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神経発達症(発達障害)息子の母になる〜母の入院と息子の幼稚園⑥


この問題があった当時、

息子は簡単な要求語は言えていたのですが
お腹が空いた時に言えていた
「ご飯食べたい」を言わなくなり
わーわーと泣き喚きながら家の端から端まで走って壁を殴ったり、ドタバタと暴れるようになっていました。

また言葉が消失していました。

できていたことができなくなる「後退」

自閉症スペクトラム(以下:ASD)を持つ子どもたちの中には、以前できていたことができなくなる「後退」を経験する子がいます。
この現象は、保護者様にとって驚きや不安を感じるかもしれませんが、ASDの子どもたちにおいては比較的一般的な現象とされています。

コペルプラスさんより引用

自閉症の子どもは、先天的に視覚優位のため、話し言葉に注意を向ける習慣が少なく、そのため、瞬間的に消えてしまう話 し言葉という情報を取り込むことが苦手です。 また、言葉に添えられた表情やニュアンスの読み取りに課題があるため、言葉 の意味や情感を理解することも苦手です。

川崎市HPより引用

上記は息子の自閉症状に当てはまっているのですが、あの仏頂面の「教育は管轄外」連呼オヤジに
自閉息子の対応ができるわけがないと思いました。


言葉に添えられた表情やニュアンスの読み取りに課題がある子に鉄仮面の無言おやじの組み合わせは最悪です。

娘のHちゃんの誕生会で幼稚園に招かれていた友人Aが、息子と加配Oの様子を動画で撮ってきてくれたものを見ましたが

誕生会をやっているホールからフラーっと出ていく息子をOが追いかけ、捕まえ
俵担ぎをして戻ってきました。
泣いて嫌がっていてる息子を完全に無視して、
室内に放り込んでいるのを見て唖然としました。


「無言で捕まえて無言でホールに戻してたよ。
息子くん、嫌そうに泣いていたけど完全に無視。

ちなみに誕生会に来ていた親たちにも全然挨拶しないし、警備員みたいな感じ。
先生っていう仕事ぶりじゃなかったよ」

友人Aは加配Oをそう、評していました。
Aとは20年来の親友で
Aの娘Hちゃんと息子は幼馴染です。

Aは息子を可愛がってくれていたので、
Oに対して、Hちゃん共々とても怒っていました。


おそらく息子は大勢が集まる場所が嫌で抜け出したかったのだと思いますが

ASDの特性
◎感覚過敏◎
・細かいミスや違いに気づきやすい
・人混みなど騒がしい場所が苦手
・音や光、触感などに敏感で、それらの好き嫌いを強く自覚しやすい 

dodaチャレンジさんより引用



教育は管轄外と言い切るOには理解する気持ちがあるわけがありません。

友人Aの話を踏まえた上で
再び園長に電話をしました。

開口一番に質問したのは

当初、加配者(O)に加配をつけているという馬鹿げた話がありましたが、Oの話では常時ではないとのことだったがそれはどうか。

ということです。
これに対してはやはり

園長
「…お母さん、すいません。
たしかに、そういうこともあるんです」


という回答が返ってきた。
そりゃあそうだろう、どう考えてもおかしい。
何故、世話をしなきゃならない人間(しかも大人で給料が発生)を増やすのか意味がわからない。

阿呆の極みだ。

とすれば、言うことは一つだった。

「教育して頂くために
幼稚園に行っているのに

対話もしない見守るだけ。
教育は管轄外という警備員のような人に
託していることに意義を感じません。

やっていることは追いかけて捕まえるだけですよね?

私どもとして
このまま彼が息子の担当をし続けるのは不安ですし

家にいるより悪いです。
教育機関の加配者という立場で、
お話ができないと言い切る人なんていますか?
彼は一体何歳なんですか(Oは当時37歳でした)

登園させることが無意味ですので
お休みさせていただきたく思います。」

そう言うと、園長は露骨に慌てた。


園長
「え!いやぁ、あの〜
わたしたちも気持ちはわかるんです。
申し訳無いです。

ご両親が不安だというのに
こんな感じ、あんな感じと言って終わらせるのは
ちょっと乱暴じゃないかと
ついさっきも彼が帰る前に話しました。


わたしも
管轄外、管轄外って…
おまえ大人か?って思いますし
教育とかではなく
大人として言えることはあると、わたしも思います。

これは
私たちの指導が足りないという
ところもあります。



だけどね、お母さん。
ちょっと期間が空いちゃって
幼稚園に行かない時間が長くなってしまうと
せっかく慣れを積み重ねてきたのに
またリセットされちゃいますよね?

だからそこはどうか
ちょっと申し訳ないですが
考え直して欲しいんです。


私たちもできるだけ
息子さんを彼と2人きりにさせないように
気をつけますので。

ちょっとお時間ある時お話ししませんか?」

ということで、
幼稚園側からの提案で
いきなり話し合いをすることになりました。

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