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学び直しの春と、ささやかな所信表明。

5月から、青山学院大学大学院のワークショップデザイナー育成講座で学ぶことにした。


仕事が落ち着いたら受験しようと思っているうちに、子どもがうまれ、仕事はさらに忙しくなり、ずっと「学びたいこと」のリストに残ったままになっていた。

一昨年、次男を妊娠しこれはチャンス!育休中に受講しよう!と思っていたら去年はコロナの関係で開催されず。


1月に説明会に参加したものの、ものすごいぎっちりとしたプログラム(講座や実習だけでなくレポートなどもたくさん)卒業生の話をきいてむちゃくちゃたいへんそうすぎて(←語彙力)、これはガチのやつだ…と悟った。

この春に育休から復帰する予定でもあり、生活も環境もかわるタイミングにさらに家庭内調整して講義を受けて、レポート書いたりする時間なんてつくれるのだろうか。いや、冷静に考えて厳しすぎる。

今年の受験も見送ろうと思っていた。


ても〆切3日前に、ふと今年受けなかったら後悔しそうだなと思って、そこから受験票書いて、エッセイ書いて、卒業証書のコピー出そうとしたら卒業証書が実家にあってあわててPDFを送ってもらったり、ドタバタの中、ギリギリで応募することにした。

(迷ったとき、いつも背中をおしてくれるのは夫だ。わたしが受講することで一番負担がかかるのは夫なのだけど、快くサポートするよと応援してくれた。神)


書類は通過したけど、この1年間、わたしのコミュニケーションの9割は、泣く赤ちゃんとゲームの話ばっかりしてる小学生男子だったから、web面接はぜんぜんうまく話せなくて、久しぶりにへこんだ。

めちゃくちゃ覚悟決めて受験したけど、だめだったかもな…と思っていたから、合格通知が届いたときには(郵送で届いたのだが、結果がこわすぎてすぐに開封できなかった)、ウソかと思った。

無事合格して、5月から学べることになってホッとした。

と、前置きが長くなってしまった。


めでたい話ではあるし、いまは「学んでやるぜ!」とやる気に満ち溢れているけれど、たぶんはじまったら何度か後悔すると思う。何度かではすまないかもしれない。

子育てしながら働くだけでも、毎日へろへろなのに、そこに講義を受けてレポート書く余裕なんてあるはずない。

なんでこのタイミングで受けちゃったんだ…
課題が終わらなすぎる、やばい…

もう見える。そんな未来が。


だから、後悔が頭をよぎった未来のわたしのために、いまのうちに所信表明らしきものを書いておきたい。

後悔しても、立ち戻れる場所になるように。

もう一度気力をふりしぼって立ち上がれるように。



ワークショップや対話の場づくりをするようになって気付けば10年になる。

最初は社内の非公式な場で、その後はプライベートで、ここ何年かは会社の公式な場をつくることもふえた。


わたしにとってワークショップや場づくりは、つながりをうむことだ。

その人が自分の内面とつながるきっかけ。

相手との関係がすこしだけ近く感じられるようになること。

場をとおしてうまれる人と人の出会い。



個人的にワークショップや場づくりをしていて、一番好きなのは会がおわった後。


なごやかに、ワイワイとちいさなグループがたくさんできて、参加された人たちが話している風景。

スマホを出して連絡先を交換してたり、なにやら二次会に行く人がでてきたり。

場の中ででてきた言葉が、日常の仕事の中でつかわれるようになったり。

そんなのをみると、しみじみとよかったなぁと思える。



そういう中で最近は、つくる場が大きくなったり、集まる人の属性が多様になったりするようにもなっていて、改めてワークショップを学び直し、理論と実践をつなげていきたいと思うようになった。


勉強はつらくてがまんするものだと、なぜか感じてしまっている様子の小2長男に、学びたいことを学びたいように学べばいい。学ぶことは楽しいのだと、伝えられたらうれしい。

そうも思っている。


あぁもうここまで書いても、たいへんさを想像するだけで気絶しそうなんだけど、わたしがワークショップをはじめたきっかけでもある、立教大学の中原淳先生がいつも言ってる言葉をなんどでも自分にむけたいと思う。


「Have hard fun!」


#この春はじめたいこと

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