【ブラジル】妊婦にも朗報!サンパウロ大学でジカウイルスの抗体を発見・・症状終息後も診断可能

 サンパウロ大学・バイオメディカル科学研究所が、ジカウイルスに感染した組織から造られる抗体を発見したと、現地時間15日発表しました。

 従来の検査は、血液内にウイルスが存在している場合のみ検知可能なため、発症後5日以内に検査しなければならず、症状が出ていても血液中にウイルスがなくなった6日目以降では診断が出来ませんでした。

 ルイス・カルロス・デ・ソウザ教授は、

この方法によって、今まで利用可能な血清学的システムの欠陥を克服出来るます。

と話しています。小頭症感染率の高いブラジル北東部のセルジペ州イタバイアナ市で、小頭症に感染した新生児を産んだ妊婦8人に対してこの方法による検査を行ったところ、ほぼ陽性反応が出たと報告しています。

 研究所は今後、新しい検査の実現のために、ブタンタン研究所とパートナーを結び検査キット開発を進めていきたいとしています。

サンパウロ大学はブラジルの最難関大学と知られています。


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