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ジョブホッパーになってもいいのか、悪いのか?

3年以内に転職を繰り返す人をジョブホッパーと呼ぶようです。
20代であれば3回以上、30台であれば5回以上という転職回数でジョブホッパーと見做されるとどこかのWEBサイトに書いてありました。
私は1社目14年、2社目半年、3社目2年半、4社目5年、5社目2年半なので、ひょっとすると私もジョブホッパーと言われているのかもしれません。
ジョブホッパーという呼び方は、職場を変えていくことによりキャリアを構築するというポジティブな使われ方をすることもありますし、なかなか落ち着かず、忍耐力や忠誠心に欠ける人というネガティブな意味でとらえられることもあります。

会社都合での退職のカウントの仕方

会社が倒産した場合、それもジョブホップの転職回数としてカウントされるのでしょうか?
基本的に、会社の業績不振による倒産や事業売却による離職は、本人の責任とは見做されません。
とはいえ、短期間に会社都合退職というのが何社も連続すると、流石に不審に思われます。
もちろん偶々そうした事が連続することもありえますが、本当にそうであったとしても、本人に相当運がないのか、会社を見極める能力がないのかとネガティブに見られてしまうことがあることも留意しておく必要があります。

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退職理由による?

退職理由は転職時必ず質問されますが、転職回数が多い場合は、特にそこに質問が集中する事があります。
そこで全て他責な理由にしてしまう人が多いのですが、何かしら自分にも問題があるはずですので、いくつかは自責な理由を交えた方が印象が改善するかと思います。
これは私のnote「キミは何故会社を辞めたのか?」のテーマでもありましたが、どんなに前向きだったり、他責な環境要因があったとしても、少なからず自責な理由を探し出す事ができると思います。
なんでも他人や環境のせいにするよりも、反省できるという自己改善能力を証明した方が得策と思います。

在職期間は?

一世代前は結構長い期間在籍していたことを期待する人が多かったかもしれませんが、今は3年間在籍していれば基本的に問題があるとは思われません。
3年間で周期的に転職されていても、その転職理由が正当なものであれば、ネガティブにとらえられないケースの方が多いと思われます。
業種や職種によるかもしれませんが3年間あれば一通りの仕事をして、ある程度の実績を残せるからです。
経営層、人事であればもう少し長いスパンが必要かもしれません。一方、エンジニアであればプロジェクトで区切りが来るので2年程度でもいいかもしれません。
一方で1年以内の退職を2回以上続けてしまうと、どんな理由があろうとも、流石に何か問題があるのではないかと思われてしまいます。
実際、私も半年で会社都合で退職した後は、次は長く勤める必要があると判断し、退職リスクの高い外資でなく日本企業を選択しました。

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ジョブホッパーになっていいのか?悪いのか?

個人のキャリアに対する考え方によるので、一概にいいのか、悪いのかという判断はできません。
ジョブホッパーがネガティブに受け止められてしまうのは、パフォーマンスがだせず、居場所がなくなって、転職を繰り返している人が結構な数存在してしまっているからなのです。
3年毎に転職されても、それぞれの会社でしっかりした実績を残しているのであれば、素晴らしいキャリアであると私は思います。
ジョブホッパーがポジティブなのかネガティブなのかは、つまり、転職回数や在職期間が問題ではなく、第三者にも認められるような実績を継続的に残してこられたかどうかで決まるのです。

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