黎南

旅と美術館

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最近の記事

都会の美術館

都会の空は狭いとよくいうが、東京駅に降り立つとまわりを見渡すと所狭しにビルが並んでいる。それなりに高いビルが多い。東京駅近郊のお店やビルを探すときにまるで迷路に迷ったかの感覚に毎回陥る。 そんな苦手な東京駅前でアート空間を打ち出すとある建物"アーティゾン美術館"に初めて訪れた。少し前までは"ブリヂストン美術館"という名前で親しまれていた私立美術館だ。 なんとなく都内の美術館が苦手で、地方の美術館に魅力を感じるわたしだがアーティゾン美術館はどことなく好みな空間だった。1階の

    • 《色彩検定1級》2次試験

      色彩検定1級。本日無事2次試験を終えました。 この1週間禁酒していた。夜飲むと眠くなってしまうので、この1週間だけはお酒を控えて仕事を終えてほんの少しでも勉強をと思う気持ちを強く持った。 完全なる感覚派で、覚えることがまるで苦手なわたしの極意と呼べるのかも分からないが終えたばかりの想い。今回は、有料公開とさせていただきます。オンライン講座を受講し、受験したが独学で挑む方にも役に立つであろうポイントを3つまとめました。

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      • 夏が最高な旅-青森篇-②

        こんな景色を目の当たりにすると、都会の空が狭いなぁと思ってしまう。夏の青森はどことなく、エモーショナルで美しかった。願わくば、2年に一度くらいのペースで訪れたいものだ。 JR青森駅のすぐ隣、ねぶたの家ワ・ラッセ。3年前の夏に訪れたときは、夜にねぶたの練習をしていた。ねぶたの全てを体感できる空間。オランダの建築家 フランク・ラ・リヴィエレが手がけたモダンな佇まいが美しい。 青森の食。せんべい汁、ガレット、町のイタリアン。お昼に駅の定食屋で食べたせんべい汁が美味しくて、お

        • 夏が最高な旅-青森篇①-

          思い返すと、3年ほど前に遡るが7月の半ばちょうどこの時期に"青森"へ旅立った。東京から、夜行バス・車なしの青森の旅。きっと、当時も今も変わらず"正気?"と言われる我流旅なのだ。 朝イチにまずは十和田市現代美術館。憧れのフラワーホース。館内は、どちらかというとコンパクトではあるが、周辺を含めてひとつの街を巡るかのようにアート作品が点在しており兎にも角にもアートを満喫できる場所である。作品はカラフルだったり大きかったり、ひとつひとつがインパクトがある。館内すべてが可愛い。わたし

        都会の美術館

          旅の記憶とわたしのお薦め【関西後編】

          甲子園を目指して兵庫県神戸、宝塚、六甲、明石、有馬、西脇、丹波、姫路、淡路 ..一度は聞いたことがある地名が並ぶ兵庫県。夏の夢舞台甲子園球場までは、大阪から阪神線特急で10分とちょっと。阪神タイガースの本拠地でもある甲子園球場。やはり、大阪のイメージが近いのだろうか。 兵庫は、学生時代に神戸ファッション美術館によく行っていた。展示は勿論、ライブラリー(図書館のような空間だが、貸し出しは不可コピーは有料で可)の資料が充実していて面白かった。気がつくと1日経ってしまうような場

          旅の記憶とわたしのお薦め【関西後編】

          旅の記憶とわたしのお薦め【関西前編】

          西日本ほんの少し引っ越し(転校含め)の多かった25年だが、暮らしていたのは東日本のみ。思い返してみると、西で暮らしたことはない。約半年かけて思い出している旅の記憶とわたしのお薦めも、残りは西日本のみ。 わたしにとっての西日本は"未知との出会い"な要素が強かった。とは、行っても関西は学生時代に住んでいた名古屋から近く比較的馴染みのある地域だ。そんな関西編。 前半は、修学旅行の定番 京都・大阪・奈良。修学旅行は所謂ど定番スポットで組まれるが、改めて訪れてみるとたくさん魅力のあ

          旅の記憶とわたしのお薦め【関西前編】

          旅の記憶 オフシーズン【沖縄・福岡】

          今年の旅は、今年のうちにと。2月の旅をようやく綴りはじめる。まだ、1年経っていないことに驚きを隠せないとともにすっかり変わってしまった"旅"の在り方に戸惑いを感じながらも。 沖縄行きを決めたのは、半月前所謂、強行突破にも近いかたちで"久留米"にいきたい!という想いを貫いたところからはじまったこの旅。福岡⇆沖縄間のフライトが安価なことを知り、福岡と沖縄2泊3日で行けないかなぁと。とはいっても、なかなか予約が出来ず。 1月の半ば、南九州から帰ってきて年明け久しぶりに友人とのラ

          旅の記憶 オフシーズン【沖縄・福岡】

          旅の記憶とわたしのお薦め【四国後編】

          四国後編は、かずら橋から。ど平日だったので、外国人と一人旅の大学生しかおらず長閑な時間を過ごしました。かずら橋まで、行きはバスで向かったものの帰りはバス時間が合わずタクシーを呼ぶことに。しかし、かなりの山奥。タクシーも時間がかかるとのことで苦戦した。(2018.3徳島〜高知1泊2日) 1ヶ月ほど前に綴った四国前編。 世界の名画を一気に徳島県この旅は、三好の宿の宿泊券をいただいたことからはじまった。高知へ行きたい!と真っ先に。その後に、大塚美術館に行ってみたいんだった!と思

          旅の記憶とわたしのお薦め【四国後編】

          旅先のラジオ【北海道編】

          北海道のラジオ、どうしても聴きたかった加藤さんと山口くん。北海道で聴くべき(聴きたい!)ラジオ。地方でその土地のラジオを聴く理由って、空気感が含まれるからだと思う。ちょっとしたイントネーションだったり、ローカルトーク、CMだったり、その土地のエッセンスが入っている。 勿論、道内での音楽はサカナクション。 もう10年も以上の前にセントレイを携帯電話ではじめて聴いた衝撃もいまも頭の片隅にある。当時、祖母の携帯を借りて、着メロをダウンロードしていた。ドコモ限定の若手無料着メロてき

          旅先のラジオ【北海道編】

          旅先のラジオ【関西編】

          我が家には、テレビがないけどラジオがある。 スピーカー付のラジオは、スマホにつないで音楽や動画の音を高音質にして聴いたり生活には映像より音が流れている。いずれ、ホームシアターでも買おうかとは思っているものの一度手放してからはほとんどテレビを見なくなった。旅先も然り。特にテレビを見る気にもならず、行きの新幹線からradikoでその土地のラジオを聴く。以前からやっているのは、その土地出身のアーティストの楽曲を聴くこと。ちなみに、今回はTHE ORAL CIGARETTES。Fan

          旅先のラジオ【関西編】

          旅の記憶とわたしのお薦め【四国前編】

          高知のナッツバター屋さんDADAの内装からスタートする旅の記憶とわたしのお薦め【四国前編】 旅の記憶とわたしのお薦めと題して、それぞれの都道府県にタイトルをつけて綴っていくのが久しぶりで書き方をすでに忘れてしまっている ... 今回の四国は、香川日帰り 愛媛1泊2日(道後温泉泊) 高知徳島1泊2日となんともバラバラな旅だった。最近カツオのたたきがTwitterでバズっていてバズってるのは三陸のカツオなのだけれど、わたしにとってカツオのたたきは高知での思い出なのです。高知にい

          旅の記憶とわたしのお薦め【四国前編】

          旅の記憶 晴と鹿【山陽】

          記憶は、ぐんっと遡って入社式の頃。スーツ着てるとやっぱりシャキッとする。そんなスーツを着て旅立った晴れの国おかやま。翌日は、オフ。鹿に遭遇。スーパーは、カープ一色。そんな旅です。 3.31 販売員として売り場に立っていたので、怒涛のラスト(品出し、入金、日報)を終えて帰宅したのは日付をまたぐ手前だった。 手元には、明日早朝の新幹線のチケット。 4.1 入社式は、岡山にて。北海道・沖縄あたり以外は日帰り推奨のスーパー弾丸入社式。関東組は、もちろん日帰り対象。 前日、遅番

          旅の記憶 晴と鹿【山陽】

          旅の記憶とわたしのお薦め【関東後編】

          ざっと綴った関東前編、読んでいただきありがとうございます。北関東すきだったなぁと思い出に浸ってしまった。関東後編は、埼玉・千葉・神奈川・山梨の4県。山梨って、関東より中部に区分されることが多いみたいけれど北信越と東海を分けてしまったので今回は、関東に。 参考までに、北信越編。《新潟・長野・富山・石川・福井》生まれ育った街である北信越は地元愛深め、なはず。 そして、東海編。《愛知・岐阜・三重・静岡》学生時代(ちょっと変則的だけど6年間)を過ごした東海もわりと思い入れある街た

          旅の記憶とわたしのお薦め【関東後編】

          旅の記憶とわたしのお薦め【関東前編】

          47都道府県の旅。呆然と47都道府県制覇したいと思いはじめたのも上京してきてからだった。上京してから旅の頻度が加速し、最後は毎週のように旅していた。なんといっても、東京は夜行バス、新幹線、飛行機、どの交通手段を選んでも本数が多い。47都道府県旅をするにあたって、とても旅しやすい環境が整っていた。 ●これまでの旅の振り返り書きはじめは、北信越から。個人的な思い出もたっぷりな偏りのある旅の記録とわたしのおすすめ。 ・お米が美味しい新潟県 ・美しき自然の長野県 ・お水が美味しい

          旅の記憶とわたしのお薦め【関東前編】

          旅の記憶 ノスタルジー【山陰】後編

          エモい山陰の旅、2日目。 1日目は島根へ。 2日目は米子駅からはじまる鳥取の旅。 朝は、バスで30分ほど揺られとっとり花回廊へ。四季折々の花畑に出会える広大な敷地。今回のカバー写真は、とっとり花回廊のガラスの温室フラワードーム。美しかったなぁ。11月の頭に訪れたので、秋桜が終わりかけてサルビアが見ごろだった。ちょうど、サルビアの丘で南米アンデスの音楽デュオWAYKISがライブをしていてなんとも贅沢すぎる朝だった。 とっとり花回廊をあとに、今回の旅の目的でもある大山へ。

          旅の記憶 ノスタルジー【山陰】後編

          旅の記憶 ノスタルジー【山陰】前編

          エモい山陰の旅。 鳥取砂丘と島根の仁摩サンドミュージアムには行っていないので、また訪れたい鳥取島根。水木しげるロードにも行けていないので、え?どこ行ったの?とめちゃくちゃ聞かれた。 お土産の大山ソフトクリームサンドクッキーが大好評だった、そんな山陰の旅。因幡の白兎で有名な寿製菓のお菓子でサンドクッキーシリーズが3つあるのだけれど現地ではソフトクリームサンドクッキーしか出会わなかった。後日、新橋のアンテナショップで他の2種類も購入した。 お土産からはじまってしまったが、山陰

          旅の記憶 ノスタルジー【山陰】前編