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自分の強みを見つける方法/Voicy山田崇ラジオ#181

2022/10/21
Voicy山田崇ラジオ#181
自分の強みを見つける方法
話し手:山田崇さん 殿脇菜央さん 
書き手:石井恵里

山田崇ラジオnote|文責 殿脇菜央さん

山田崇さんProfile

1.Check in


石井恵里:
おはようございます。山田崇さんのオンラインかばん持ち6期生をしています、信州大学1年の石井恵里です。
今日のチェックインでは2つのことを紹介したいと思います。
1つ目が、以前Voicyでもお話ししていたエシカルふぇすin長野というイベントで、エシカルな取り組みをする長野県のお店を紹介するイメージビデオを作製しました。それを受けて、山田崇さんのオンラインかばん持ちもしている関君から東京都文京区の「エシカル消費文京!動画コンテスト」を紹介してもらって、エシカルふぇすのイメージビデオをもとにコンテストに応募することにしました!
2つ目が、9月末に福島県大熊町に行ってきましたが、参加したイベントの主催団体である大熊walkersに最近入りました。そこで、11月5日に大熊町で開催される「大熊町ふるさとまつり」で大熊walkersを紹介するポスターを作ることになりました。
大学でデザインサークルのDesign Lab WAKAMATSUにも入っているので、ポスター作りにも挑戦してみようと思えました。大学から始めた小さなアクションが次に繋がっていることを実感できて嬉しいです。

山田崇さん:
今日も塩尻の自宅から参加しています。2、3日前から寒くなってきましたが、体が慣れてきたのか今日は気持ちよく起きれました。
青空、っていうだけでは表現しきれないくらい真っ青な信州の空です。西側に奥穂高岳も見えますが、山の稜線がくっきりと見えますね。いつもの空の広さの3倍ぐらい広く感じるなぁ。歩きたくなってきたなぁ。体調はいい感じです。

殿脇菜央さん:
おはようございます。山田崇さんのオンラインかばん持ちをしています殿脇菜央です。東京に引っ越してきて今日で4日目です。今まであんまり寝れなかったんですけど、体が適応してきたのか今日はぐっすり眠れて、放送5分前に起きちゃいました。なので声がガサガサです。関西にいる間に東京の内見が出来なかったので、Nui.HOSTELに滞在しながら内見しに行こうと思っています。なんだかソーシャルアパートが今すっごい人気らしくて、生きたいなと思っているところです。
今日もよろしくお願いします。
▼Nui.HOSTEL


2.一度やってみると挑戦しやすくなる(山田崇さん×殿脇菜央さん)


山田さん:
今日の2人のチェックインを深堀したいですね。興味があるな。

菜央さん、Nui.HOSTELにいるんだよね。Nui.HOSTELの設計を手掛けた東野さん(東野唯史さん・東野華南子さん)が長野県諏訪市にあるマスヤゲストハウスも手掛けられているのでNui.HOSTELのことも知っているんですよ。東野さんご夫妻は、マスヤゲストハウスで諏訪地域を気に入られて、今は下諏訪に移住されています。だからNui.HOSTELと聞くと嬉しいですね。菜央さんも素敵だなと思って選んでいるのがいいなと思いました。

▼東野さんが執筆された記事

山田さん:
東京の物件として探しているのはソーシャルアパートメントなんだね。

殿脇さん:
ソーシャルアパートメントには一階部分が共同キッチン、ラウンジ、シアタールーム、ライブラリーみたいになっていてみんなが集って遊べるスペースがあります。自分の個室もあります。

山田さん:
いろいろ揃えなくてもいいかもね。キッチン周りとか洗濯機とか。
何でソーシャルアパートメントに惹かれたの?

殿脇さん:
どこに住むか選ぶときに人の質や地域を気にするんですが、ゲストハウスは人が近すぎで苦手だなと思ったのですがホステルはいいなと思って。共有スペースも心地よくて。行くたびに新しい人に出会えて。ソーシャルアパートメントもコモンルームで一緒にご飯作ったり、遊んだり映画見たりできて。孤独を感じずに一人の時間もみんなの時間も楽しめるんですよね。

山田さん:
コミュニケーションが取れる人じゃないと住めないね。個室を出るとソーシャルな空間になるからね。一歩出ると会社に行くような感覚というか。ちっちゃな社会だと考えると、出る前には少し身支度とかを気にするんだろうなと思いました。

ある意味、価値観を近い人を自分で選べる感じだね。そんなに安いわけじゃないからお金はかかるけど。なおかつ社交性も求められるしね。でも友達には出会えるよね。

殿脇さん:
家で出会えるみたいな感じです。

山田さん:
場所にこだわりは?

殿脇さん:
私の夢は若いうちに都内に住むことだったので都内がいいです。友達もいっぱい作りたいし海外の友達を作りたいのでそれも叶えたいです。都内は憧れで住みたいと思っていたので、満足したらまた違うところに行きます。いろんなことを経験したら偏見とかも減るのかなと思って。

山田さん:
やったことないことに興味を持つことは私も共感する。やってみたら分かることもあるし。一度やってみると挑戦しやすくなるしね。淡路島出身で神戸に住んで京都の学校に通っていた菜央さんが東京に憧れていたんだね。
最近だと、東京で働いている人の中には地方で暮らしながら東京に働きに行くという選択をする人も出てきているみたいだけど。
でも確かに私も東京に行ってみたいと思って学生時代に関東の大学受けました。やっぱり一回行ってみると挑戦できるようになるんだろうね。知らないと憧れのままだけど経験してみれば分かるんだよね。

殿脇さん:
色んなところ行って気が付いたのは、知らないうちがめっちゃ怖いと思って。私都会が怖いと思っていたんですよ。でも京都や大阪、東京とか意外と行けたりとか。今まで行ってみて一番怖かったのはニューヨークのオフィス街でした。ビルが高くて。外国人でスーツきれいに来ているのを初めて見たのもその時でした。2019年の5月の留学の時です。それ以来都会が怖くなくなりました。

山田さん:
経験してみて分かることがある、今はその過程にいるんだね。


3.自分の強みを見つける方法(山田崇さん×石井恵里)


山田さん:
恵里さん、エシカルふぇすin長野で作った動画を文京区のコンテストに出すんだよね。

石井:
3分ぐらいの動画を作ることになっています。エシカルふぇす向けに作った動画が10本ぐらいあるので、その中から特に心に残っているメッセージをダイジェストにしてまとめようと思っています。文京区の方向けのメッセージも添えて新しい動画としてブラッシュアップ出来たらと思っています。

山田さん:
コンテストに出すのはモチベーション上がるよね。
もう10本作ってるんだね。

夏休みに行ってきた大熊町のイベント主催したおおくまWalkersに入ったんだね。

石井:
夏休みに参加した「大熊若者サミット2022」で運営の方と話す機会がありました。私自身、このイベントでおおくまWalkersがミッションとして掲げていた「一度きりでない大熊町との関わりを増やし、日本各地に大熊町のファンをつくる」ということに共感していましたが、それを運営の方にお話ししたらじゃあやってみる!?ということになって。

山田さん:
それはいわゆる関係人口というか。松本にいながら大熊町を応援できるんだね。
結構いろいろやってるよね。オンラインかばん持ちも夏休みだけだと思っていたら後期の授業が始まってからも続けてたりとか。

石井:
今まで準備してきた学祭の銀嶺祭も今月末の開催で一区切りになるので、切り替えはできているかなと思います。

山田さん:
私は小さく始めるやめる日を決めるはセットのほうがいいなと思っています。というのは、立ち止まって考えてみるきっかけを作らないと1週間168時間しかないからね。勉強の時間ができない、単位落としたってなってくると好きで、自分の意思で選択してやっていることなのに嫌いになってしまうこともあるんだよね。
だから、とりあえず1週間、1か月とかってやってみるとはじめやすいかもね。それで結果的に続いたものが自分に向いてるんじゃないかって逆説的に分かるようになるよね。自分はこれだ!と思って1つに絞ったほうがいいってことはビジネスの話や人生訓で聞くこともあるけど、自分はこれだ!が決まらない人の方が多いなと思っていて。いくつかやってみる中で結果的にあれ、これ続いてる、あんまり負荷を感じずにうまく習慣化できてるってなることが自分の強みとして見つかるんじゃないかな。

石井:
信州大学の授業の地域活性化システム論や地域ブランド実践ゼミで講義を受け持ってくださっている山田さんや、大島正幸さん林靖人先生、皆さんいくつものお仕事をされていて。これからは一人一つの仕事じゃなくていくつもの仕事を受け持つことになるというお話もお聞きしたので、今その習慣を身に着ければ面白い人になれるかもと思いました。

山田さん:
同時にやってみるとうまく両立ができる生活スタイルを考えられるようにもなるかもね。あとは相乗効果として今までやってきたことのプロセスを抽象化して新しい具体に落としていく。一つやった子をほかにも転用できるようになると、同時にいくつもやっていることに意味があるなと思っています。

石井:
大学に入ってから学んだスキルを活かせる場面をたくさんいただけているなとは感じています。
オンラインかばん持ちもその一つで、note書いているおかげでタイピング速くなったり、議事録書くのが苦じゃなくなったり。一つ一つが自分の力になってます。

山田さん:
私も8月からVoicy、10月からNewsPicks始めて。こんなに時間あるのかなぁ、どうやるんだろって私も思うんだけど。本業も転職したばっかりだから初めてのことで。あと47歳で0歳の育児をするっていうこともね。2人の子供の育児も新しい経験になっています。
でも、この中でできない理由を考えなくなってきていますね。やるやらないは別としてもどうやったらできるのかなっていう思考から入る癖が出来てきています。
仕事で新しいことをやりたいっていうときにも、聞いた瞬間からネガティブな発想にならなくなるんだよね。
計画にないのに、予算どうするの、人足りてないじゃんって話になりがちなんだけど、それはいつでも、誰でも考えられることなんだよね。話し合いの中で多様性を作る、こういう意見言ってもいいんだっていう空気を作らないと新しいことって始まりにくいなと思っていて。普段の生活や仕事の中からできる可能性から考える思考の癖はついてきたな。

昨日空き家プロジェクトnanodaで毎月20日にやっているワインなのだ!をやったんだよね。
▼過去のnanodaのイベント

空き家の家賃を払いに行ったら大家さんが領収書に通し番号を入れてくれていて、10年と6か月になるからNo.126にまでなっていて。
nanodaの10年ででちっちゃなアクションとして○○なのだ!ってつけるとしたらどんなことができるかなっていう思考は身についたよね。

それと、早く慣れるためにVoicyも8月から毎日やるとか。結果的に今日で始めてから80日になるけどこの放送で89放送目だから1日1つは上げてきたりとか。NewsPicksも朝起きたら必ず一つニュースをピックするようにしてます。


4.街と人が成長するための3つのT(リチャード・フロリダ)


山田さん:
今日のニュースは2人が話していたことにも通じる話題でした。
「日本人はなぜ幸福度が低いのか?キーワードは『寛容さ』」

世界幸福度ランキングで日本は54位、先進国の中では最低順位。低い値は人生の選択の自由度がないことと、他者への寛容さ。
トロント大学のリチャード・フロリダがイノベーションに必要なことの一つとして寛容性を挙げていたことを私も学んだんだよね。

リチャード・フロリダの『クリエイティブ資本論』『クリエイティブ都市経済論』の中で街や人が成長するための3つのTについて書いてありました。一つ目がTechnology(技術)、二つ目がTalents(才能:人的資本)、そして三つめがTolerance(寛容性)。誰もがまだやったことのないことをやろうとしているときに、何それ、前例ないから分からないと否定されるとクリエイティビティは生まれないから寛容性が大事なんだよね。私自身がその場にいることで寛容性が感じられる、47歳で転職していいんだ、0歳の子供の子育てしていいんだって思える感じ。寛容性の象徴になれると私の周りでクリエイティブな力を発揮できる人が生まれたりとか、いいじゃん!聞いたことないけどなんだか面白そう!って助けられたりとかしたらいいなと思いました。


5.Check out


石井恵里:
今日もお話ありがとうございました。NewsPicksで山田さんがピックされたニュースで日本人は人生の選択の自由度と他者への寛容さの数値が低いとありましたが、菜央さんが新しい生活環境で新しいことを始めようとしているのは自由な選択が出来ているなと思いました!周りの方とコミュニティーが作れる環境に住むことも他者への寛容性を身に着けるためにふさわしい環境だなと思います。そう考えると、菜央さんの挑戦は日本に足りてないことのプラスになることになるなと思いました。

殿脇菜央さん:
恵里さんが大学に入ってから半年ちょっとっていうのを聞いて改めてびっくりしました。私が大学1年生の時はボクシング始めたりとか、大学生の友達を初めて作って寮に毎日遊びに行ったりとか。毎日を楽しむことに必死でした。周りのこととか地域のこととか、人のためにとかそんなに考えてなかったなぁ。これから大学生活3年半でどう進化していくのか興味があります。
あとは、自由な選択について、私はあんまり人の目を気にしていないので普通の日本人に比べたら自由な選択ができているほうだと思います。あと外国に行く機会も多かったので。でも浮いちゃうんですよね。心配もされていて、自由な選択ができていいね、将来不安だけどって言われたりして。だから私もうそろそろ日本が居心地悪くなって海外に移住するなって思いました。だから海外に長期移住することになったらまた報告しますね(笑)今はそれを計画中です!

 山田崇さん:
私外国に住んだことはないんですけど、2013年の瀬戸内国際芸術祭に一人旅で行って外国人が多く泊まるゲストハウスに泊まったことがあって。ゲストハウスに着いたらオーナーさんからフランス人の方をバス停まで送って行ってくれないかと頼まれて。バスで途中まで行ったら歩いて周るといってバスを降りて一緒に街を歩いたんだよね。帰りもバス乗るか聞いたら島を一周歩いて帰りたいということで歩いたら1時間半とか2時間とかかかるんだけど歩いたんだよね。その時に、彼女からAre you Japanese?って聞かれました。聞いてみたら彼女はずっとバックパッカーとしてアジアを回ってたみたいなんだけど、私のことをアジアの人だとは思ってたみたいなんだけど、日本の人とコミュニケーションがうまく取れてるから日本人なのかもなって途中で思ったって言ってたんだけど。でもそれを聞いて俺すっごく視野狭いなって思って。日本にしか住んだことがないからすごいマイノリティーなんだなぁって菜央さんの話聞いて思い出しました。

地方創生協働リーダーシッププログラムMICHIKARAの中でChangeWAVEの佐々木裕子さんのダイバーシティの研修を受けた時のことも思い出しました。
困った!頼りたいと思うときに最初に相談したい人10人の名前を書くワークがあって。名前を書いた後に書いた人の性別、年代、国籍を確認していったんだけど、国籍が全員日本人になっていることに気づいて。75億分の1億のダイバーシティしか考えられていなかったんだよね。自分は寛容さを持っていると思いたいけど、海外に住んだ経験がないからまだ足りてないんだろうな。私も菜央さんみたいに海外に住んで働くことが選択出来たら幸福度上がるかもって思いました。

殿脇さん:
人生100年時代だから行けますよ!!


きづき

今取り組んでいることが全部自分の強みを見つけるための手段になっていたり強みを磨くための場になっていると見直すことができました。そのように捉えると、一つ一つの環境で今自分には何ができるかを考えられるようになり、もっといい時間、場が作れそうだなと感じました。また、これらの取組みを通して「こんなこともできるんだ!」を沢山経験したら、初めて聞くようなアイデアに出会った時でもそれいいね!とイノベーターと協働できるようになれそうです。できる可能性から考えることが新たな想像を助ける寛容性でもあるのかなときづきました!


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