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働きながら考える仕事の話

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仕事や働くことについてのnoteをまとめています。
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本が売れないと言われる時代にわたしが「書籍化」を目指した理由

12月から担当していたweb連載の書籍化が決まった。 わたしが今働いているのは出版社でもなく、インターネットの会社でもなく、福祉や教育をやっている会社の「子育てに笑いと発見を」をコンセプトにした子育てのwebメディアの部署で。 新しい事業のタネを考えよう的な話があった時に書籍化したいと言ったら、金額サイズ的に事業になり得ないとそっこうで言われた。 いろんなところで本は売れなくなっているというニュースが流れている。(とはいえ、売れている買う理由の設計がないと売れなくなったと

本を届けるということ。

5月末に、静岡県富士宮市役所さんに呼んでいただいて、企画編集を担当し書籍化したweb連載「本当の頑張らない育児(やまもとりえ)」をテーマに講演をしてきました。 去年の夏の終わりに話がはじまり、冬に打ち合わせをして準備を進めてきた今回のイベント。市役所の担当の方が、すごく想いをもった素敵な方で感動して書いたnoteがこちら。 富士宮に講演行ってきます!というと、作者のやまもとりえさんが「わたし静岡行ったことないので行きたいです!」と言ってくれて、特別ゲストとして来てもらうこ

「背中を押す」という編集者の役割。

編集者にはさまざな役割がある。 企画をつくること、作家さんやライターさんとコンテンツをつくること、届けること、読者さんとコミュニケーションとること、こまかくあげたらきりがない。 編集者という仕事をする前、編集者の仕事のイメージは「赤入れ」だった。 あがってきた原稿に、赤ペンで修正や確認をコメントする作業である。 赤入れはコンテンツの質をあげる大切なプロセスなのだけど、そのプロセスの前にも重要な役割がある、とわたしは思っている。 それは作家さんに「読みたい」を伝えること