宮本 | となりのブレイン

金融機関、会計事務所での経験、知識を発信することで、中小企業経営の不安を減らし、事業発…

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金融機関、会計事務所での経験、知識を発信することで、中小企業経営の不安を減らし、事業発展の一助となる!

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  • となりのブレインMagazine ~事業を飛躍させるノウハウ

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    となりのブレインのメソッドを無料大公開するnoteマガジンです。 中小企業の経営を飛躍させる仕組みに関するノウハウを体系的に公開していますので、御社の事業に必要な部分だけを確認できます。 売上・人材・資金に関する課題解決のヒントを探してみてください! https://ashitae-tax.jp/tonarinobrain/

最近の記事

融資相談の仕方。【不動産担保】

前回までの記事のように、融資の検討は進んでいきます。 それでも、融資が難しい場合には不動産などを担保に提供して、融資を受ける方法が考えられます。 担保として提供できるものには、様々なものがあります。 ・土地 ・建物 ・預金 ・債権 ・有価証券 ・売上債権 ・機械設備 ・棚卸資産 乳牛や、ウイスキーの原酒、建設用足場 なども 担保として提供されることがあるようです。 (これらは、膨大な管理コストが想像され、金融機関は嫌がります。) 今回は不動産担保についてご説明します。

    • 融資相談の仕方。【保全】

      前回の続きになります。 前回の記事も、もう一度ご覧ください! 前回は、【資金使途】と【返済原資】について、解説しました。 今後の利益に繋がる【資金使途】であり、 わかりやすく【返済原資】を見出すことができれば、 すんなり融資を受けられることがわかりました。 一方で、 【資金使途】 お金がどうしても必要であっても、 【返済原資】 収入が増えたり、経費が減る未来が見えない。 こんな時には、簡単には融資を受けられません。 そこで、③【保全】が登場してきます。 ③返済できな

      • 融資相談の仕方。【資金使途】【返済原資】

        銀行融資では、お金を借りることができます。 そのお金は元々、預金した人のお金です。 「隣町のAさんの事業が上手くいかなくて、  融資を返してもらえなかったので、  あなたの預金はもう引き出せなくなりました。すみません!」 これでは、困りますよね。 銀行融資の審査が厳しい理由はずばり、この点にあります。 銀行融資の大原則は、 確実に返済してもらうことです。 「安全性の原則」とも呼ばれています。 融資を相談する際には、 この「安全性の原則」を充たしているとわかってもらえる

        • こっそりお教えします。【新NISA】で重要なことは唯一つ!

          早速結論です。 早く始めましょう! 乗り遅れてはいけません! 富裕層のマネーが流れ込んだあとでは、 株価や、投資信託の基準価額などはあがってしまいます。 証券会社はどこがいいとか。 どんな銘柄に投資するとか。 そういったことはいくら吟味してもキリがありません。 時間に区切りをつけて検討し、 2024年1月4日には早速買付することをおすすめします!! 2024年1月から新NISAがスタートします。 新NISAの概要については 読みやすい記事がたくさんあるので本記事では説明

        融資相談の仕方。【不動産担保】

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        記事

          迫る忘年会シーズン!【イタリアワイン】で会話に彩りを

          経営的にもプライベートでも何かと制限の多かったコロナ禍が落ち着き、 会社での飲み会や、取引先との接待も増えてきたと実感される方が多いでしょうか。 普段から、ビールと焼酎程度で、お酒のことはほとんどわからない。 お酒好きな取引先の社長と懇意になりたい。 そんな悩みを抱えている経営者も多いのではないでしょうか? 特に難しいのが、、 ワインですよね。 詳しい人は本当にどこまでも詳しくて、 ワインリストを見ても赤なのか白なのかわからない方が ぽかんとしている。。 そんな光景が忘

          迫る忘年会シーズン!【イタリアワイン】で会話に彩りを

          経営者必読!【iDeCo】の普及を阻むもの。

          私は、老後2,000万円問題に備える主力選手として、 iDeCoを活用しています。 しかし、 前回の執筆時には、iDeCoが全然普及していないことを知りました。 なんと、 就労人口6,000万人に対し、たったの300万人しか加入していないのです。 今回の記事では、 iDeCoの普及を阻むもの。について記載します。 経営者の皆様! 知らぬ間に「阻むもの」の一端を担ってしまっていますよ! こちらの記事を読んでいただき、 中小企業の従業員の皆様にもiDeCoを普及させましょ

          経営者必読!【iDeCo】の普及を阻むもの。

          経営者必読!【iDeCo】導入編。

          老後の2,000万円問題が一時期大きく話題になりました。 経営者の皆様は、ひょっとすると、 「老後なんてない。生涯現役で稼ぎ続けるよ」 という方もいるかもしれませんね。 ですが、会社を支えてくれている従業員はそうはいきません。 毎月納めている厚生年金(社会保険)だけでは、足りないと言われ、 誰にも相談できない不安を抱えている従業員も多くいることが想像できます。 日本では、2017年よりiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)の加入を後押しすることで、老後資金の充実を促進し

          経営者必読!【iDeCo】導入編。

          ちょっと珍しい資金調達 その②【私募債】

          金融機関の担当者から、突然このような提案を受けたことはありませんか? 目的通り資金調達ができれば、御の字ですが、 契約の内容については把握できているといいですね! 今回は、 ちょっと珍しい資金調達 シリーズ②です! 私募債発行による資金調達について解説していきます。 それでは、早速いきましょう! シリーズ①はこちらです! 社債発行による資金調達とは 会社が資金調達する手段は大きく分けて 直接金融 か 間接金融 の2種類です。 直接金融は株式や社債を発行して、貸し手から

          ちょっと珍しい資金調達 その②【私募債】

          あなたもセールスされるかも?【仕組債】とは

          仕組債を販売する際のリスクの説明が不十分であったとして、 千葉銀行など3社に業務改善命令が出されました。 実は、仕組債は、法人でも勧められやすい商品ですので、 簡単な商品の概要と、恐ろしいリスク、良い商品かもと思わせるポイントをお伝えしていきます。 それでは、始めます! 仕組債とは 債券とは、 国債や社債など、国や企業が投資家から資金を調達するために発行する有価証券です。 投資家目線で考えれば、優良な企業や国の発行する債券を購入し、 債権保有期間に決められたクーポン(

          あなたもセールスされるかも?【仕組債】とは

          【連鎖倒産】から身を守る

          コロナ融資の返済開始により、 倒産件数がじわじわ増えています。 得意先からの入金を支払のアテにしている会社も多いと思います。 そんな、得意先が急に倒産したら。 既に提供した商品・サービスの対価が回収できなかったら。 急に自身の会社も資金繰りに大きな影響を受けてしまいます。 今回の記事では、連鎖倒産の防衛策について案内していきます。 こちらを読んでいただき、 自己防衛能力を高めるとともに、 営業担当者とともに得意先との取引条件も詳細に把握しなおしましょう! それでは

          【連鎖倒産】から身を守る

          【創業融資】をきっかけに、充実した創業支援の波に乗ろう

          2023年!! 創業を目指す方にはかなり追い風になっています。 岸田政権は「新しい資本主義」の一環として、 2022年より「スタートアップ育成5か年計画」を始動しています。 https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/pdf/sdfyplan2022.pdf 5か年計画を基に、国の予算も増加しており、 スタートアップへの支援は多方面で充実してきています! 今回はその中でも、創業融資についてご案内していきます

          【創業融資】をきっかけに、充実した創業支援の波に乗ろう

          【金利】っていくら払っているんだっけ?

          日銀の黒田総裁が2023年4月に任期を終えます。 10年の任期の中でも、大きな出来事の一つとして、 マイナス金利の導入が挙げられます。 マイナス金利の導入とは、異次元金融緩和の一環で、 資金の流通量を増やし、物価を上げることを目的としています。 事業資金の借入を必要とする中小企業者にとっては 前例のない低金利が続き、 資金調達がしやすい時期だったと言えます。 今後は、 「マイナス金利下から脱し、金利があがるのではないか?」 など、不安に感じる方も多いかと思います。 今

          【金利】っていくら払っているんだっけ?

          (1月10日スタート!!今すぐ検討!)「ゼロゼロ融資」の「借換保証」?

          ああ。。 コロナ禍で思い切って借りた融資の返済が。。 、、、、は じ ま る。 当時思い描いていたほど、事業は好転していないし、 利息だけ返せばいい元本据置の状態に慣れてしまった。 元本も返していきたいけど、当時の返済計画ではかなり厳しい!! こんな問題に直面している経営者の方も多いでしょうか? 実は! 2022年9月末でまだ返済の始まっていない融資がざっくり4割程度あります。 みなさん同じ悩みを抱えていることがわかります。 この状況を受けて、政府がこのような制度を用意

          (1月10日スタート!!今すぐ検討!)「ゼロゼロ融資」の「借換保証」?

          【経営者保証】は解消できる?【事業承継】での重圧を減らそう!

          いい年齢になってきた。 昔の様に身体が言うことを聞かない。 子どもも大きくなって、独立した。 創業、あるいは先代から事業を引き継いで経営を続けてきた経営者の皆様。 ふとした時に事業承継を考える機会もありますでしょうか。 子どもに?従業員に?外部に売却? 事業承継の選択肢をいくつか思いつけば最高な状態ですが、 引き継ぐ側には大きな心理的負担があります。 経営者による連帯保証です。 経営者に大きなプレッシャーとしてのしかかる経営者保証について 第2の見直し機運が高まっていま

          【経営者保証】は解消できる?【事業承継】での重圧を減らそう!

          2026年。約束手形が使えなくなる!?【資金決済】【でんさい】

          あなたの会社は手形を振り出していますでしょうか。 振り出しはしていないけれど、手形を受け取ることはありますでしょうか。 日本政府は2026年を目途に紙の約束手形の廃止を目指しています。 手形がなくなったらどうなるんだろう?? 今回の記事では、 手形がなくなったときの対応について、 説明していきます! それでは、始めます! 約束手形 の基本的な流れ (振出人) ①商品サービスの提供を受け、請求書をもらう。 ②約束手形を発行して取引先に渡す。  ・金庫から手形帳

          2026年。約束手形が使えなくなる!?【資金決済】【でんさい】

          ちょっと珍しい資金調達 その①【当座貸越】

          あなたの会社の売上(売掛金)は、いつ現金化できますか? 飲食店など、その場で現金払いを受ける業種。 掛けにしていて、翌月末に支払いを受ける業種。 翌月末にようやく、手形を受け取る業種。 会社が商品やサービスを提供するためには、 仕入や人件費など様々な諸経費がかかります。 そして、商品・サービスを提供して初めて、 売上金を受け取ることができます。 今回は 売上金を受け取るまでに、 会社が先払いで負担している資金。 所謂、運転資金について説明します。 そして、借入の方法であ

          ちょっと珍しい資金調達 その①【当座貸越】