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#155 意見を言うことが仲間を集める一歩 24/4/29

みなさん、こんにちは。
今日は、自分の意見を言うこと、を考えます。

わたしのエントリーでも何度か、自分の意見や考えを言うことについて触れてきました。

デモグラフィー型からタスク型のダイバーシティの組み込み、
心理的安全な場づくり、
集団浅慮にならず、自分の認知を超えるより良い意思決定、
リーダーシップをみんなが発揮してリーダーフルな組織づくり、

など、いろいろな角度から、自分の考え・意見を言うことで、自分のポジションをつくることが仕事の成果にも、個人のキャリア開発においてもキモだと考えています。

今日は、これらのこととはまた違う角度から意見を言うことを考察します。

一言でいうと、「この指とまれ」です。

何かについて意見を言うことは、ポジションを取ることです。ポジションを取るとは、たとえば「人材育成とは○○です」「この採用応募者についてオファーするのは反対です」「その退職引き留め策よりも、こっちのプランのほうがより課題にあっています」と主張することです。

大前提に、モノゴトの多くは程度問題である、つまり二分法、二項対立で捉えることはナンセンスだと考えています。それでも、ポジションを取ることは推奨する行動です。二分法、二項対立に単純化しない点には、くれぐれも留意しておくことがキモです。

その、こっちである、と自分の意見を主張することで、反対者は当然に生まれます。しかし一方で、「私もあなたと同じ意見です」「俺もあなたと似たような考えで○○です」と賛同者も明らかになります。

これをさらに昇華して、自分の任されている業務のあり方、自分のチームの方針、提供しているサービスのコンセプト、事業の価値などに広げて考えます。

あるいは、個人として、「わたしはマーケティングテクノロジーの分野に専門性があります」、「わたしは新規事業開発に携わりたい」、「ジョイントベンチャーのプロジェクトマネジャーの経験を積みたい」、などキャリアの方向感の旗を立てることも同様です。

このように、自分の意見や考えに、しっかり旗を立てることによって、そのあなたに賛同してくる人、支援してくれる人、一緒にことを進めてくれる人、いわゆる仲間が集まってきます。

仕事やキャリアは、他者の存在なしには狭義の自己満足の世界に浸るだけになってしまいます。ですから、自分のやりたいことに対して、自分の主張に対して、仲間を集めるスキルが必要不可欠です。

そのためには、意見を立てることがはじめの一歩、でもめっちゃハードルの高い、でもレバレッジの大きい一歩、と考えます。

自分がどうしたい、自分がコレについてはどう考えている、できるだけいろいろなことに首を突っ込み、意見を立てることです。

そうすることで、自分自身のブランドが確立されていきます。「あの人なら」「あの人はこういう考えだよね」と、賛同・反対は別としてブランドが形成されていきます。

そうして共感してくれる人が集まり、その中から、いわば同志のような仲間が増え、やがてコミュニティに発展していくと考えます。

さて、みなさんは自分の意見をどのくらい言うことができていますか。
それでは、また。

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