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#173 職種や時代を問わない不変のスキルは「営業」する 24/5/17

みなさん、こんにちは。
職種、業種、時代など環境条件を問わずの不変的スキルについて考えます。

考えるきっかけは、いくつかの採用求人において、営業経験や提案スキルを求めたいオーダーが重なりました。そこから類推して、これまでも、これからも求められる、普遍性の高い、普遍的なスキル、人的資本は何だろうと考えることにしました。

それは、営業すること、だと考えます。営業スキル、営業力、何と表現しても良いですが、営業する、です。

ではなぜそう考えたのか、です。
それはどんな仕事に就いたとしても、お客様・相手の困りごとを聞き、自分たちのできることを考え、その価値を感じてもらう、ことが原理原則だからです。

お客様の何かを問題解決をする仕事の根本です。今、相手のお客様が何に困っていたり、より良くしたいと考えていたり、根本的なニーズを解決するお手伝いをします。

経営層、部門決裁者層や課長層のミドルマネージャー層、そして最前線の担当者と三層構造それぞれに見えている世界も異なります。

それらの問題を明らかにして、自分たちの持ちうる解決案をまとめ、その価値を理解してもらえるように、仮説と提案のプロセスを重ねます。

ここまではお客様を相手にすれば、普通のことです。

この構図は、間接部門でも同じです。たとえば法務部門がコンプライアンス対策のガバナンスを仕組みを会社全体に設置しようとします。そのときに、ガバナンスの強化のために、と杓子定規に法律やタテマエを印籠にしたら、コトは本質的な進みません。

実際に起こった事実からどんなことをリスクとして認識したのか、帰納法的に積み上げます。そして、実際にリスクを起こした部門にもヒアリングをして、原因を抽象化したり、対策案について意見やフィードバックをもらったりします。

一方、経営層に対しても、このガバナンス策を導入することで得たいことと、それによって失うもの、経済価値的な投資対効果を合意してもらうことも必要です。ここで、現場の意見もあると、なお説得力のある、納得度の高い対策案と受け取られると考えます。

また別のチーム内の活動シーンも同様です。チームワーキングを高めようと、車座のような対話を企画したとします。チームメンバーも様々な人がいるでしょうから、彼ら彼女らの考えも聞きつつ、自分の企画に合意してもらい、採用してもらうプロセスが必要です。チームをより良くするために感じている問題はどんなことなのか、その状態をどう解決し、チームワーキングより働くようにしたいと強い気持ちを訴求していくようなシーンもあります。

このように、およそどんなシーンでも、どんな仕事でも、どんな役割の人においても、営業活動は外せないと考えます。相手の困りごとを聞く、それに対して解決策を出す、効果が出るように相手と一緒に実行に取り組む、など営業活動は何の仕事においても、絶対に必要なスキルと考えています。

別のマーケットを最後に見ましょう。よく資格を取得したら、それで仕事ができると誤解する職業があります。士業です。資格取得後に企業に勤めるのであれば上記の営業シーンがあります。一方、独立したとしても営業が、むしろ営業ができないと独立できません。自分でお客様を取ってこないと商売が成り立たないからです。

かように、どの仕事においても、時代を超えても、営業は経験しておくに越したことはない、キャリアにおいては営業はしつづけるものだと捉えておくのがよさそうです。

さて、みなさんは、今の仕事で営業されていらっしゃいますか。
それでは、また。

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