「推しは推せる時に推せ」

遅くなってしまったけど、自分への戒めも込めて。

五彩緋夏ちゃん。
私がひなちゃんと出会ったのは、大学1年生のとき。

私のTwitter(当時)のタイムラインに、ひなちゃんがYouTubeを始めるきっかけとなった、ビフォーアフターのツイートが流れてきた記憶がある。人ってこんなに変われるんだと興味津々で、ひなちゃんの動画を見始めた。今思えば、そのツイートは私が大学に入学する1年近く前にされてバズったもので、このタイミングでタイムラインに流れてきたのは運命だったのかもしれない。

そこから、動画が投稿されれば欠かさずチェックして、メイクの方法や使っているコスメなどを参考にするようになった。ひなちゃんが出版した本は2冊とも読んだし、プロデュースしたコスメも毎日使っていた。特に、ひなちゃんがプロデュースしたコスメが発売されると聞いたときはとても嬉しくて、発売日に買いに行った。最初は人気すぎてどこも売り切れで、あちこち探し回ったのは良い思い出。ひなちゃんのお陰で、私は自分の容姿が少し好きになれた。

美容に関することだけではなくて、ひなちゃんの面白さにも元気をもらっていた。動画やTwitterではいつも笑わせてくれて、その人柄が大好きだった。Twitterでひなちゃんのキノピオのモノマネの動画を見て爆笑したので感想をツイートしたとき、ひなちゃん本人がいいねを押してくれてとても嬉しかったことを覚えている。ひなちゃんのマインドも尊敬していた。私と少ししか年齢が違わないなんて信じられないくらい、大人な考え方の持ち主だった。

私の大学生活は、ひなちゃんとともにあったと言っても過言ではなかった。そんなひなちゃんは、ある日突然いなくなってしまった。

信じられなかった。ひなちゃんの動画を見たり本を読んだりして、時々立ち止まることはあっても、突然この世からいなくなってしまうような人ではないと思い込んでいたから。それと同時に、後悔が襲ってきた。動画やインスタライブでたくさんコメントしていれば、直接会える機会には会いに行ってお話していれば、ちゃんと愛を伝えていれば。

私は、自分の愛が拒絶されるのが怖かった。私は相手のことが好きだけど、相手は私のことを好きではなかったら?人と接するとき、私はいつもそんなことを考えてしまう。怖くて独り言のようになってしまっていた私のツイートにもそっといいねを押してくれた、ひなちゃんが拒絶するはずなかったのに。

自分の好きな相手が、明日もそこにいてくれるとは限らない。たとえ自分の愛は相手に拒絶されるに決まっていると思っていたとしても、自分が愛を伝える前に相手がいなくなってしまえば、きっと後悔する。もう二度と後悔しないように、怖いものは怖いけど、自分の好きな相手にはちゃんと愛を伝えようと決めた。

ひなちゃん、これまでもこれからもずっと大好き。ひなちゃんが私にたくさんのものを与えてくれたこと、一生忘れない。本当にありがとう。

追伸 ひなちゃんの動画の中で一番好きな動画はどれかと考えたとき、真っ先に思い付いたのがこの動画でした。「こういう人にはこういうものは似合わない」と言われてしまったら、多くの人は挑戦する前に諦めてしまうと思います。「似合うようになりたい」ではなく「似合うようになる」、「なりたい」ではなく「なる」という考え方で色々な姿に挑戦するひなちゃんは、私の憧れでした。「なる」と思えば何にでも「なる」ことができる、それをひなちゃんは教えてくれました。

「自分を好きになりたい」ではなく「好きになる」。
「変わりたい」ではなく「変わる」。

ひなちゃん5しゃい『ブスな自分殺すの結構がんばってる。』

あおいさんにメッセージも預けさせていただきました。

ひなちゃん。
最近、自分の容姿に自信が持てなくなることが多いけど、ひなちゃんのおかげで自分の容姿が少し好きになれたという事実は変わらないままだし、私も自分の理想像に「なりたい」ではなく「なる」つもりでこれからも頑張るよ。

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