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解像度の高さと熟達の関係

体がつかれすぎて久しぶりにマッサージに駆け込む。

子どもが生まれてからは頻度が下がったけれど、昔もっとハードに働いていた頃は毎週マッサージに通っていたり、学生時代にはスポーツの世界にいたのでマッサージをする経験側でもあった。

だからか、マッサージに行くと、ついつい担当者のアセスメントをしてしまう。

痛気持ちよいマッサージでうとうとしながら、マッサージがうまい人とそうでない人とのちがいはなにかと考えていた。

両者のちがいは解像度にあると思う。

たとえば、うまい人は肩を押すにしてもピンポイントに押す。そうでない人はこのへん、くらいの感覚で押している。

両者ともに一生懸命で、手を抜いてるわけではない。

それなのに、うまい人が1cmの網目でポイントを捉えているとしたら、そうでない人は3〜5cmくらいの網目で捉えている。

1回では2〜3cmのズレでも何十分かの時間、それが繰り返された結果、回復感に差が生まれるのだと思う。

同じ押すという行動でも、うまい人とそうでない人ではそのくらい体に対する解像度がちがう。


そう思ったとき思い出したのは、バスケットボールのシュートがうまい人とそうでない人のちがいだ。

シュートがうまい人というのはゴールの「ココ」という場所を明確に狙ってシュートを打っている。でもそうでない人は、なんとなくゴールに向かってシュートを打っている。

同じように狙ってシュートを打っていても、狙う先の広さがちがうと精度がかわるのだ。


そう思うと、ファシリテーションも似てる。

熟達したファシリテーターは場に対する解像度が高く、その場で起きていることにたくさん気付くことができる。

だからキャッチした情報をもとに、働きかけたい方向を狙って、言葉を選び、問いを投げかけ、働きかける。


解像度をあげるということは、熟達のひとつの、でも大切な要素なんだろうなと思う。


と、そんなことを考えていたら寝ないうちにマッサージが終わって、だいぶ体が楽になった。

ちなみに今日マッサージを担当してくれた人は、ストレッチの角度に対する解像度がとても高くて、アプローチの仕方は角度にくらべると伸び代があるなと思った(誰)

あまりに首肩背中がガチガチになっていて、めちゃくちゃ心配されたので、しっかりストレッチしたりセルフケアしていかねば…!

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