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ひとつひとつの声を受け止めて、重ねて

異動して、事業部の全員と1on1で話すという取り組みをはじめて4ヶ月。


毎月新しいメンバーが加わっている状態なので、その都度に1on1を設定させてもらうことは続けるのだけど、いったん、はじめたときに予定していた方たち全員と話し終わった。


なかなかたいへんではあったのだけど、間違いなくやってよかった。

全員からたくさんの話を聞かせてもらったおかげで、見える景色がずっとクリアになった。

そしてひとりひとりと話すことをとおして、一緒に働く人たちをより大切にしたいと思うようになった。


1on1の中ではほんとうにいろんなテーマがあり、いろんな話が出てきて、相手の大切にしていることを共有してもらうような時間も多かった。

ありがたいことに率直に話してくれる人も多く、組織の課題もみえてきた。


ひとりひとりの話を聞く中で意識していたのは、社会構成主義の考え方だ。


ひとりひとりの声は、それぞれの中でのほんとうのこと。

それが合ってるとか間違ってるというようにジャッジせず、その人にはそう見えているのだ、と受けとめるようにしていた。


立場や経験もちがえば、見え方がちがうのは当たり前で。

だからこそ、ひとりひとりの視点から、会社や組織や事業やその目の前の仕事がどんな風に見えているのかを知りたかった。

そしてひとりひとりが見ている景色を重ねていった。

そうすると、より具体的に見えることがあったり、立っている場所によって見え方にギャップがあることがあることがわかったり、そこに立たないと見えない景色があることを知ったり。

ひとつひとつの声を重ねたから見えたことがたくさんある。


全員と話すという、効率的でもなく非生産的なアプローチだったけど、ひとりひとりと話しながら景色が見えてくる。

こんな体験ができたことがとてもありがたかったし、この、ひとつひとつの声を重ねてわたしに見えた景色を、どう伝えていくのか、これから考えていきたいなと思う。

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