗酸化作用や抗炎症作用ある美肌オイルで、以前私もお土産でいただき使用していた。独特の匂いがあるけど、私は嫌いじゃない。

到着
日本人オーナーの有名店

インテリアのセンスがすごい
なんともおしゃれ空間

ここは代官山ではなくホイアン
自分で調合できるやつ
こうゆうのあがるよね
目的のタマヌオイル
友達と自分用で購入
帰りにお茶までご馳走になった
店員さん現地の方々だけど
すごい日本的接客ですごい


【ミーソン遺跡】

ベトナム中部に来たら行ってみたい遺跡があった。行ってしまえば中々簡単にはトイレに行けないことを考慮し、体調が回復してきたタイミングで現地ツアーに申し込んだ。

ハイランズコーヒーの近くにある
シンツーリストで申し込み

当日朝ホテルに迎えにきてくれる。
朝食は食べないつもりだったが、迎えを待っている間にバインミーを出してくれた。

盛り付けがおしゃれ
バッグにはしっかりポカリをイン
断面

半分程食べたところでお迎えが来て、残りは包んで持たせてくれる。バインミーフーンも美味しかったけど、ホテルのバインミーの方が私は好きだった!

陽気なガイドの背中

ミーソン遺跡へのガイドはまじでよく喋る、ハキハキ喋ってくれるから私の乏しい英語力でも十分理解できた。

受付から遺跡まではカートで5分ほど森林を進む。遺跡入り口の橋はインディージョーンズみたいでテンション上がった。

冒険心がくすぐられる橋

ミーソン遺跡に足を運ぼうと思ったのは、歴史深い点もそうだが、風化が進み森の中の自然に溶け込む様子と、ベトナム戦争で破壊された爪痕が生々しく残っている荒廃的な部分を生で見てみたかったから。

森と共生
神秘的で心にくるものがある
内部に入れるところも


現在はインドからの支援を受け復興に向け再建されているとのこと。新しいレンガが雰囲気をぶち壊していて残念と評判があるよう。個人的には復旧過程も遠い未来には貴重な瞬間なるかもしれないから、このタイミングで来訪できて良かった。

至るところで復旧作業が行われていた
日陰は皆無のため帽子必須

幸い体調も良く過ごせた。ツアーは昼食付だったが、欧米人の中で唯一参加していた日本人親子とテーブルを囲んだ。友達親子と旅行に来て、日中は別行動をしているそう。
私も将来、子育て中も海外旅行は諦めたくないなと思った。

これは男性器らしい

【ビビットな街並み】

夜も綺麗だけど、街全体が黄色の壁に統一された昼の風景も素敵なホイアン旧市街。

帽子が飛ばないか心配して見送る
私はあまり興味がなくて入ってないけど
旧市街には中華な建物がたくさん
咲き乱れる花と黄色の壁が映える
電線と共生する花
よく通った小道

体力が回復してきた頃に市場ものんびり散歩をした。

でかいやつに梅並べて干したい
太刀魚的なギラギラな魚
葉っぱは東南アジア料理に欠かせないね
熱々の汁をビニール袋に入れても
不思議と破れない


旅の終わりが近づき、なんだかしんみり。
最後に訪れる街を華やかなホイアンにして良かった。
静かすぎたら寂しくて泣いちゃうとこだった。

ちょっと泣いた

最後の最後で押し売りにあった。

強引に天秤を担がされ、携帯を奪われ写真をバシャバシャとられる。記念に撮ってあげたんだから絶対買ってねと意気揚々のおばちゃま。沢山のフルーツをスーパーの3倍の値段で買ってくれとのこと。無抵抗の私は、あまりのスピードと絵に描いたような押し売りに笑えて「まあいいか」と購入。お世話になったホテルのホストと一緒に食べてホイアンにお別れをした。

あんたのパワーにわしゃ完敗だよ
マンゴスチン?うま

一時は力尽きて帰国の体力も残ってないと絶望したが、快適なホテルといつも気にかけてくれたホストのおかげもあり心身ともに癒された滞在となった。

とってもおすすめホテル
ベランダから見る朝日が忘れられない

その後ダナンまで移動し、日本へ帰国。
あっという間の3週間。
東南アジアのゆるさと元気さが更に大好きになりました。


これにてざっくり旅行記は終了。
改めて振り返ると色々あったなぁ。
また今年海外一人旅に行けたらと思う。
長くなりすぎるので書ききれなかったことも
ちょこちょこ記事にしていきたい。


ご拝読いただきありがとうございました。

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