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働きながら考える仕事の話

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仕事や働くことについてのnoteをまとめています。
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#日記

他者からは見えない成長

ビックワードというのは、言葉の定義がバラバラになりがちなものだと思うけれど、会社という組織の中でよくそれを感じるのはたとえば「成長」という言葉。 なにをもって成長なのかって意外と定義されないまま語られることが多いと思う。 それがだめってことではなくて、成長も目的といいうよりプロセスだから、他者から評価されるための成長を目指すより、自分なりに自分が目指したい成長を定義してみたらどうだろうとふと思ったので、つらつら書いてみる。 振り返ってみると、人事の仕事に戻ってからのこの

3歳次男のミックスジュースと親として見守るスキル

最近、3歳次男がミックスジュースづくりにハマって、ほぼひとりでミックスジュースをつくれるようになった(すごい) 最初はミキサーのスイッチを押す係、その次はミキサーに牛乳を注ぐ係。次はバナナの皮をむいて手でちぎってくれるように。 そうこうしてるうちに、包丁を使いたがり、バナナは手でちぎるのではなく包丁で切るようになり、リンゴの皮はむきたい派の次男はリンゴの皮はピーラーで上手にむいてリンゴも包丁で切るようになった。 バナナはやわらかいし切りやすいからよいのだけど、リンゴを切

どんな経験も、どんな風にでも意味づけできる

長男が生まれて、子育てと仕事の両立をしながら働くといういわゆるワーキングマザーになってからのキャリアは、正直なところずっとたいへんだけど、それでもがんばってきてよかったなと思った出来事があった。 若手の社員との面談の中で、将来の子育てと仕事の両立についての不安がありどうやっているのか知りたいと言われた。 なるほど、わたし自身も妊娠する前も、復職してからも、不安はずっとあったからその気持ちはよくわかる。 というわけで、久しぶりに2回の育休をふくめたキャリアと働き方の変遷と

カウントダウンがはじまった。

最近なんども書いてるけど、もうすぐ育休がおわる。 そのカウントダウンがはじまった。 育休中にやりたいことリスト的なものも、まだ未消化なのに、やらねばいけないことがどんどんはいってくる。(なぜ) 復帰2週間前というタイミングで復帰先の部署がかわることになり、(ちなみに前回の育休でも復帰1ヶ月前に異動が決まった)急にバタバタしだしている。 お仕事自体は楽しみなのだけど、まずもって初日に無事に会社に到着できるかからして不安しかない。 (とりあえず初日はパソコン取りに出社す

パソコンに翻弄された復帰1日目。

2回目の育休復帰、1日目。 へろへろofへろへろである。 またしてもチャレンジングな異動をすることになったから、異動エントリ的なnoteでも書こうかと思っていたけど、それはまた今度。 今日は、新しく一緒に働くことになる方たちとの1on1をしつつ、パソコンをセットアップしていろいろ資料読み込んでキャッチアップする予定だった。 最初の難関は無事にパソコンにログインできるかなーって思ってた。 が、まさかのパソコンを捜索(!)することからはじまることに(笑) うわーパソコ

10年来のなじんだ仕事の進め方すら忘れてた、育休復帰2日目。

1日目はまさかのPCがないという予想外の展開になり、2日目の今日は自宅勤務にしたらずっとリビングでマイクラしてた長男がmtg中に限って乱入してきた。 なぜこのタイミングで?! そしてちょっと待っててねと伝えるもどうしても話したかったらしく部屋にあったバランスボールで遊びはじめて机の上に置いてたお茶をこぼして逃げていった。 そういうときばかりは切り替えがはやい。 今日も引き続きセットアップしてたのだが、なかなか調子がでない。 なんかなーうまく集中できないなーと思ってふ

その人のストーリーを知ること

復帰して毎日1on1をやっている。 全員と話すにはもうすこし時間がかかるけど20人くらいの方たちとお話をして、これはやってよかったなと思っている。 これはもう完全にわたしの趣味というかスタイルみたいなものだと思うけれど、わたしはその人のストーリーを聞くのが好きだ。 ここに至るまでにどんなことがあって、どんなことを考え、どんな意思決定をしてきたのか。 そのストーリーにはその人らしさのようなものが詰まっていて、そういうものにふれるとなんだかぐっとその人を好きになるし応援し

本が売れないと言われる時代にわたしが「書籍化」を目指した理由

12月から担当していたweb連載の書籍化が決まった。 わたしが今働いているのは出版社でもなく、インターネットの会社でもなく、福祉や教育をやっている会社の「子育てに笑いと発見を」をコンセプトにした子育てのwebメディアの部署で。 新しい事業のタネを考えよう的な話があった時に書籍化したいと言ったら、金額サイズ的に事業になり得ないとそっこうで言われた。 いろんなところで本は売れなくなっているというニュースが流れている。(とはいえ、売れている買う理由の設計がないと売れなくなったと

誰に向かって文章を書いているのか、という話。

ちょっと前のこと。 ぽかぽかとしたいい天気だし、今日はこのままお散歩でもしたいなぁなんて思いながら、お気に入りのカフェで仕事をしようと歩いていたら、目の前をNHKの中継車が通りすぎた。 あれ?なんか昔に見たことある気がするけどなんだっけ。 考えながら歩く。 あれだ。 「クルマの窓からのタバコのポイ捨て、おこってるんだぞ」 小学校低学年の頃だと思う。NHKの中継がくることになって、国語の時間になにかたぶん子どもの主張的なものを書かされた。 それで私はさっきの文章を書

チームもコミュニティも「1対1」の関係からはじまる。

社内でも社外でも初めてのコミュニティに行くと落ち着かない。 知らない人に気軽に話しかけることは、私にとってはとても勇気がいることだし、知ってる人でも話のとっかかりを見つけるのは難しい。 あぁどうしよう、ぼっちになってしまう。 そんな緊張感を貼り付けた笑顔で必死に隠す。 そんな人見知りな私が新しい場所の中で安心して気楽にいられるようになるのは、誰かひとり「わたし」の話ができる相手がみつかってからなような気がする。 そこからそんな「ひとり」が増えていくと、今日は誰がいるんだ