ロクガツミドリ

皆さん初めまして。富山県在住、肩書は特にありません、人です。 ただいま漫画(絵本?)製…

ロクガツミドリ

皆さん初めまして。富山県在住、肩書は特にありません、人です。 ただいま漫画(絵本?)製作中です。何もかも初めてです。今年中にアップさせてみます。願わくば、みなさんと繋がれればいいな。

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第1章 絵本原作『はんぶんこ』upの巻

6年前に創作したものです。 一念発起、現在絵も製作中です。完成目標は今年末です。 完成したらupします。 不定期で、進行状況を報告させていただきます。 がんばります。 …お疲れ様でした。

    • 絵本制作、re-start11

      『牛歩前進』 三歩進んで二歩下がっています。 興味をもたれた方、↓こちら↓。

      • 第44回 第4逸話『カリュプソ』 その2

         今、レオポルドは台所に立っている。まだぐーぐー寝ている愛妻モリーのために朝食を作っているのだ。ニコニコ楽しそう。 そこへ飼い猫(鼠ハンター)が顔を出す。 「おやこんなところにいたのか」 その猫にも朝食のミルク注いだ皿を差し出す。  そして、妻のためのパンにバターを練っている時、何気に気づく。 「そうだ。たまには他のものもいいかな? う〜んそうだなあ、ハムエッグ、いやだめだ。卵は今旬じゃない。羊の肝臓。…ドルゴッシュの店(いきなり矛盾してるがここの店主名は架空。それにはちゃ

        • 絵本制作、re-start10

          『牛歩前進』 三歩進んで二歩下がっています。 興味をもたれた方、↓こちら↓。

        • 固定された記事

        第1章 絵本原作『はんぶんこ』upの巻

          第43回 第4逸話『カリュプソ』 その1

           時刻は午前8時。 つまり第一逸話の頭に戻ってる。ここから夫レオポルト・ブルーム&その妻モリーの物語が始まる。 『ユリシーズ』リスタートです。  今二人がいる場所は自宅。集合住宅です。エクルズ通りっていう、地図で言うとこのリフィー川って言うダブリンを真っ二つにする川の上側にあって、結構繁華街にある通り沿いにあります(ちなみにこの小説に出てくる全ての通り名も、店名も、1904年当時、ダブリンに実際にあった)。 この集合住宅は当時本当にあった建物です。  一応二人のキャラ説

          第43回 第4逸話『カリュプソ』 その1

          第42回 『オデュッセイア』第5歌

           5話目にして、やっとオデュッセウスの登場。   神々たちが集まって会議をしている。議題は「オデュッセウスを故郷に戻してやるか?」 「もう十分懲りたろ」「だな」  ということで帰郷を許される。  で、その当人オデュッセウスは現在どこにいるかというと、オイギュア島って島に足止めを食らっている。  のだが、牢獄に閉じ込まれているとかそんなんじゃなく、そこの主カリュプソと言う仙女(不老不死の人)の館に泊めてもらっている。しかも、ゼウスの仕業でオデュッセウスの船が難破したの

          第42回 『オデュッセイア』第5歌

          第41回 『オデュッセイア』第4歌&『プロテウス』総括

           『オデュッセイア』第4歌  古代ギリシヤ。  テレマコスはペイシストラトスに付き添われ、馬車でスパルタへ行く。 メネラオスに会う。 「父オデュッセウスの消息知りませんか?」「知っとるよ」「え! どこですか!?」 「いやぁ〜、私も戦争からの帰郷は大変でした。あっちへフラフラこっちへフラフラ。 そしたらある島で、変幻自在に姿を変える不思議なおじさんプロテウスという人偶然出会えて、で帰り道を教えてもらって、で帰れたのです」 「へぇ、そうだったんですか。で父のオデュッセウス

          第41回 『オデュッセイア』第4歌&『プロテウス』総括

          第40回 第3逸話『プロテウス』 最終回

          スティーブンは岩から立ち上がり、海岸を後にすることにした。目指すは「シップ」って名の飲み屋。時刻はまだ11時。 海に目をやると一雙の帆船が見えた。港に向かっているらしい。この船は、この後約4時間後に再登場するらしい(4時間後だったら15時くらい。じゃあ第7、8章かな?)。  でそれをぼんやり見ているスティーブ。 そして、第3逸話『プロテウス』 おしまい。

          第40回 第3逸話『プロテウス』 最終回

          第39回 第3逸話『プロテウス』 その9

           スティーブンは、眼前のある男女の女の方を、ジプシー(放浪者)女と勝手に見立て、詩作を試みる。  紙に書き留めようとポケットを探るが、出てきたのは先ほどデイジー校長から託された手紙。新聞社に届けるはずの大切な奴…。 「ごめん。端っこだけね」 手紙の端をビリッと破り、そこに彼はペンを走らせる。  それには”吸血鬼”なる単語が出てきてドキッとする。 吸血鬼といえばやっぱりドラキュラ。アイルランドの作家ブラム・ストーカー筆『吸血鬼ドラキュラ』が世に出版されたのは1896年。『ユ

          第39回 第3逸話『プロテウス』 その9

          第38回 第3逸話『プロテウス』 その8

            岩に腰を下ろし、ワンコの死骸に「うえっ」なんて言ってると、今度は向こうから生きている犬が近づいてくる(ややこしい)。  怯えるスティーブン。武器になるトネリコのステッキを掴む。 その視線の先には、遠くにスティーブン曰く「二人のマリア」の姿も見える。これは先ほど登場した女性二人のことらしい。二人は浜辺で貝拾いをしている。 「二人のマリア」とは、聖母マリアと、キリストに救われたマグダラのマリアのこと。実はこの女性たちは、スティーブンの知り合いでもなんでもない。初めて会った人

          第38回 第3逸話『プロテウス』 その8

          第37回 第3逸話『プロテウス』 その7

           サリーおばさん家を通り過ぎ、さらに歩き続けるスティーブン(たった10分ほど歩いただけなのに、凄まじい情報量)。  何気に彼は、ピジョンハウスと呼ばれる発電所に向かって歩いた。 この建物は実際にある建物(少なくとも1994年ごろまではあった)。名前のピジョンは、作った人の名前から取ったそうだが、スティーブンはここで、「ピジョンpigeon=鳩」を思う…。 ”誰がお前をこんな酷い目にした?” ”鳩のせいなのよ”    聖母マリアと夫ヨセフの会話。 鳩は神からの使い。マリアの元

          第37回 第3逸話『プロテウス』 その7

          第36回 第3逸話『プロテウス』 その6

           そして意味不明な、スティーブンの自問自答はさらに続く。 ”スティーブン君、君はいかにしても聖人にはなれないよ。昔は君も信心深かったのに。 赤鼻(酔っ払い)になりませんようにってマリア様に祈ったりもしたね。 (でも、ある時)女の人が水溜りを跨ぐのを見て、もうちょっとスカートを捲り上げるようにって、悪魔に祈ったろ。 (またある時は)雨の中で「女の裸!」って叫んだろ(つまり、信仰に反して、エロいことを考えたってこと)”  …とにかくスティーブンは苦い過去を思い出して苦しんでる

          第36回 第3逸話『プロテウス』 その6

          絵本制作、re-start8

          「苦しい策」 A Manが、狩をしました。 獲物を担いで荒野を歩く、A Man。  A Manは獲物の尻尾を握っている筈でした。  …ところが、    獲物には尻尾がありませんでした!  この動物は、映画『2001年宇宙の旅』に出てきた、今からおよそ2〜300万年前に居た、…のかどうか知りませんが、映画内ではそうなっていた名前はわからない変な動物です。  この創作絵本は映画『2001年宇宙の旅』に、オマージュを捧げています。 で、この動物は登場させたいです。

          絵本制作、re-start8

          第35回 第3逸話『プロテウス』 その5

          ”風が彼の周りを飛び跳ねた。光る風の手編みに操られ、マナナーン(伝説上の海の妖精)の駿馬どもが”  頭がクラクラするスティーブンの独白文章が続き、筆者は「俺はこのまま死ぬのか」と思った次の瞬間、突然文体が三人称になる。  海岸を歩くスティーブンの周りを、風が飛び跳ねたんだって。マナナーンなる比喩表現とか出てきて、普通の小説っぽくなり、ホッとする。 ”あの新聞投稿(ディージーに託された手紙)を忘れちゃいけない、その後はシップに12時だ” さらに小説内の情報も出てきて、「俺

          第35回 第3逸話『プロテウス』 その5

          第34回 第3逸話『プロテウス』 その4

          ”僕も罪の暗闇の中で孕まれた。生まれたのではない、造られれたのだ”  イエス・キリストは神より、造られずして生まれた、と言う。スティーブンはその反対をゆく。 ”神は大昔から、僕を存在させようと思っていたのだ。(中略)「永遠法」が神と共にあるからな” 永遠法とは、神が定めた計画。この世の全てはこれに従って進んでいるとのこと。  スティーブンはとても自意識の高い青年。…というか自惚が少々強いやつ。作家志望のインテリだもんねえ。 自分が目を開けている時間こそ世界は回ってるのだ

          第34回 第3逸話『プロテウス』 その4

          絵本制作、re-start7

          「付け足し」 …お疲れ様でした。 興味をもたれた方、↓こちら↓。

          絵本制作、re-start7