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ワークショップ・ファシリテーション

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ワークショップやファシリテーションについてのnoteをまとめています。
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#ワークショップ

ワークショップって何なの?と聞かれたときにおすすめしたい本、10選

この記事はWSD(ワークショップデザイナー育成プログラム)修了生のアドベントカレンダーWSD Advent Calender2022の15日目の記事です。担当はWSD35期ブルーコース修了のみたむらです。 ちなみに去年のアドベントカレンダーでは同じくWSD修了生で同僚のもっくんと相互インタビューして書きました。 今年は、社内で取り組んだ連続ワークショップの振り返りについて書こうと思っていましたが、今週ずっと風邪で寝込んでいまして書き終われなそうなので、本の紹介をしたいと思

対話する読書会のはじめ方、つくり方

最近、仕事の中での楽しみな時間になるくらい読書会にはまっている。 そして組織の中での読書会の可能性みたいなものを感じている。 そんなわけで、自分が主催している読書会のひとつが半年かけて1冊を読み終わったので、どんな風に運営していたのか、振り返りがてらまとめておきたいと思います。 対話型読書会とは共通の本を媒介に、お互いの感じたことや考えについての対話を中心にした読書会です。 自分の感じたことを話すこと、ほかの人の話を聞くことを通して、本のテーマについて自分なりの考えや理

やってみたいと思ったときがベストタイミング

いろいろ迷った末に、認定ワークショップデザイナー資格にチャレンジすることにした。 やるなら、今しかない、と思ったから。 今年の5月から8月にかけて、青学大学院のワークショップデザイナー育成講座を受講した。 働きながら夜や休日をつかって、講義を受け、レポートを書き、実習をする。学ぶのは大変だったけど、学ぶこと自体の楽しさや学び直しの大切さを感じる機会になった。 認定ワークショップデザイナーは、ワークショップデザイナー資格取得者を対象にしたいわゆる上位資格にあたる。 あ

場づくりの学びと実践を続ける覚悟

去年の春から夏にかけて、青山学院大学大学院のワークショップデザイナー育成講座を受講した。 子育てしながら仕事をしながら、講義に参加したりレポート書いたり実習をしたり、とにかくたいへんだった。 でもたいへんだった分だけ、学んだ!という充実感があった。 これまで経験学習で学んで実践してきたことが、言語化されたり、理論として理解できて、よりつかえる、共有できるものになった感覚もあった。 なにより1番大きかったのは、やっぱり場づくりが好きだなと思えたこと。 つくった場からう

場づくりで大切にしている3つのこと

今年の春から夏にかけて、働きながら青学のワークショップデザイナー育成プログラムを受講・修了しました。 ちょうどいま、認定ワークショップデザイナー試験に取り組んでおり、その事前課題の中に、自身のワークショップを振り返り文章でまとめるものがいくつかあり、せっかくなのでワークショップの場づくりをしているときに大切にしていることについて、書きたいと思います。 この記事はWSD Advent Calendar 2021アドベントカレンダー14日目の記事となります。内容については、認

学ぶことは楽しい

春から受講している青学大学院のワークショップデザイナー育成講座。 講義の日は早めに勤務開始して次男のお迎えと夕ごはんを食べさせてから平日夜に講義を受けたり、夫に息子たちのお世話をお願いして休日に講義や実習をしたり、スキマ時間でオンデマンド講座を聴講してレポートを書く。 レポート課題の量と締切に焦り、実習がはじまるとグループメンバーと一緒にワークショップの企画をすることの難しさに悩み、さらなるスキマ時間で進行表やスライドをつくったり。 育休復帰&異動のタイミングも重なり、

ワークショップを作る、を通して考えたチームのこと

春から青山学院大学大学院のワークショップデザイナー育成講座に通っていて、実際にグループに分かれてワークショップのプログラムデザインを行い実施するという実習の授業があった。 準備期間は2週間。 講義の時間の中で企画し、自主的に集まってリハーサルのリハーサルをして、他のグループの方を参加者にしてリハーサルをし、そのフィードバックをもらって本番の実習。 プログラムの調整によって、本番はリハーサルよりも参加者のみなさんの参加度が高くなり目標であった参加者同士のつながりを生むとい

【実践レポート】「BEの肩書き」で1年を振り返る会をやってみた。

「BEの肩書き」の話を聞いてから約1ヶ月。実際に振り返る会をやってみた。 帰り道が楽しくて、なんだか心がホッとしておなかいっぱいな気持ちで。この気持ちのまま、やってみたい!って思っている人の参考になったらいいなと思うので、どんな風に始めたのか、どんな会だったのかレポートしたいと思います。 やろうと思ったキッカケ1ヶ月くらい前にTOKYO WORK DESIGN WEEKで、勉強家・兼松さんのお話を聞いた。その時のnoteはこちら。 このnoteをみて、やってみたい!とい

【実践レポート】50人で「BEの肩書き」ワークショップをやってみた!

年末にTwitterで募集してBEの肩書きのワークショップをやって、 年明けにはここ7年間くらい毎月集まって振り返り会をしてるメンバーの集まりでもBEの肩書きのワークをやってみた。 1ヶ月違うだけで、そして誰と一緒にやるかによっても、自分が書く内容ももらうBEの肩書きも意外と違って毎回新しい発見がある。 そんな時にいひがしからコルクラボの春合宿でワークショップをやって!とリクエストをもらった。 プログラムの関係で時間は90分、参加人数は50人。 正直90分でどこまで

初の全体会で行った80人でのオンライン自己紹介ワークショップを企画する中で考えていたこと

いまわたしが所属しているのはLITALICOのエンジニアリング本部というところでして、エンジニアやデザイナーが集まっているチームです。 いくつかの部が「エンジニアリング本部」として1つのチームになったのが5月、というわけで1Qの終わりに組織ができてはじめて全員で集まる全体会(仮称)という集まりを4時間かけて行いました。 その中でせっかく集まるから一方的に話を聞くだけではもったいないし、横のつながりがうまれるようなコミュニケーションの時間をつくろうということになり、その時間

ひとりでやらないからできたこと

「ワークショップの細かな設計の意図の明確化と言語化が上手い」というフィードバックをもらった。 自分ではいつもやってるのと同じような感覚でワークショップの企画進行表を書いていたから、びっくりして、それからうれしくなった。 わたしが意図の明確化と言語化が上手いとしたら、それはワークショップをひとりでやってこなかったからだ。 ひとりじゃなかったから、なぜそのワークを考えたか、なぜその問いにするのか、なぜその流れがいいと思ったか、感覚ではなく言葉にして伝える必要があったし、伝え