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ワークショップを作る、を通して考えたチームのこと

春から青山学院大学大学院のワークショップデザイナー育成講座に通っていて、実際にグループに分かれてワークショップのプログラムデザインを行い実施するという実習の授業があった。

準備期間は2週間。

講義の時間の中で企画し、自主的に集まってリハーサルのリハーサルをして、他のグループの方を参加者にしてリハーサルをし、そのフィードバックをもらって本番の実習。

プログラムの調整によって、本番はリハーサルよりも参加者のみなさんの参加度が高くなり目標であった参加者同士のつながりを生むということも一定達成でき、講師の方からもプログラムデザインについてはよいフィードバックをいただいた。


…のだけど、個人的にはチームでなにかをつくるとき、その関係性がアウトプットに影響する、というのを実感することもあり反省というかチームに対する気づきが多かった。

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よくみかけるダニエル・キムの成功循環モデル(引用:http://team-vision.jp/blog/kankeisei-743.html)

振り返ってみると、もし当日のワークショップが自分の主催だったり、自分が依頼されて行うものであったならば、もっと細部までこだわっただろうという点がたくさんある。

例えば、今回講師の方からフィードバックをもらった指摘のいくつかはリハーサルの段階で気になっていてふわっと伝えたりしていたのだけど当日はあまりそこが伝わっていなかったり、他のメンバーの担当になった役割について事前に内容や意図の確認をしたりということはもっとできただろうなと思った。


ふだん自分がワークショップを行うときは、細かな部分の設計だけでなく細かな意図まですり合わせる。

すり合わせる、というのは言葉で書くと簡単だけどお互いの見えているものとその言葉を合わせていく作業であり、お互いの価値観を理解していくプロセスでもあり、めちゃくちゃ時間もエネルギーもかかる。(だからワークショップの設計は何度も何度も話し合いながら調整を重ねていく)

そのめんどくさすぎるプロセスを一緒に進むには、そのワークショップに対しての本気度やクォリティへのこだわりが同じじゃないとできない。


そういう意味で、成功循環モデルは関係の質からはじまるのではなくて、「結果にこだわる」からはじまるのかもしれない。

結果にこだわるから、関係の質にもこだわる必要があるし、時間とエネルギーをかけてお互いを理解し関係の質を高めることにに合意できる。

結果にこだわらないなら、ただの仲良しで問題ないのだから。


とすると、ワークショップをチームでつくるとき、まず最初にやるべきことはどんな結果を目指すかを決めることであり、その目的に対して本気でこだわりたくなっちゃうようなチームの雰囲気づくりなのかもしれないなと思った。


あんまりまとまってないけれど、もう一回実習があるのでそこで今回の学びを活かしてやってみつつ、このテーマはもうすこし言語化していきたい。

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