2023年ドラフト会議指名候補

はじめに


こんにちは。うさぎです。

今年度東京ヤクルトスワローズは5位、しかも危うく最下位になりかけた散々なシーズンでしたが、5位に沈んだ代償として全体15位の指名権を得ることとなりました笑

最下位に沈んだ年のドラフト2位で風張蓮や大下佑馬、吉田大喜や山野太一を指名する球団ですから、ドラフト指名順など関係ない気もしますが、ドラフト会議をこの低迷シーズンの救いとしている人は多いのではないのでしょうか。
というわけで、今年のドラフト候補を紹介していきたいと思います。

・寸評はあくまで一個人の見解であり、その選手の能力を正確に表しているとは限りません。
・寸評中に登場するデータは、特に言及がなければ高校生は23年夏大会まで、大学生は23年春シーズンまでのリーグ戦の成績をもとに、ドラフトレポート様から引用しています。
・「選手名 所属チーム ポジション (大学生は所属リーグ)」となっています。
・おおよそ評価順に並べましたが、「〇〇選手が□□選手より先に指名されたじゃないか!」的な苦情はやめてください笑


大学生

大学生投手

今年は何はともあれ大卒投手が大豊作の年となっており、ヤクルトスワローズも大卒投手を1位指名することが有力となっています。

常廣羽也斗 青山学院大学 右投手 東都
完成度の高い最速155km/h右腕。良質なストレートとフォークを軸に即戦力としての期待もかかる。広島が1位指名公言。

武内夏暉 國學院大學 左投手 東都
東都1部で四死球率2.08と制球力に秀でる最速153km/h左腕。身長185cmの長身も魅力。西武が1位指名公言。ソフトバンクが1位指名有力。

細野晴希 東洋大学 左投手 東都2部→1部
最速158km/hを誇る東都の豪腕。四死球率6.91と制球に課題が残るが、戦国東都で1部2部ともに奪三振率10を超えるその出力は唯一無二。

西舘勇陽 中央大学 右投手 東都
中央大学が誇る最速155km/h右腕。大学通算四死球率4.31と数字上は制球に課題を抱えるが、学年を重ねるにつれ制球が改善傾向。現時点(10/04)で今秋の四死球率が0.87と好調。巨人が1位指名決定との報道。

ここまでの4選手は1位でほぼ確実に指名されるでしょう。

下村海翔 青山学院大学 右投手 東都
秀でた制球力によるゲームメイク能力が高い最速155km/h右腕。今春・今秋でも高いゲームメイク能力を発揮し、他大学の対策を上回った点はプロで戦う下地になりうるか。

草加勝 亜細亜大学 右投手 東都
昨秋、彗星のように現れた最速152km/h右腕。リーグ戦通算四死球率が1.83と抜群の制球力を誇り、今秋も好調をキープ。クイックを用いるなど実戦向きの投球術も高評価。

上田大河 大阪商業大学 右投手 関西六大学
大学通算四死球率2.20と制球力に秀でる総合力の高い最速154km/h右腕。今秋もノーヒットノーランを記録するなど、大きな不調の時期がなく安定して好成績を残している。

岩井俊介 名城大学 右投手 愛知
直球の回転数が2780回転を誇る最速156km/h右腕。スライダーも良質で、プロではリリーフ起用も想定されるか。改善傾向にあるものの、地方リーグで四死球率3.77は懸念点。

西舘昂汰 専修大学 右投手 東都2部
ピンチで150km/hを記録する強心臓が武器の右腕。駒澤大との対戦でフォークで空振り三振を2つ奪い、本人も手応えを感じていた。

古謝樹 桐蔭横浜大学 左投手 神奈川
出所の見づらいフォームから最速153km/hを計測する左腕。昨秋・今春は制球に苦しんだが、今秋はここまで3試合登板で四死球率2.35。自身の投球の課題を言語化して分析し取材に応対できるクレバーさはプロ向き。

ここまでの6選手は2位までに指名される確率がかなり高そうです。

村田賢一 明治大学 右投手 六大学
右肘の手術から復活した最速150km/h右腕。四死球率1.61と抜群の制球力を誇るが、奪三振率が5.46と低調であるのが不安点。今秋は開幕前に訴えた右肩の違和感からの回復をアピール。

高太一 大阪商業大学 左投手 関西六大学
未だリーグ戦無敗の最速151km/h左腕。制球力に秀でるが、今春はスタッツが悪化傾向だった点が懸念点か。なお、今秋3試合のスタッツは大幅に良化している。

蒔田稔 明治大学 右投手 六大学
まとまりの良い最速150km/h右腕。直近の試合では球速が140km/h台前半から中盤に終始しているのが懸念点。

石原勇輝 明治大学 左投手 六大学
学年を重ねるにつれて大きな成長を見せる、落差のあるカーブが持ち味の最速149km/h左腕。先発経験が薄く、四死球率3.98と制球面は改善の余地があるが、その成長力には大きな期待がかかる。

松本凌人 名城大学 右投手 愛知
サイドハンドから最速153km/hのストレートを放つ右腕。今春に陥った絶不調から復調を果たせば、その能力は球威制球ともに高いものがある。

後藤凌寿 東北福祉大学 右投手 仙台六大学
防御率1.17、被安打率3.83、奪三振率11.17を誇る最速152km/h右腕。高い制圧力を持つが、地方リーグで四死球率4.33と制球面には課題が残る。

北畑玲央 東北福祉大学 右投手 仙台六大学
防御率0.63、奪三振率10.13を記録した、完成度の高い最速150km/h右腕。良質なストレートとスピードの速いカットボールを軸に、チェンジアップやカーブで100km/h近辺のボールも交え、緩急を有効に使う。

冨士隼斗 平成国際大学 右投手 関甲新
最速155km/hを誇る直球とキレの良いスライダーで三振を量産する右腕。大学通算奪三振率は12.36と抜群で、関東学院大学戦では17奪三振でノーヒットノーランを達成した。地方リーグで四死球率4.37が懸念点。

赤塚健利 中京学院大学 右投手 東海
190cm112kgの恵まれた体格から力のあるストレートを投げ込む最速153km/h右腕。四死球率2.83と制球面もまずまずだが、2年生から3年生にかけての圧倒的なパフォーマンスを取り戻せていないのが気がかり。

伊東佳希 星槎道都大 右投手 札幌
チームでは主将を任される最速150km/h右腕。大谷大学戦で11奪三振でノーヒットノーランを達成した。今春、今秋と主に制球面で調子を落とし気味なのが懸念点。

滝田一希 星槎道都大 左投手 札幌
今春までの通算奪三振率12.83を誇る最速153km/h左腕。四死球率6.58と制球面には課題。6月の代表選考合宿で左臀部を痛めた影響で今秋は前半戦を欠場。なお、復帰後のスタッツは奪三振率7.59、四死球率4.22。

今年の大卒投手は本当に粒ぞろいで、上位指名の可能性がある選手が多いです。

大学生捕手

進藤勇也 上武大学 右打ち捕手  関甲新
二塁送球タイム1.8秒台の強肩と大学通算OPSが0.900を越える強打が魅力の捕手。現阪神の桐敷から2試合連続でHRを放った。

萩原義輝 流通経済大学 左打ち捕手  東京新大学
リーグレベルの差はあれど、進藤と似たようなスペック、スタッツを誇る。64試合で10盗塁と走力もまずまず。

有馬諒 関西大学 右打ち捕手 関西
進藤と似たようなスペックとスタッツを誇るが、大学通算本塁打が201打席で0本なのが気がかりか。

大学生一塁手・三塁手

上田希由翔 明治大学 左打ち一塁・三塁・外野手 六大学
六大学でOPS0.900越えを誇る大学No.1スラッガー。今春と今秋の現時点(10/05)までの打率はともに.370を上回り好調を維持。六大学で70試合10盗塁と走力も一定の評価をされている。

上田希由翔選手は2位までにはかなり高い確率で指名されるでしょう。

廣瀬隆太 慶應義塾大学 右打ち一塁・二塁・三塁手  六大学
通算19本を誇る六大学のスラッガー。今秋は好調で、法政大学の篠木の変化球をスタンドへ運んだ。一塁到達タイムは4.3秒台とT-岡田レベルなので、プロでセカンドを守れるかは疑問符。

村田怜音 皇學館大学 右打ち一塁手 東海
身長196cm、体重111kgの超大型スラッガー。地方リーグとはいえ、通算打率.500、通算OPS1.520と豪打爆発。ベンチプレス130kgのそのパワーは、プロに適応した際のリターンを大きく期待できる存在。

大学生二塁手・遊撃手

辻本倫太郎 仙台大学 右打ち遊撃手 仙台六大学
小柄ながら広い守備範囲と球際の強さを誇り、チームでは3番を任されるパンチ力が持ち味のショート。大学通算5本塁打のうち2本を今秋で放つなど打撃好調。また、大学通算5本塁打の内訳は現オリックスの椋木から放ったソロホームランと、ツーランとスリーランが1本ずつ、満塁ホームランが2本であり、勝負強さが垣間見える。

石上泰輝 東洋大学 右打ち遊撃手 東都2部→1部
50m5秒9の快足を持つショート。IsoD0.098と選球眼が良く、中央大学の西館勇陽から満塁ホームランを放つなど意外性と勝負強さも持ち味。

熊田任洋 早稲田大学 左打ち遊撃手 六大学
2年時から名門早稲田大学でレギュラーで試合に出場した守備力が魅力の内野手。チーム事情でセカンドのレギュラーだったが、ショートへの想いを捨てられず監督に直訴しショートでレギュラーを掴み取った。自分を強く持っているメンタル面はプロ向きか。IsoD0.091と選球眼も魅力。

青木蓮太郎 東京国際大学 右打ち遊撃手 東京新大学
チームでは4番を担う強肩強打の遊撃手。中村紀洋から指導を受けた経験もあり、フルスイングが身上。今秋は10試合で打率.313、OPS.945と好調を維持。

佐藤啓介 静岡大学 左打ち二塁手 東海
通算打率が3割を大きく越える巧打力と本塁打王に輝いた長打力、盗塁王に輝いた機動力が武器のオールラウンダー。弾丸ライナーで右中間スタンドに運ぶ本塁打が印象深い。大学入学後のウェイトトレーニングで体重が16kg増えた。

大学生外野手

宮崎一樹 山梨学院大学 右打ち外野手 関甲新
50m5秒台の俊足から56試合33盗塁の走力を発揮する外野手。大学通算打率.387、OPSは1.000を上回り、リーグ本塁打王にも輝くなど、打撃面の能力も高い。地方リーグながらK%が20%近辺とやや三振が多いことが唯一の懸念点か。

福島圭音 白鴎大学 左打ち外野手 関甲新
50m5秒8のスピードスター。大学通算46試合34盗塁の爆発的な走力を誇り、今春は9試合20盗塁の絶好調。一塁到達タイム3.9秒の俊足ながら、大学通算打率.356、本塁打も2本放ち足に頼らない打撃も可能であることを証明。

東門寿哉 日本文理大学 左打ち外野手 九州
走攻守三拍子揃った外野手。50m5秒8の俊足を武器に、1塁到達も3.97秒と4秒を切る快足の持ち主。通算打率.364でホームランを放った経験もあり、打撃面の能力も高い。

高校生

高校生投手

前田‪悠伍 大阪桐蔭 左投手
高校生No.1の完成度を誇る最速148km/h左腕。特殊球と評されるチェンジアップとスライダーを武器に甲子園通算奪三振率13.09、甲子園通算四死球率1.43と抜群の成績を残した。また、U18日本代表では米国戦で6回途中無失点、決勝の韓国戦で1失点完投勝利を挙げるなど高いレベルで結果を残したことも魅力。

前田投手は2位までにはかなり高い確率で指名されるでしょう。

東松快征 享栄 左投手
高い奪三振能力を誇る最速151km/h左腕。制球に課題はあるものの、常時145km/h前後を計測するストレートの強さの評価は非常に高い。

東松投手も3位以上での指名が予想されます。

木村優人 霞ヶ浦 右投手
最速150km/hを誇る、U18日本代表に選出された右腕。国際大会3試合の奪三振率は16.50と素晴らしい。また、U18日本代表では外野手としても起用されるなどバッティングの評価も高い。

早坂響 幕張総合 右投手
最速151km/hを誇る右の豪腕。投手挑戦は2年の秋からなので、ポテンシャルの高さが伺える。スライダーの制球にも一定の評価があり、不調でもピンチの場面で出力を上げ要所を締めるピッチングを見せる。

東恩納蒼 沖縄尚学 右投手
小柄ながら最速147km/hを誇る沖縄の星。地方大会から48イニング連続無失点を記録した。縦に大きく曲がるスライダーを武器にU18日本代表でのプエルトリコ戦では完全試合を達成した。

杉山遙希 横浜 左投手
完成度の高い最速147km/h左腕。カーブやスライダーの制球も一定の評価をされている。また、変化球のキレも高評価。マウンド捌きも落ち着いていて、実戦向きといえる。

坂井陽翔 滝川二 右投手
バランスの良さが魅力の最速148km/h右腕。真っ直ぐの質とフォークの評価が高い。チームでは4番に座る打力も魅力。体重調整を実践するクレバーさもプロ向きか。

日當直喜 東海大菅生 右投手
身長190cmの長身から落差の大きいフォークで三振を奪う最速151km/h右腕。沖縄尚学戦で完封勝利を挙げるなど、チームをセンバツベスト8に導いた。

ハッブス大起 東北 右投手
アメリカ人の父を持つ最速145km/h右腕。最後の大会では強豪仙台育英に敗れはしたものの、良い意味で未完成の投手で、188cmの長身を持ちポテンシャルの高さは魅力的。

仁田陽翔 仙台育英 左投手
最速151km/hを誇る好左腕。2年夏、3年春、3年夏と3度甲子園の土を踏んでおり、甲子園通算四死球率は12.00と課題が残るが甲子園通算奪三振率は10.00と全国レベルでも三振を奪えることを証明した。

杉原望希 京都国際 左投手
スライダー、チェンジアップを織り交ぜて三振を奪う最速143km/h左腕。3年夏ではともに強豪の京都外大西、立命館高の2試合で奪三振率11.77、四死球率2.08の好成績。

今野一成 古川学園 右投手
知名度はあまり高くなかったものの、大内誠弥目当てにスカウトが集結した日本ウェルネス宮城戦で完封劇を果たしたシンデレラボーイ。身長170cmと小柄ながら最速153km/hを誇る。また、高校生ながらスプリットの評価も高く、現代プロ野球のトレンドにも合致しているか。

天野京介 愛産大工業 右投手
東松との投げ合いで自己最速の148km/hを計測した右腕。強豪の愛産大三河戦では本調子でないながら13奪三振3失点完投を記録。指先の感覚の評価が高い。

篠崎国忠 修徳 右投手
最速148km/hを誇る右腕。身長192cmで大きなポテンシャルを秘めながら、高い確率でファーストストライクを初球で奪える制球力やや牽制やフィールディングも巧く、完成度も高い。

大内誠弥 日本ウェルネス宮城 右投手
発展途上の最速144km/h右腕。191cmの長身だがまだ線が細く、これからの伸びしろが大きそうな選手。なお、ヤクルト小川淳司GMの視察情報がある。

清水浅成 樹徳 右投手
身長186cmの最速146km/h右腕。ヤクルト橿渕スカウトグループデスクが「真っ直ぐの質がいい。球速以上に空振りが取れる。発展途上で楽しみ」とコメントしている。ノーサインで二盗を決める度胸もプロ向きか。

福田幸之介 履正社 左投手
前田擁する大阪桐蔭相手に府大会決勝で3安打完封勝利を挙げた最速150km/h左腕。大阪桐蔭打線も捉えられないほどの直球の強さが魅力。

高校生二刀流

武田陸玖 山形中央 左投手・左打ち一塁手・外野手 
投げては最速149km/hを誇りながら、U18日本代表の4番を担う山形の二刀流。国際大会の舞台でも3試合ともに最速は140km/h台後半、平均球速も140km/hを上回るメンタルの強さも魅力。甲子園経験はないが、地区大会・地方大会では166打席でOPS1.495と格の違いを見せ、U18日本代表のプエルトリコ戦ではタイムリーを放った。

武田選手は2位までには高い確率で指名されるでしょう。

高校生捕手

堀柊那 報徳学園 右打ち捕手二塁送球タイム1.81秒の強肩捕手。甲子園の大阪桐蔭戦では投手が這いつくばって避けるほどの低く鋭い送球を披露し盗塁を刺した。チームでは3番を任される打撃も持ち味ながら、セーフティバントを決めるクレバーさも魅力。

寺地隆成 明徳義塾 左打ち捕手・一塁手・三塁手
U18日本代表のリードオフオン。守っては捕手だけでなく一塁手と三塁手をこなし、打っては広角に打てる打撃に支えられた高い出塁率をマークする。

鈴木叶 常葉大菊川 右打ち捕手
二塁送球タイム1.84秒の強肩捕手。ボディコントロールの評価も高い。3年時は打撃面で不調に陥ったが、2年時には新チームで4番を担い4割越えの打率をマークした。

高校生一塁手・三塁手

真鍋慧 広陵 左打ち一塁手
高校通算62本を放ったスラッガー。その打球に感じられるスケールの大きさがある一方で、甲子園通算打率が4割を越える確実性も魅力。

明瀬諒介 鹿児島城西 右打ち一塁手
パワーに溢れ、しっかり振り切ることができる右打者。投手も務めた強肩を活かし、ファーストだけでなく現在はサードの練習も行っている。

小笠原蒼 京都翔英 左打ち一塁手
180cm96kgの恵まれた体格を持つ一塁手。投手経験もある身体能力の高さは魅力で、恵まれた体格を持ちながら広角に打てる柔らかさも併せ持つ。

佐倉侠志朗 九州国際大付 左打ち一塁手
スイングの柔らかさに定評のあるスラッガー。前田悠伍からホームランを放った経験もある。また、体幹の強さを高く評価されていて、184cm110kgの体格ながら守備もそつなくこなす。

森田大翔 履正社 右打ち三塁手
3年夏の甲子園でOPS1.671を記録した、コンタクト力に長けるサード。2年の選抜から3年夏の甲子園の短期間で変化球の対応の課題を克服した修正力の高さも魅力。

仲田侑仁 沖縄尚学 右打ち一塁手
センバツで大会1号となる満塁ホームランを放つなど強烈なインパクトを残した右打者。夏大会でも慶應戦でホームランを放ったそのパワーは高校生離れと評される。

高見澤郁魅 敦賀気比 左打ち三塁手 
チームでは4番に座り、甲子園でも打率.333を残す大舞台での強さが魅力の三塁手。次第に変化球の対応力が向上し、大阪桐蔭の前田悠伍からマルチヒットを放った。松坂大輔からホームランを放った、元オリックスの高見澤考史氏を父に持つ。

高野颯太 三刀屋 右打ち三塁手 
高校通算29本塁打を放った、広角に打球を飛ばす強打の三塁手。スイングスピードは153km/hを計測する。また、左手を骨折した際に左打席に入り、ホームランを放つその器用さも魅力。

浮ヶ谷航平 帝京長岡 右打ち一塁手・三塁手 
高校通算23本塁打を放ったパワーが自慢の右打者。甲子園出場経験はないが、公式戦通算打率.500、公式戦通算OPS1.485と地方レベルでは格の違いを見せた。変化球対応のためにフォームを修正できる柔軟性も長所。

青野拓海 氷見 右打ち内野手 
高校通算23本塁打の長打力と投手として145km/hを計測する強肩が持ち味の選手。中学生までは捕手で高校ではチーム事情により投手だったが、プロでの野手としての活躍を志し内野の練習に励んでいる。

高校生二塁手・遊撃手

横山聖哉 上田西 左打ち遊撃手
最速148km/hを計測する強肩が持ち味の走攻守三拍子揃ったショート。肩の強さとパワーという天性の能力に長けるプロ向きの選手。

百崎蒼生 東海大熊本星翔 右打ち遊撃手
東海大相模から転入し、チームを甲子園に導いた打撃が持ち味の選手。高校通算39本の長打力が魅力で、甲子園でもツーベースを含むマルチヒットを記録した。

山田脩也 仙台育英 右打ち遊撃手
堅実かつ華麗な守備が魅力のショート。打撃の評価はまだあまり高くないが、
センバツの慶應戦でサヨナラ打を放つなど要所での活躍が見られ、プロでの成長しだいではスター選手になる可能性を持つ野球センス溢れるプレイヤー。

田上優弥 日大藤沢 右打ち遊撃手 
2年時の秋大会で4試合3HRを放った長打力が魅力の遊撃手。三振率が高くまだ荒削りだが、練習態度の評価も高くプロに入ってからの伸びしろが期待できる。

ワォーターズ璃海 右打ち遊撃手 日本ウェルネス沖縄
アメリカ人の父を持ち、100m走11秒31の記録を持つ、抜群の身体能力が武器の遊撃手。小学校時代は捕手、中学校時代は外野手と多様なポジションの経験がある。沖縄尚学の東恩納蒼から右中間に三塁打を放ち、レベルの高い投手への対応力を見せた。

高校生外野手

星野ひので 前橋工 右打ち外野手
スラッガーながら守備走塁の評価も高い、三拍子揃った選手。遠投100m越えの強肩も大きな魅力。冬の身体作りで体重を15kg増量し、下半身の安定性が向上した。身体作りの目標を立て実践できる性格はプロで戦う土台となるか。

社会人

社会人投手

松本健吾 トヨタ自動車 右投手
パナソニック戦で1安打完封を達成した最速152km/h右腕。制球力が安定していて完成度も高く、即戦力としての期待がかかる。

古田島成龍 日本通運 右投手
威力ある直球が魅力の最速152km/h右腕。今年度の公式戦の四死球率が1.39と制球力が向上した。ヤクルトの橿渕スカウトグループデスクの視察情報がある。

竹田祐 三菱重工WEST 右投手
寺島成輝卒業後の履正社のエースとして活躍した最速151km/h右腕。制球力がまとまっていて、多彩な変化球を操る。都市対抗予選でストレートを高頻度で芯で捉えられるなど、現在は直球の質が不調傾向なのが懸念点。

権田琉成 TDK 右投手
U-23ワールドカップでMVPに輝いた経歴を持つ最速152km/h右腕。ややアバウトな制球とアウトステップ癖で直球の球威が低下することがある点が不安要素。

社会人野手

度会隆輝 ENEOS 左打ち二塁手・三塁手・外野手
元ヤクルト・度会博文氏を父に持つサラブレッド。今季の都市対抗では不振だったものの、力強いスイングから快打を飛ばし、ハイレベルな社会人のオープン戦で3割以上の打率をマーク。積極的なアプローチゆえIsoDが0.032と低いのが懸念要素。

度会選手は2位までには確実に指名されるでしょう。

三井健右 大阪ガス 左打ち外野手
186cm96cmの恵まれた体格から長打を放つ、パワーツールに優れた外野手。社会人オープン戦通算打率は.387、OPSは1.053と圧巻。25歳という年齢がネック。

仮想ドラフト

各球団のニーズや公言情報を踏まえ、6巡目までの仮想ドラフトを10/23に行いました。あくまで素人の楽しみなので適当に流してもらって結構です笑

色分けの凡例は
赤→投手
黄→捕手
青→一塁手・三塁手
紫→二塁手・遊撃手
緑→外野手

囲みの凡例は
上向き三角形△→社会人
四角□→大学生
下向き三角形▽→高校生
です。

(くじ引きはルーレットのフリーサイトで行いました)

仮想2023年ドラフト

おわりに

以上78選手を扱いました。もちろん、ここで扱っていない選手が指名されて、プロの世界で活躍するかもしれません。ドラフトにかかってしまえば、全員スタートラインは同じです。
しかし、いわゆる「前評判」を知っておくことは、その選手の理想像や、来季にとどまらずその先の編成に想いを巡らせることの手助けになるのではないのではないかと思い、9000文字を超えるNoteを執筆いたしました。
筆者は、果たして何人の方がここまで読んでくれたのか知りたいので、ここまで読んでくれた方は僕の個チャに「ヤクルトスワローズで1番好きな選手」の名前を送ってください笑

読んでくれてありがとうございました!!!




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