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彼と別れる決意

前回の記事の続きです。


一度、彼と別れようと
いう話になったものの、
一旦保留に。

別れた方がいいと、
頭でわかっていても、
別れたくない気持ちが
優先していました。

彼もそれは一緒でした。

その後、2ヶ月程たってから、
わたしが体調を崩し、
入院することに。
切迫流産でした。

一人目のときも、切迫早産で
入院をしていて、先生からは、
おそらく2人目以降も、そうなる
可能性はかなり高いと言われて
いました。

赤ちゃんは無事でしたが、
安静にと言われ、退院してからも、
しばらくは安静と言われたので、
1ヶ月位は家でも安静にしていました。

そこから3か月後、今度は
切迫早産になり、再び入院。

そしてさらに、
赤ちゃんの成長が遅く、念のため
総合病院で出産まで入院した方が
いいと、主治医の先生から薦められ
家から1時間位の病院へ転院と
なりました。

この期間、私は、
私のせいで、こういうことに
なっているのかも…と思いながらも、
でも今は、産まれてくる赤ちゃんが、
とにかく無事に産まれてこれるように
願うことが一番大切だと。

わたし自身の気持ちが、赤ちゃんに
影響しないように、平らな気持ちで
いることが大切だと、自分に言い
聞かせていました。

彼とは、入院していたこともあり、
たまにのメールはしていましたが、
総合病院の病室では、携帯電話が
使えなかったため、そこからは
全く連絡はとっていませんでした。

そして、この頃のわたしは、
夫や夫のご両親、そして、わたしの
両親が、合間を縫って会いにきて
くれていたため、そばにいてくれる
みんな、そして彼に対して、本当に
申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

無事に出産が終わったら、彼に
きちんと別れを告げようと思って
いました。

彼からは、無事に産まれたら、
連絡をほしいと言われていました。

そして、無事に出産が終わり、
会社にまずは連絡をしました。

ただ、彼には、しばらく
連絡ができませんでした。
どんな声でどんな風に
伝えたらいいのかと。

そこからまた、1ヶ月後くらいに、
ようやく連絡をしました。

彼からは、どうしてすぐ、
連絡をくれなかったのか。
どんな想いでいたと思う?と。
怒りと悲しみを感じました。

わたしからは、どんな風に連絡を
していいのか、感情の整理がつかず、
連絡できずに、申し訳なかったと
伝えました。

そして、そこから1ヶ月後位に
連絡があり、彼から、奥さんが
妊娠したと連絡をもらいました。

ここで、そういうことか…
完全に、この関係はやめなさいと
いうことかと。
そう…天から言われていると
わたしは受けとりました。

彼とも、その後の電話で、
「こういう関係、お互いに平気でいれる
タイプじゃなかったね。考えてみたら、
ゆきが家庭で幸せそうにしている笑顔が
好きだったから」と。

そしたら…できれば、友達でいれるかな?
それとも、相談相手になってくれたら…
大切な人だからさ…

そんな風にいってくれましたが、
わたしの中では、友達、相談相手、
彼とは、そういう関係に、なる選択は
ありませんでした。

特別な相手で
いてほしかったから。

そんな気持ちから、別れを
選択することに。

彼からは、これからどうやって、
何を目標に生きていけばいいの?
絶望しかないと言われました。

別れが決まった後、私の方も、
今まで味わったことのない、
目の前が真っ暗な怖さを
感じていました。

青天の霹靂とは、
こういうことだって…

娘が隣にいても、家族が周りに
いても、全くそれは変わりません
でした。彼の姿、声が、目の前から
なくなることが、こんなに怖い
ことなのかと。

辛いというレベルは、はるかに
通り越していました。

ここからは、立ち直るまでの
長い日々が始まりました。

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