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#03-2/3 「3人の私」その2:自己否定する私~受けてしまったストレスの対処編②~

2人目の「自己否定する私」を紹介します。1人目の「自己肯定する私」と真逆になりますが、彼との付き合いは長く、自己紹介にも書いたように私は常に周囲からの情報を疑うだけでなく、自らの行動が本当に正しかったのか自己否定(自問自答)しながら生きています。


◎自己否定という自問自答の大切さ(転職の闇からの脱出より)

はじめての転職のとき、失業手当給付期限が迫ってくると若くスキルも未熟な私は

「自分がいなくても世の中は回る=自分は世の中に必要とされていない」

という強迫観念に襲われた時期がありました。
それでも自問自答した結果、誰がいなくなっても世の中は回る、大統領がいなくなっても世の中は回るのだから・・・。そんな当たり前のこと「考えるだけムダ」という結論に達しました。
 
もし「あなたの代りはいくらでもいる」と言われたら「あなたもね」または「そうですね。大統領だって代えはいますしね」と思えばよいのです。
 
こうして自身の考え方のベクトルが間違っているのでは?ということに気づきベクトルを逆にしてみました。

「企業にとって自分が必要か」ではなく「自分にとってこの企業は必要か」

という視点に切り替えることで「働かしてもらう」という受け身ではなく「働いてやる、損はさせない」という考え方で履歴書作成や面接に臨んだ結果、転職活動は好転しました。

企業側も将来「歯車」となる人材よりも「エンジン(原動力)」となる人材の方が欲しいのですから、それぐらいで丁度よかったのです。
(面接時に直接アピールするかは面接官を見て判断してください、必ずしも表に出す必要はなく自身に秘めていれば十分です。)
 
こうして、ストレス免疫を自身のなかで1つずつ作っていくことで、少なくとも同じ種類のストレスに対しては、そのストレスの大小にかかわらず対応できるようになるでしょう。

◎未来の選択に対する自己否定は「自己分析」と「未来ストレス対応」

今、将来に対する自分の選択が正しいのか考えるとき、もし別の選択をした場合どうなるのかという「自己否定」をしてみましょう。

本当に正しいのかを自問自答(自己否定)することは自己分析に繋がり、トラブルという「未来のストレス源」が発生したときに、素早く対処方法を提案できるようになるでしょう

◎過去の失敗に対する自己否定は「過去ストレス処理」と「次へのステップ」

失敗に対して「落ち込む」ことは悪いことではないと考えています、ただ持続するのがよくないだけです。

どうすればよいのか、それは「短期間にしっかり落ち込む」ことです。これでもか!と落ち込むことでその後は「あがる」しかなくなるのです。
このときは何かを解決しようと考えてはいけません。なぜなら落ち込む理由のほとんどはやり直しのできない「過去のこと」だからです。
 
私は「5分くらい無責任な人間が言える最大限の罵声(仮想)を自分に浴びせ」徹底的に自分を責めます(はじめての人はキッチンタイマーを用意すると良いでしょう)。

仮想とはいえ、無責任な人間の罵声に対してイライラしてくるでしょう。5分後、この件については「私は世界の誰よりも十分に落ち込んだ、これで終わり、次に活かそう!」となります。

正確には落ち込んだといよりも、誰よりも罵声を浴びたという自負かもしれませんが、これで十分なのです。
 
目的は「私は十分に落ち込んだと自分を納得させ」今後同じことで「くよくよしない」ためなのですから。
 
その後で、「それで何が悪かったのか、改善点はあったのか?」を考えることで、「次へのステップ」へ向けて前向きな自己分析ができるようになります。
 
この順番が重要です!「①短期間に徹底的に落ち込む、②その後で改善方法を考える」
 
「自己否定する私」は「受けてしまったストレスの対処」において最も有効な手段と考えています。

次は最後に生まれた3人目 「その3:第3者として私を見る私」(コンサルタントの誕生?)を紹介します。
 
 「なまけ弁当」

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