【ブラジル・ジカ熱】サンパウロ州第2の都市カンピーナスで122人感染

 サンパウロ市からおよそ100㎞に位置する人口およそ100万人のサンパウロ州第2の都市カンピーナス市で3月7日(月)までにジカ熱感染者は122人であることが、市の疫学監視センターによって発表されました。

 担当者は、「神経に異常があったり、妊婦を優先的に検査を行っている。」と話しており、確認出来た患者は、感染が疑われる人のおよそ60%に留まっていると見られます。

 市の北部では、妊娠後17週目に入る30歳の妊婦がジカ熱に感染していることが確認されました。市内で妊婦の患者が確認されるのは初めてです。今のところ胎児には小頭症の症状は確認されていないとしています。ジカ熱はデング熱やチクングンヤ熱と症状が似ているため診断が難しいとされています。ブラジル保健省によると、皮膚に炎症や斑点が出ている場合はジカ熱であるとしています。

 3月10日には、ブラジル連邦政府が、ジカ熱対策研究の中心的な存在であるFiocruz財団が関わる研究に対して総額1000万レアル、日本円で約3000万円の投資することも発表されています。


 

 

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