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招き入れ、受け容れることで繋がる「愛」――虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会6th Live!「I love You ⇆ You love Me」

こんにちは。かみなりひめです。

2024年が始まってはや半月が経ちました。
あと20回近く繰り返したらまた一年が巡ってしまう
ことに戦慄している今日この頃です。

さて、本日の話題はこちらです。

ラブライブ!
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
6th Live!「I love You ⇆ You love Me」
お疲れ様でした!


昨年末の名古屋公演を経て、
共通テストと同日に横浜公演と相成った
今回の6thライブでございます。受験生泣かせ。

アルバム「Fly with You!!」を引っ提げて、
ファンとの愛の交換(「交歓」でもありますね)を
楽しむ、というのがコンセプトでした。


ワタクシはといえば、
自己投影しまくって聴いてる楽曲である
三船栞子さんの「咬福論」にて、両日ともに
ボロボロ泣いてしまいました。最高でしたね‥‥。

このアルバム収録曲をメインに据えつつ、
セットリストを彩る他の楽曲の歌詞などにも
LOVE」といった文字列が踊っており、
テーマが透徹されているのを感じました。

さて、そんな「愛」がテーマのこのライブで、

私が一番印象に残った楽曲は、

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
「L! L! L!」(Love the Life We Live)



1. 思い出されるのは‥‥。


「いや、おいおいおいおい!」と
ツッコみたくなる方も多いかもしれません。

ご存知の通り、この「L! L! L!」は、
4thアルバムの表題曲でもあり、
4thライブのオープニングナンバーとして
印象深いという方がほとんどでしょう。

そのため、6thライブでの披露というのは
いささか違和感を覚えるかもしれません。

また、アルバム表題曲といえば、
Love U my friends」や「Just Believe!」を 
思い起こす方も多いことでしょう。

これらの楽曲は、
そもそもライブでの披露回数が多いのに対し、
L! L! L!」の披露回数は、これらに比しても
決して多くはありません。

その意味でも、
なんでここで L! L! L!なん??
と感じられてしまったのでしょう。

ええ、分かります。(某キリンさん風味)

とはいえ、
この曲が今回の6thライブで披露されてしかるべき
理由はちゃんと存在しています。

その理由とは、

林鼓子さんのためだったのです。


2. 誰かを迎え入れる曲・L! L! L!


さて、前述のとおり、
この6thライブのテーマは「愛の交換(交歓)
でございました。

ということは、「love」の語を題に冠する
L! L! L!」がセットリストに入ることは、
ある意味テーマに沿った選曲だと言えましょう。

ただ、
それでも 4th ライブのイメージが強く表れて
しまっているのがこの「L! L! L!」 であることも
否めない事実です。

4thライブがここまでも印象深い理由は、
正直なところ、一点に尽きるでしょう。

それは、
スクスタ時空であれほどに揉めてきた
鐘嵐珠ミア・テイラーのふたりが、
ナンバリングライブに加入するという
タイミングのライブであったからです。


ステージから伸びる花道。
その花道の先は二つに分かれており、
それぞれの道からステージを目指して
嵐珠とミアが進んでゆくというシーンから
4thライブは始まっていきました。

そして、ステージ上に立っている三船栞子が
二人の手をそれぞれ取り、始まった曲こそが
この「L! L! L!」だったのでした。

嵐珠やミアのファンからすれば、
いや、たとえそうでなかったとしても、
あの感動的なシーンを見てから披露された
L! L! L!」には感涙せずにはいられません。

この鮮烈でありかつ心温まる記憶があると、
L! L! L!=4thライブ」
という印象がついてしまうのは当然のこと。

さて、ふと考えてみると、
歌を届ける側のスクールアイドルと、
歌を聴く側のファンという構造を考えると、
与えるアイドル―受け取るファン
という図式がどうしても成り立ちそうです。

しかし、
ライブ中のMCでもたびたび言及されていたように、
スクールアイドルたちもまた、自身のファンからの
「愛」をもらっているはずです。

さらに言うなれば、
スクールアイドルがもらった「愛」には、
同じステージに立つスクールアイドルからの
モノも含まれていたことでしょう。

そこに、
L! L! L!」が嵐珠・ミアを迎え入れるための
楽曲だったことを踏まえて考えてみましょう。

今回、虹ヶ咲から受け入れられるべき人は、
楠木ともりさんから優木せつ菜役を受け継ぎ、 
ナンバリングライブへは初の参加となった
林鼓子さんその人でしかないのです。

つまり、
4thライブの場で嵐珠・ミアを受け入れた
L! L! L!」は、今回の6thライブにおいては
林鼓子さんを受け入れる「愛」となって
我々の前に立ち現れたのでした。

3. おわりに


ここまで、今回の6thライブ(Day.1)にて
披露された「L!L!L!」の意味について
私見を述べてまいりました。

ここで、
「L! L! L!」を略さずに表記すれば、
“Love the Life We Live”だったわけですが。

今回、横浜公演 Day.2のMCにて、
楠木ともりさんからの差し入れがあった
話を契機にして、彼女が今でもちゃんと
虹ヶ咲を見守ってくれているということが
語られました。

この曲名にある「We」には、
今、同じ時空で虹ヶ咲に関わっている人も、
そして、過去に関わってくれた人も、みんな

すべて包摂しているという意味合いすら感じます。

林鼓子さんを、このナンバリングライブに
「愛」をもって迎えることができたのを、
心から嬉しく思ったのでした。

(僕らも大好きですよ!!!!!)

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