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イベントレポート:テクノロジーとデザインの使い方【藤原 麻里菜さん×山中 俊治さん】

10月はnoteクリエイターフェス!と言うことでnoteのイベントの「思いつきを形にする!テクノロジーとデザインの使い方【藤原 麻里菜さん×山中 俊治さん】」に遊びにいってきたことについて、サクッと備忘録として書いておきます。(#クリエイターフェスのハッシュタグをつけて、noteでイベントレポートを書いてね!と言われたので従順に書きました。)

なんで行ったか

だってこのメンツ絶対に面白いじゃないですか。「仕事の役に立ちそうだ」とか「スキルアップのために」だとかいう理由で聞きに行ってはいません。それと、ディスカッションのスタイルで開催してくれるのも面白そうだなと思っていきました。

印象に残っていること

内容は見逃し配信アーカイブがあって全部観れるので、個人的に好きだと思ったことについて書きます。

ロボットが従順なのが嫌

(アーカイブ動画20:15頃〜)

藤原さんの作品の一つで、お掃除ロボットが人や物にぶつかったときにキレてくると言うヤンキールンバがあります。

「色んなお掃除ロボットの中でもルンバはよくぶつかる。ルンバの設計思想がシンプルに作られている」と言う山中さんの補足もあり、藤原さんの発明が無駄じゃないような気さえしてきました。

個人的にはロボット掃除機が人間に従順なのが嫌(藤原さん)と言うのがとても共感できます。Amazon Echoのデバイスに「アレクサ、○○○をして!」と言いながら、なんでこんな偉そうに命令してるんだろう...「それが人にものを頼むときの態度ですか?」「聞きっぱなしですか?お礼が言えないのですか?」と社会の厳しさを教えてくれるようなロボットが居ても良いのになぁと思っていました。自分からぶつかってきながらもキレてくるなんて理不尽極まりないロボットですが、世の中は理不尽なことで溢れているのでそれを許せる心やスルースキルを持つくらいがちょうどいいと思うのです。

人に聞く?聞かない?

(52:45頃〜)

モノづくりの過程において「人に見せたり相談するか」と言うトピックを3人でワイワイ話し合っているところも三者三様ですごく面白かったです!

ユーザーがいるインターフェースを作る場合においては、一人で頑張って作ったものが役にたつことはとても難しい。一人で最高の設計だと思っても全然予想しなかった使い方をユーザーがすることは往々にしてある。私たちのようなデザイナーの仕事としては、さすがにユーザーを意識した仕事をしないといけないので、ユーザーヒアリングやテストなどは必要です。

しかしながら、トコトンとんがったものを作るなら一人で。アイデアワークショップ等では提案できない領域がある。藤原さんはtwitterに流すまで誰にも話さないことで作品にボケが生まれる。
また、山中さんは学生に指導する際に、発想の段階では役に立つかどうかを考えないように言うそうです。まずは自分が夢中になって楽しめて作ること。そして自身が夢中になれると言うことは他の誰かも惹きつけるものかもしれない、と言うこと。

普段の仕事とは違う視点の、ワクワクするような孤独なモノづくりの話でした。

さいごに

私が勤めている会社には「楽しまなければプロじゃない」と言うクレドがあります。仕事なので楽しめればいいだけではないのですが...ではどうやって仕事に楽しむか。大前提として会社のパーパスやビジョンに共感できることがまず初めにあると思います。「働くひとの健康を世界中に創る」と言うパーパスを聞いて、楽しそうだと思ったら、まずはオフィスに遊びに来てください。(twitterのこちらに連絡くださってもOK!)

P.S.イベントを紹介してくれた名人さん、ありがとうございました!

#クリエイターフェス

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