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リベリオン上映会に行ってきたはなし

来たる3月30日、人間食べ食べカエルさんリクエスト企画第1弾
「リベリオン」上映会に行ってきました!
レポというより、なんとかしてこの感情を書いてしまおうというだけのものです。

企画についてはこちら。

こちらは当日、食べ食べさんの代理としてご登壇なさった加藤よしきさんによる告知です。
お二人とも元々一方的に大好きでフォローしていたので、めちゃくちゃ嬉しかった!

このリベリオン上映、上映権の都合で一回のみということで、チケットは即完売。2分ほどで200席が…
本当に偶然、すぐにアクセス出来たんですが、その時点で真ん中の席はびっしり詰まっており、両サイドも1/3が埋まっている状態。
慌てて震える指で誤タップしながらもなんとか予約完了、当日まで「本当に予約出来てるんだよな?」と疑心暗鬼でした。

これが一瞬で…


私自身、とあるマンガのネタになっていてガン=カタを知るも、公開当時は地方に住んでいて情報もなく、マンガで知るまでリベリオンのタイトルすら聞いたことがなくて
まだレンタルDVDが主流だった頃にたまたま近所で発見、その後サブスクが主流になってからは何度も配信で。
しかし何度観ていても劇場で観るのは初めて!
とにかく新鮮で感動的でした!

大画面で観ると、クリスチャン・ベールの繊細な演技が際立ちますね…
寝室の窓のトレペみたいの(語彙)を剥がしていく時の、自分への焦りとか戸惑いと、わくわくが抑えきれないあの表情、すごく鮮明に見えたので大変良かったです。
仔犬にめろめろになっちゃうところも、どうしたら良いか分からなくて目があわあわしてるのがちゃんと見えた。
パートリッジが車内で見せる微妙な視線やアンニュイな表情と、詩集の隙間から覗く優しくも憂いを帯びた瞳の対比みたいなものがよりしっかり見れた気がします。
私、パートリッジが好きなもので…

それにしても副総裁の命乞いが何度聞いても面白い。
あれで吹き替えだと山路さんの声らしいからずるいよ…吹き替えで聞いたらちょっと揺らぐかもしんない…
あのやりとり、ウッチャンのコントっぽさがある。小須田部長とか。本人としては至って真面目で最適だと思っているところが。
副総裁なりに、お互い投薬していない者同士、感情があるから逆に相手の感情を揺さぶることが出来る!と考えたんでしょう。
感情があっても権力に目が眩んでいない。美術品に関しては欲しいのかどうか分からない。なので望むポストや欲しいものを与えるのは効果がない。
そこでメアリーに対する言動、処刑後の慟哭を監視して「命について語ると効く!」と考えての発言だとしたらじわじわきてしまう。ブラントの報告で「仔犬にめろめろでした!うるうるの目に弱いようです!」とか聞いてたのかもしれないし。
ただ、あの奇妙な命乞い、まともな感情を持ってる人間がいなかったからかも…と思うとなんかまた味わい深い。
副総裁含め、ブラントも側近も近衛もプロジアムを少なくともファーザーが亡くなって以降は服用してないと思われるけど(多分副総裁はもっと前から?)、その状態で統率が取れててプレストンを罠にかけられたので、基本的には副総裁と同じような思考してる。なので感情にも偏りがある。だからプレストンのような正義感に満ちた感情を持っている人間に対しての対応が上手くできなかったのかもしれない。
むしろ、上位である自分たちの感情は優れているので、感情を覚えたての「違反者」は簡単に騙せる、とナメていたのかも。
しかしやっぱりあれはない。雑すぎるにも程がある。
だったらメアリーを人質にしたほうがよっぽど効果ありそうなのに、(銃の交換の件を予測していたにも関わらず)処刑しちゃったし…
だからこそプレストンに一言であっさりやられてしまう爽快感があるんだろうなぁ。
それにしてもブラント、最初から野心というか出世欲丸出しだわ、ドヤ顔するわ態度もでけえわ、タイマンでプレストンに探りを入れる時もねちっこいわで感情剥き出しすぎるだろ…銃のすり替えで騙されて何かの間違いだ!って大声出してた時はプレストンにネタバラシ直前だからヤケクソだったのか…?
雑すぎんか…?(今更なにを)

当日、司会進行のキネ旬の担当者さんも仰ってましたが
年齢層が若めでびっくり!
アラサー〜アラフォー(自分と同年代)かそれ以上だろう、と思っていたら、20代くらいの方も多くてリベリオンすげえ…と改めて感じるなど…
当時はマトリックスと比べるというかモニョモニョ…と言われてたみたいだけど、個人的にはガッチガチのディストピアもので1984年とか華氏451度に近い。(マトリックスもディストピアものだけど、パラレルワールドとかサイバーパンクとかも入ってるかなーと思ってるので)
しっかり別のジャンルだなぁと改めて思うなどしました。
ガン=カタ、リベリオンの枠を超えて有名というか、結構パロディ(オマージュ)で使われてるし。
完全なる偶然とはいえ、翌日に放映された「爆上戦隊ブンブンジャー」にてがっつりガン=カタなアクションシーンがあり、思わず爆笑してしまった…どこに向けて作ってるんだよ!(嬉しい)


キネ旬の担当者の方が、今後頑張って応援上映も!と仰ってたけど、するなら追加料金払わせてくださいっ!
上映権、想像以上に手続きがとても面倒で高額だろうから、そのくらいしてもいいと思う…
たしか、上映権>放送権>配信権、だった気がする…権利だけでこれで、更に劇場への交渉とかもあるわけだから、なんかこう…何もできない視聴者だけどただ感謝して観るだけでは申し訳ないので…
しかも今回特別に素材を入手して、当時風のロゴを入れたものを飾ってくださっていた。

当時のポスターかと思ったら今回特別に作ったそうです

グッズ化は厳しいだろうけど、ミニポスターとかポストカードでもいいから何かしら…欲しい…
円盤も、レンタルで観た時には既に流通してなくてプレミア価格で取引されてた(今も)ので、配信されてるとしてもやっぱり媒体として欲しい。

せめてもと思って、ヒューマントラストシネマさんはチケットレスを推奨、QRコードをスマホでかざせばOKなところを
わざわざ券売機で発券して、リベリオンを観たという物的証拠(?)を残してきました。
元々半券集める派なので。


チケットレス、分かるんだけど紙で欲しい派


あと、これもキネ旬の方が夢として仰ってたのが、いつかDCPで上映したい!と!(今回はBlu-ray上映)
これはかなりアツい!夢のまた夢かもしれないけど、是非観たい!そうなったら期間限定で上映していただきたい!
※知ってたら完全な蛇足ですが、DCP=デジタル・シネマ・パッケージ 映画館で流す映像データのこと。フィルムのデータ版みたいなものです。

第二弾、第三弾と決定していて、好評ならこの先もいろんな作品を…と言うことなので、リベリオンの再来とともに楽しみにしております!
以上、取りとめのない書き散らしでした。
関係者の皆様、ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

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