どんな経験も、どんな風にでも意味づけできる
長男が生まれて、子育てと仕事の両立をしながら働くといういわゆるワーキングマザーになってからのキャリアは、正直なところずっとたいへんだけど、それでもがんばってきてよかったなと思った出来事があった。
若手の社員との面談の中で、将来の子育てと仕事の両立についての不安がありどうやっているのか知りたいと言われた。
なるほど、わたし自身も妊娠する前も、復職してからも、不安はずっとあったからその気持ちはよくわかる。
というわけで、久しぶりに2回の育休をふくめたキャリアと働き方の変遷と、そのときどきでどんなことを考えていたかという話をした。
思い出してみると、長男の育休復職からの約9年、心が折れそうになる出来事や希望していない異動が何度もあった(笑)
今となっては、どの経験もしてよかった、今の仕事につながっていると思っているけど、そのときどきはしんどくて、正直よくやってきたなぁと思ってしまった。
だけど話してみて、たいへんだったわたしの経験も今こうやって誰かのためになったりするのだと思ったのだ。
同じ経験をしたとしても、ひとつひとつの経験を、どういうものとして意味づけるかは、人によってかわる。
どのタイミングで意味づけるかによっても変わる。
どんな経験も自分なりに納得のゆく意味づけをしていきたいと思うし、どんな経験もどんな風にでも意味づけられるから、不安があっても制約があっても、やってみたいことをやりたいと思うし、やりたいことをあきらめないでいたいなと改めて思う。
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