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モラハラ被害者と貧困新ママの「周りの目」

こんにちは。Rです。
年末ですねー。
お正月は如何お過ごしでしょうか?

離婚したモラ元夫は、お金が無いのにお金があるようにふるまい、
血眼になって安い飛行機チケットを探して、お正月は海外旅行とう生活をしていました。
そして、旅行から帰ってくると、何かしらの文句を言っていたので
今は そういうのを聞く事がないので、 大変穏やかに生活しています。

で、今回のお題、というか、ずっと「何で?」と思っていた事、
モラハラ被害者と、あと、貧困シンママの 共通点について、ちりっと語ってみようと思います。


援助を拒否する 貧困家庭

語る私自身も、シンママで、どちらかというと 貧困層です。
ぶっちゃけ、年収300万に届いていません。
それでもまあ、各種補助や 慰謝料分割、養育費があるので、贅沢はできないけれど、普通には暮らしています。

あと、裕福でないシンママですが、ボランティアやってます。
その1つが こども食堂です。

こども食堂って、最初は報道で「こどもの貧困」が取り上げられて、すごい勢いで色々な所に出来て、コロナである程度淘汰され、それでも活動している所は活動してる、という感じみたいです。

おいおい、Rさん、自分貧困なのに、ボランティアとは優雅なこって、と、言う人もいるかもしれません。
モラ元夫も 私がまだボランティアやっていると知ったら「だったらもっと働いて、俺の金を当てにするな!」とか、斜め上の事を言ってくるでしょうが。

まあ、そんなことは知ったっちゃない、というところで。

こども食堂の立ち位置は、この10年で 結構変わってきました。
地域によって違うと思いますが、
私が通っているこども食堂は、近隣のおばあちゃん達も「1人で食べると味気ないし、いつも同じものしか作らないし」と食べに来るし、
ワーママさんが保育園、学童からお子さんをピックアップして来られたりもします。
そして、中にはシンママさんもいるし、家計が苦しい家庭の方も来られます。
市の生活支援課が紹介して 来てくれる方もいらっしゃいました。

こども食堂的には、よほど、趣旨に反する人には やんわーり、趣旨をお伝えして、そのうち来られなくなる感じですが。

こども食堂側としては、一番応援したいのは、もちろん、食べるものに困る方々です。

しかし、生活支援課から紹介されて来た母子家庭で、通い続けてくれる人が皆無なのです。

で、その方々が 決まって口々に言うのは
「私たちなんかが来てもいいのですか?」
なんか、って 何ねん! と 普通の人は びっくりするのですが、これは私が聞いて来た、生活困窮者のご家庭の方々が発する声でした。

そして、次にいうのが
「子どもが行きたがらないので、もう予約は取って頂かなくていいです。」

こども食堂は、子ども1人だけでも食べに来られるところです。
1人で来られる年齢なら、食べ盛りのお子さん1人でも 食べに来いよ、と思うのですが、 その子供自身が来たくないと言うのであれば、こちらは何もできないんですよね。

でも、何で 子供が来たくないって 言うんだろう?

ある、貧困家庭の ちょっとお年頃のお子さんがこの言葉をつぶやいて、以後、そのご家族はこども食堂に来なくなったのですが。

「周りが幸せそうで、居心地悪い」

一部のスタッフを除いて、そのご家庭が貧困家庭なんて、ほんと、誰も分からないはずなのに、子ども自身が「うちは援助を受けないといけない、幸せじゃない家庭なのだ」と思っちゃっている事。
胸がぎゅっとなりました。

何で貧困家庭が援助を受けたくないのか。

私が手伝ってるこども食堂の主催者は なんか おせっかいに親切な方なので、生活支援課からの紹介で来るご家庭には、食堂で使い切れなかった食材とかを 後で車で届けてあげていたんですね。

それも 辞めて欲しい という。

最初は「仕事が見つかったから、家に来られてもいないから」というけれど、たまたま車で通りかかったら、昼間に家から出てくるのを見てしまったとか。
それで、積んでいた食材をお渡ししようとしたら
「援助を受けているとご近所に知られたら困る」って。

とある生活保護家庭は「こども食堂から支援されているのがわかったら、生活保護が受けられくなるし、ご近所に生活保護を受けていることを知られたくない」と言ったとか。

なんか、支離滅裂な言い分に思わなくもないのですが。
たぶん、根底には「自分が困っていると思われたくない」のと
「他人に迷惑をかけてはいけない」が 頭の中の大半を占めているのかもしれません。

モラハラ被害者だった頃の私が「他人の目」を気にしていた話

かくいう私も、かつては ものすごく 他人の目を気にしていました。

モラと結婚する前は、相手もいないのに 「この年で結婚できなかったら一生結婚できない、寂しいおばあさんになってしまう」と、変な具合に焦っていたし、モラと付き合っている時に、何度か違和感を感じたものの、「結婚すれば何とかなる」とか思っていました。
自分の直観すら自信がなくって ある年上の方に「モラと結婚していいのか迷っている」とか相談してしまい、やっぱり「その年で結婚しなかったらRさん、あなた、一生独身よ」と言われ、 
もう、「結婚さえすれば、普通の人間になれる」と 重大なものに目をつむって結婚してしまいました。

そいで、結婚した途端、結婚相手はモラハラし始めたのですが。
モラの外面のよさしか知らない周りの人たちから
「いい人と結婚できてよかったね」と言われ、
そうか、いい人だよな、うん、と、自分を完璧な母親、奥さんにすべく、
料理屋掃除、仕事に頑張って来た。

こどもが幼稚園に通うようになると、ファッション誌を立ち読みして、また、周りのママ友の服装を観察して、マネできるものをマネしたりしていた。

今も、そういう呪縛から完全に解き放たれているか?と思うと、
今、この文章を綴りながら「はて?」と 思う位には自信はないけれど、
少なくとも、子どもの友達がみんな、パパとママと一緒に参加するようなイベントにも、しれっと母子で参加する位の度胸はついているようです。

結局は、自己肯定感なんだろうな。

という事で、私的な結論としては、
貧困家庭も、モラハラ被害者も 改善努力を要するものは
自己肯定感
なんだと 思っています。

そんなの、すぐに爆上がれば誰も何も苦労しないんだけど、
これを 何とかして 積み上げて行かないと、
未来ある子ども達にまで、
「周りが幸せそうだから、ここでご飯たべるのが辛い」と、
子供を幸せにしたいという大人が集まって運営している
「子ども食堂」で言わせてしまう事になるのですね。

貧困で こども食堂を紹介されてくるご家庭も、
モラハラでしんどくっても離婚できないと思っている方も、
過去の自分にも言いたい。

そんなに周りは、他人が幸せかどうかなんて気にしていない。
だから、しんどかったら しんどいと声を上げればいいし、
お金が無いなら、無いなりに日々を楽しむと良い。

誰からの評価でもない、自分自身を認めてあげよう。


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