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職務経歴書でソフトスキルはどう表現するのか? - 転職で成功する職務経歴書の書き方 #4 -

過去3回にわたって職務経歴書の書き方を解説してきましたが、求職者のほとんどの方々が気づいていないポイントがあります。

ハードスキルとソフトスキル(というか人間性)

職務経歴書や履歴書ではあなたの人間性を知ることができないということです。
「え、職務経歴書というのは、自分のやってきた仕事、役割、業務、成果(いわゆるハードスキル)だけを記載するものではないの?」という疑問を持たれるかもしれません。
でもよく考えてください、人を採用する時に、採用担当者はその人のハードスキルだけで100%判断しているでしょうか?
そんなことはないはずです。
カルチャーマッチ、既存チームとの相性等から、そもそもあなたがいい人なのか(ソフトスキル)ということを重要視しているはずです。
どんなに経験豊富で頭が良くても、邪悪な人(Google風に言うとevil)を採用してしまうと、チームは崩壊し、最悪会社が潰れてしまうかもしれません。
人間性の優れた人であれば、多少の経験不足でもいい仕事をしてくれる確率は高く、やはり人間性はかなり重要なファクターなのです。

ここで、人はいいけど、業界経験が少ない求職者がいたとします。おそらくこの方は、書類審査の通過率がかんばしくないでしょう。
なぜなら職務経歴書でいい人かどうかを判断できないからです。
私は職務経歴書でも5-15%位の分量で、ご自身の人柄がわかる内容を記載することをお薦めしております。
弊社の職務経歴書テンプレートであれば、学歴、社外活動、転職軸、信条等の部分で、ちょっとしたエピソードや、仕事を進める上で大事にしている事などを記載していただくと、無味乾燥なレジュメに、人間味溢れるフレーバーがトッピングされます。

例えば、
「高校生の時、往復4時間の通学を無遅刻無欠席の皆勤賞でした!」
というエピソードであれば、勤勉さや忍耐強さ等がアピールできます。
経験が少なくても、忍耐強さが求められる仕事であれば、その部分で目に留まり、ちょっと話を聞いてみようと思われるかもしれません。
誰しも、何かしら仕事で大事にしていることがあると思います。そうした思いを職務経歴書の中のエピソードのなかから感じ取れる場合もありますが、いっそ信条として書いてしまうことをお勧めしています。
例えば、強みとして「単にコミュニケーション能力が高い」と書くよりも、信条として
「チームメンバーの考えを深く理解するように努める為、コミュニケーションを密にとりつつ、チーム全体で目標を達成するのが好きです。」
といった表現にする方が評価は高くなると思います。

こうした工夫により面接をクリアし、良い転職をされることを願ってやみません。
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