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Qwauso の 田舎暮らし「冬茶」

小生の猫の額ほどの山には自生のお茶の木が沢山生えている。
先日、ビワの木の周囲を伐採した折にも根元で大きく枝を伸ばした
お茶の老木が有り、伸びすぎた枝を刈り取った。


そのままに放置して於こうとも思ったが、頭の片隅に「冬茶」という言葉が
残っていたので、大きく硬い葉を摘み取り、密閉パックに入れ日当たりの
良い窓辺に置いた。


数日放置し発酵して色の変わった茶葉を5枚ほどサーモスに入れ
熱湯を注ぎ、しばらく置く。


その味はあの大きくて硬い葉からは到底、想像出来ない
ほのかな甘味の後に広がる微かなお茶そのものの味!
濃い味の料理やきつい味のコーヒーに慣れた舌を覚醒させる軽く優しい味である。
母が昔やっていた様に、炒っては揉み、炒っては揉みを繰り返せば、普通の緑茶に近づくだろうが、暫くはゆっくり醗酵したこの軽やかな味を楽しむ事にした。
山からの冬の贈り物である!

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