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会話でリズムを刻みたい

こんにちは。

今日は、コミュ障の私が人との関わりの中で「この人とは合うな」と感じる時のポイントについて少し語ってみようかなと思います。

結論から言ってしまうと、私が一番その人との相性の善し悪しを感じてしまうのは、「会話のリズム感が心地いいか」という部分です。

それは必ずしも「会話が盛り上がるか」とは合致しません。

言いたいことをできるだけ分かりやすくするために、ちょっと音楽の話に例えてみます。

世の中には、アップテンポで情報量が多く、頭にガンガン響いてくるような曲もあれば、ゆったりとしていて言葉数が少なく、心に優しく染みてくる曲もあります。

これはどちらの方が良いか決まるようなものではありません。私は両方とも好きです。

多分、それぞれの曲の中で歌詞とかメロディーとかの要素がうまく融け合って、聞いていて心地よい1つの流れになっているからじゃないかな。

ドラムの叩き方も、ドラマーによって様々です。

シンプルでかつ推進力があるリズムや、パワフルで野性的なリズム。手数が多いわけではないけど、独特のうねりがあって癖になってしまうようなリズム…

生み出されるリズムの表情は、その演奏方法によってコロコロと変わっていきます。

激しく連打してダイナミックに演奏する人もいれば、最低限の音だけを冷静に叩きつつメリハリのある演奏をする人もいます。

それらのテクニックに正解はなく、それぞれが独自のプレイスタイルで、気持ちのいいリズムを刻んでいきます。

「聞いていて気持ちがいいか」。
ドラムの上手い下手の判断は、最終的にはそこに凝縮されるんじゃないかと私は思っています。

まぁ何にせよ、いい演奏をする人は、右手と左手のコンビネーションの仕方が抜群に上手いんですよね。


そして、私が「いい会話だ」と感じるのはまさに、私と相手が二対のスティックになって、いいフレーズを叩けたときなんです。

音楽が生み出すリズムは独自の「ノリ」となってその会場の空気を左右しますが、私は、誰かと会話をする時に感じる雰囲気もそれと似たようなものだと思っています。

発言の数、話すときの間、一言ずつの重み、リアクションの取り方……
それらを互いに重ね合わせながら、二人で会話の流れを作っていく。リズムを刻んでいく。

あぁ、ずっとこのリズムを聞いていたいな。
このリズムに乗っていたいな。
そう思えるような会話に出会うと、私は最高にテンションが上がります。

まぁ、中々そんなグルーヴには出会えないんですが…(笑)

どちらかが一方的にマシンガントークを飛ばしたとしても、相手の相槌とツッコミがシンバルの役割を果たして上手くメリハリをつけてやれば、スピード感と安定感のある良い「ノリ」が出来上がります。

話す割合が1:1だろうと1:2だろうと1:5だろうと、それで小気味いいリズムが刻めるなら、それは相性がいいということです。

私の経験ですが、そういう場合は大抵、聞き手の返しの方がリズムの要になっているような気がします。

逆に、話したい内容の重みが大きくズレていたり、間が合わなかったり、相手が自分の欲しいところで拍を打ってくれなかったりすると、だんだんとその場にいるのが苦痛になるような空気感が漂ってきます。

それを回避しようと無理やり相手に合わせてバランスを取ろうとしても、いまいちノれない。
たとえ会話が盛り上がっているように見えたとしても、本当はちっとも気持ちよくない。

そんな経験ないですか?私はあります…。

むしろ、互いにポツポツと発言するだけで、全然笑い声が上がるような会話じゃなくても、なんか気持ちいいな、いいリズムだな、と思うこともあります。

そんな時にやっぱり、相性って大事だなぁと思ってしまいますね。(;・ω・)

小気味いいリズムは、その中にいる人を自然と楽しい気分にしてくれます。

その時の会話によってその人が果たす役割は変わりますが、できればお互いに心地よくなれるような会話ができればいいなと思います。

noteでの記事はどうしても一方通行になってしまいますが、ぜひ読みながら心の中で相槌を打ったり反論したりして、私との会話でリズムを刻んでみてください。(笑)

おまけ。
カナダのロックバンド「ラッシュ」のドラマー、ニール・パートのドラムソロです。
ドラムセットが小さい要塞みたいになってますが(笑)
個人的に聞いていてすごく楽しいなと感じる演奏なので、ここでおすすめさせていただきます。よかったら見てみてください。

読んでくださりありがとうございました。
少しでも読んでくれた方に伝わればとても嬉しいです。

では、今回はここまで~。

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