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#01+1 AIによる経営の破壊的イノベーション(補足:懸念事項について)

「#01 AIによる経営の破壊的イノベーション」で将来的にAIがいくつかの経営候補案を出し、そこから社員が選ぶ「社員総意」の経営についてのメリットを説明しましたが、補足として経営者が抱く懸念事項についてまとめてみました。


◎「社員総意」に経営者が抱く懸念事項

<即決ができなくなることの懸念>

AIとWEB投票システムを使えば緊急性の高い判断も容易に行えます。
この場合はアンケート式ではなく候補選択式で、例えば社員の70%を超える回答があれば集計して結果を出してよいなどの事前準備は必要になります。
※アンケート式については#01の「具体的なAI運用方法」項目参照

<多数決によりAI候補選択結果が現状維持に傾くことの懸念>

1年後不採用にしたAI候補案について、仮に選択していた場合現在どのようになっていたかをAIに分析させ結果を社員にフィードバックすることで、例えば攻めが必要だという傾向情報を社員に共有し、判断材料にしてもらうことで防ぐことができます。
※AI候補案の詳細については#01の「具体的なAI運用方法」項目参照

<AIに社員への動機づけができるか>

今の経営者は社員を動かそうと(大きな舵を切ろうと)、極端な目標(達成不可能な目標)を掲げることが多く、これが現場を見ていないと社員の反感を買っています。たとえ経営者の判断が正しかったとしても、それが浸透するには時間が掛かりスピードが要求される現代では効果的ではありません。上記のようなAIによる傾向情報フィードバックにより、短期間に直接社員に動機付けができるため、世の中の急激な変化にも対応できる強い企業として生き残ることができるでしょう。
 
突拍子も無い提案は、経営者が行うと混乱を招くだけです。大事なのはそのような提案が現場から生まれる環境を作り、それを承認する経営者だと思います(#01提案を承認できる経営者か)。 


現場の人間も企業の将来について考えているということをご理解いただければと思います。

最後まで、お読みいただきありがとうございます。
 
「なまけ弁当」


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