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ワークショップ・ファシリテーション

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ワークショップやファシリテーションについてのnoteをまとめています。
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#WSD

200人のエンジニア組織に、行動指針とコミュニケーションガイドラインを導入。その設計思想とプロセス

WSD35期修了&認定ワークショップデザイナー(現在更新試験受験中)のみたむらです。ふだんは企業内で200人規模のエンジニア組織のHRBPの仕事をしています。 ここ2年半ほど、会社で行動指針の導入、コミュニケーションに関するガイドラインの導入を担当する機会がありました。 一般的によく行われる「説明→質疑応答」形式ではなく、ワークショップ的な手法を用いながら導入を行ったので、考えていたや設計の意図について書いてみたいと思います。 事例としては現在まさに進行中のコミュニケー

ワークショップって何なの?と聞かれたときにおすすめしたい本、10選

この記事はWSD(ワークショップデザイナー育成プログラム)修了生のアドベントカレンダーWSD Advent Calender2022の15日目の記事です。担当はWSD35期ブルーコース修了のみたむらです。 ちなみに去年のアドベントカレンダーでは同じくWSD修了生で同僚のもっくんと相互インタビューして書きました。 今年は、社内で取り組んだ連続ワークショップの振り返りについて書こうと思っていましたが、今週ずっと風邪で寝込んでいまして書き終われなそうなので、本の紹介をしたいと思

やってみたいと思ったときがベストタイミング

いろいろ迷った末に、認定ワークショップデザイナー資格にチャレンジすることにした。 やるなら、今しかない、と思ったから。 今年の5月から8月にかけて、青学大学院のワークショップデザイナー育成講座を受講した。 働きながら夜や休日をつかって、講義を受け、レポートを書き、実習をする。学ぶのは大変だったけど、学ぶこと自体の楽しさや学び直しの大切さを感じる機会になった。 認定ワークショップデザイナーは、ワークショップデザイナー資格取得者を対象にしたいわゆる上位資格にあたる。 あ

学び直しの春と、ささやかな所信表明。

5月から、青山学院大学大学院のワークショップデザイナー育成講座で学ぶことにした。 仕事が落ち着いたら受験しようと思っているうちに、子どもがうまれ、仕事はさらに忙しくなり、ずっと「学びたいこと」のリストに残ったままになっていた。 一昨年、次男を妊娠しこれはチャンス!育休中に受講しよう!と思っていたら去年はコロナの関係で開催されず。 1月に説明会に参加したものの、ものすごいぎっちりとしたプログラム(講座や実習だけでなくレポートなどもたくさん)卒業生の話をきいてむちゃくちゃた

場づくりの学びと実践を続ける覚悟

去年の春から夏にかけて、青山学院大学大学院のワークショップデザイナー育成講座を受講した。 子育てしながら仕事をしながら、講義に参加したりレポート書いたり実習をしたり、とにかくたいへんだった。 でもたいへんだった分だけ、学んだ!という充実感があった。 これまで経験学習で学んで実践してきたことが、言語化されたり、理論として理解できて、よりつかえる、共有できるものになった感覚もあった。 なにより1番大きかったのは、やっぱり場づくりが好きだなと思えたこと。 つくった場からう

場づくりで大切にしている3つのこと

今年の春から夏にかけて、働きながら青学のワークショップデザイナー育成プログラムを受講・修了しました。 ちょうどいま、認定ワークショップデザイナー試験に取り組んでおり、その事前課題の中に、自身のワークショップを振り返り文章でまとめるものがいくつかあり、せっかくなのでワークショップの場づくりをしているときに大切にしていることについて、書きたいと思います。 この記事はWSD Advent Calendar 2021アドベントカレンダー14日目の記事となります。内容については、認

子どもが生まれても、学ぶことをあきらめなくていい

思い切って飛び込んでよかった。 それが終わってみての感想。 春から通っていた青山学院大学大学院のワークショップデザイナー育成講座が、本日をもって修了した。 講座の存在を知ったのはもう10年も前。 そのうち受けようと思っているうちに子育てがはじまり、新しい仕事がはじまり、行きたいけど行けないなぁと思いながら何年もたっていた。 次男を妊娠して、これはチャンスだ!育休中に受講しよう!と決めたのにコロナの影響で募集がなくなった。 そして育休の終わり頃、やっと開催された説明

学ぶことは楽しい

春から受講している青学大学院のワークショップデザイナー育成講座。 講義の日は早めに勤務開始して次男のお迎えと夕ごはんを食べさせてから平日夜に講義を受けたり、夫に息子たちのお世話をお願いして休日に講義や実習をしたり、スキマ時間でオンデマンド講座を聴講してレポートを書く。 レポート課題の量と締切に焦り、実習がはじまるとグループメンバーと一緒にワークショップの企画をすることの難しさに悩み、さらなるスキマ時間で進行表やスライドをつくったり。 育休復帰&異動のタイミングも重なり、

ワークショップを作る、を通して考えたチームのこと

春から青山学院大学大学院のワークショップデザイナー育成講座に通っていて、実際にグループに分かれてワークショップのプログラムデザインを行い実施するという実習の授業があった。 準備期間は2週間。 講義の時間の中で企画し、自主的に集まってリハーサルのリハーサルをして、他のグループの方を参加者にしてリハーサルをし、そのフィードバックをもらって本番の実習。 プログラムの調整によって、本番はリハーサルよりも参加者のみなさんの参加度が高くなり目標であった参加者同士のつながりを生むとい

チームだからできること

誰かと一緒になにかをすると、めんどくさいことがたくさんでてくる。 ひとりだったら、自分で考えて、自分で決めて、自分でやればいい。 スピードもはやいし、話は早い。 でも誰かと一緒にやると、お互いの意見をそれぞれ理解して、その上で話し合いすり合わせをする。さっと合うときもあれば、何度も何度も話し合う必要があるときもある。 やるとなっても分担したり、共有したりして、ペースだって前工程の人の担当が終わらないと自分の作業が進められない、ということもある。 それでも、そのめんど

言葉にする、学びになる

なにかを読んだり、聞いたりすると、それでなんとなくわかったような気になってしまうのだけど、意外とちゃんと理解できてないことって多い。 それ自体がだめだって話ではなくて、読んだり聞いたりしたあとで言葉にすることがやっぱり大事なんだなと思う。 言葉にするのは、誰かに話すのでも文章で書くでもいいのだけど、言葉にしようとすることで、どこから理解できてないのか、どこが分かってないのかわかる。 だからもう一度読み直したり、聞き直してまた言葉にしてを繰り返す。 それが理解する、とい

対話で築くパートナーシップ

いま通っている青学大学院のワークショップデザイナー育成講座で対話についてのレポート課題があった。 これまでで印象に残った対話はなんだろうとふりかえってみると、仕事でもプライベートでもけっこうたくさんの場面が思い浮かんだのだけど、印象が強いのは夫との対話だ。 それはもちろん対話する機会が多いからでもあるのだけど、関係性が近いことで対話することに大きなエネルギーをつかう相手でもあるし、夫とガチ対話するときというのはそれだけシリアスな場面ということでもある。 まだ結婚する前、