リモートワークで組織カルチャーをつくるコツはチャットにある
世の中的にリモートワークがはじまって1年以上たち、リモートワークの弊害というような話も聞く。
わたしは去年育休だったので1年遅れてリモートワークという働き方になってみて、なにがちがうのか、リモートワークによって失われたものがあるとしたらなんなのかを考えている。
この3ヶ月で60人くらいの人と1on1で話をして、その中でリモートワークやオンボーディング、コミュニケーションについて話題になることも多かった。
いろんな話を聞きながら実際に自分も異動してリモートワークでセルフオンボーディングを体験して、いまもっている仮説のひとつが、リモートワークでクローズドなコミュニケーションが増えると組織コンディションが悪化する、ということ。
経営もふくめ情報をオープンにする会社というのも増えていて、もちろんそういうオープンさも大事だけど、ここでいうオープンさというのは個別に行われる会話のオープンさがポイントだと思う。
リアルの職場で隣の席のふたりがこの資料どうかな?と相談していたり、上司の席に誰かが報告に行っていたり、自分の後ろで隣の事業部がチームミーティングしてたりするように、自分はその会話に入ってないけどうっすらと聞こえてきたり見えたりすることで得られる情報というのがある。
そこから最近動いているプロジェクトだったり、隣の事業部の雰囲気だったり、上司のキャラだったり、職場の行動様式を察することができる。
ミーティングがすべてzoomになると、自分がはいってない会議のことはなにもわからないし、連絡がDMやクローズドなチャットで行われるとどんな風に相談するもスムーズだったり、誰がどんな動きをしてるのかがまったく見えなくなる。
結果的に、業務やカルチャーを学習する機会が大幅に減ってしまうのだと思う。
だからリモートワークで気をつけるポイントは、チャットのコミュニケーション。
意図的にオープンな場所で個別の会話がみえるような設計や意識付けをするなど、オフラインのときとはチャットの使い方を意識的にかえる必要があるのだと思う。
このテーマはもうちょっと深めて考えていきたいところだけど、今日はとりあえずここまで。
深めていきたいので、違うと思うとかこういう視点もあるんじゃないとか、コメントもらえるとうれしいです。
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